柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

科学の力

2007-03-27 08:40:53 | Weblog
能登半島の地震、さぞや怖いことでしょうね。余震が続く気味の悪さ。想像するに余りあります。当地でも思い出したように地震が来ます。九州や四国震源の地震が波及します。「おお、揺れたのう」というもので震度3くらいです。震度6なんてのはきっととんでもない奴でしょう。地震の火山の台風のと、昔から日本を特徴づける自然現象ですが、それこそ大昔から対応策は進歩しません。新聞にありましたが、地震の前触れ(先行波とでも言うのでしょうか)は、本揺れの5秒前に感知できるんですって。「机の下に隠れるだけの時間がある」「外に飛び出るだけの時間がある」なんて言って、そういう情報が一般家庭まで届いてないなんて憤る文を読みましたが、5秒前ですよ、「ええ?!」とびっくりしているうちに揺れてきます。科学の力というのはそんなもんなんですね。火山の噴火前というのはどれくらいの精度でどれくらい前に予測できるのか知りませんが、地震はこの程度ですね。役に立ちません。台風もそうですわね、「無力さ」とすればこっちがもっと典型的ですか、何日も前から来るぞ来るぞとあれだけ煽っておいて、果たして予想通り正確にやってくる、そしてやられ放題やられる。進路をそらすとか、雨風を減ずるとか、これだけ科学が進歩している世の中に何もできません。気をつけてください、早く避難してください、こればかりです。地面が揺れ割れるんですから、地震は逃げようがないとも観念できますし、あのインドネシアの大津波みたいな奴はどうにも逃げられませんが、台風はねぇ。ゆっくりゆっくりやってくるのに、結局逃げるに逃げられないという顛末でしょう、毎回毎回。台風ですらこうなんですから、5秒前にどんな通知もらっても役にたたん!っつうの。学者根性というか役人体質というか、ね。とまれ、被災地には気の毒なことです。どこに起こってもおかしくないこと、今回も幸い難を逃れることができた運を喜ぶことです。
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