ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

マカロン@サン・テミリオンとボルドーワイン紀行(11/21 NHK BSプレミアム)

2015-11-21 10:06:24 | 甘いもん
先日、11月18日にオープンしたリチュエルの“マカロン・バスク”を紹介しましたが、この素朴なマカロンを見た時に、私はボルドーの“サン=テミリオンのマカロン” をすぐさま思い浮かべました。



こちらが、10年くらい前にサン=テミリオンで買ってきたマカロンです。
カラフルなマカロン・パリジャンとは違い、“マカロン・バスク”の方に似ています。

サン=テミリオンのマカロンは表面が少しゴツゴツしていますが、食べると、ややしっとりした感じでした。



焼く時に敷かれた紙を付けたまま、あまり飾り気のない紙箱で売られていました。

サン=テミリオンのマカロンは地味ですが、食べておいしく、価格もお手頃なので、実を取る人へのお土産にオススメです。



サン=テミリオンの街中ではマカロンを売る店が何軒もありました



フランスでは各地にマカロンがあるようで、調べてみると、
ロレーヌ地方(フランス北東部、アルザス地方の西側)ナンシーのマカロン・ド・ナンシー、ピカルディー地方(フランス北部、ベルギー国境近く)アミアンのマカロン・ダミアン、ポワトゥー地方(フランス中央西部、大西洋に面する地域)モンモリオンのマカロン・ド・モンモリオンetc...

ナンシーのマカロンはサン=テミリオンとよく似た円盤型で、表面がひび割れています。
アミアンのマカロンは棒状にしたものをカットして焼いた、厚みのあるガレット系。
モンモリオンのマカロンは生地を口金で絞って焼きます。

どれも焼きっぱなしで、素朴で飾りっ気がありません。
マカロンの材料は、基本はどれもアーモンド、卵白、砂糖
パリのカラフルなマカロンも同じ材料ですから、なんだか不思議な感じがしますけれど。

そういえば、私が子供の頃にも、コロンと丸い形の“マカロン”と呼ばれる、焼きっぱなしの茶色いお菓子がありました。
ザクザクした食感で、生地にピーナッツが混ぜられているものもありました。
スーパーの袋菓子で売られていた庶民的なお菓子です。これは今も見かけます。

現代は、マカロンといえば、カラフルな“マカロン・パリジャン”が日本では市民権を得ていますが、昔から袋菓子として売られていた焼きっぱなしのそのマカロンこそ、フランスの地方に残るマカロンに倣ったんでしょうか…


サン=テミリオンの街角



さて、ボルドーの話題をもうひとつ。

フランスのボルドーを訪れた女優の堀北真希さんを密着取材したTV番組
「素顔トラベラー堀北真希フランス編~ボルドーワイン紀行~」
11月21日(土)夜に放送されます。

堀北さんが取材に行かれたのは、2015年9月のこと。
ぶどうの収穫やアッサンブラージュ(ブレンド)を体験したり、ボルドーのワインスクールで学んだり、若手生産者との語らいなどが盛り込まれているそうです。





放送日:2015年11月21日(土)19時30分〜21時00分 [NHK BS プレミアム]

タイトル:素顔トラベラー堀北真希フランス編〜ボルドーワイン紀行〜
     女優・堀北真希が、フランス・ボルドーを訪問。
     伝統のワイン作りを体験しながらそこで働く若者達と共に素顔の自分を再発見


※CIVB(ボルドーワイン委員会)が取材協力をしています
 画像はボルドー委員会のプレスリリースより引用しました


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