ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ボジョレー・ヌーヴォー2015解禁!

2015-11-19 12:00:00 | ワイン&酒
11月第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日

ということで、 ボジョレー・ヌーヴォー2015 が 11月19日(木)に解禁 されました!

夜中の0時解禁ですから、すでに飲まれた方もいらっしゃるようで、今年はなかなかの飲みごたえあるヌーヴォーのようですね。

1959年からボジョレの新酒を手掛けているメゾン・ジョゼフ・ドルーアンによると、

2015年は、ぶどうの育成から収穫まで最高の状態で進められ、雨が少なかったためにブドウの果皮は厚めになりました。果実の重さはやや軽めで、収穫量は非常に少なかったものの、濃い色合いのワインとなりました。ほのかなスパイスやリコリス、ブラックベリーなどの黒い果実の風味が感じられ、フレッシュで親しみやすく、やわらかなワインとなっています。



2015年のボジョレー・ヌーヴォーは期待できそう!

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは2015年が創業135周年になるので、2015年のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーには、135周年を記念した新デザインラベルが貼られます。

このドルーアンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015は、ANA国際線(一部路線)ファーストクラス・ビジネスクラスで振る舞われるそうですよ。


    
左が従来のラベル  右が135周年記念ラベル(2015年)



日本はボジョレー・ヌーヴォーの大得意先。その60%が日本に向けて輸出されるとか。
とはいえ、輸出量はピーク時の約半分近くにまで減少しています。

かつての日本ではワインを飲む機会が多いとはいえず、クリスマスや記念日、そしてボジョレー・ヌーヴォーくらいがせいぜいでした。
ボジョレー・ヌーヴォーは、ワインを楽しむ一大チャンスだったので、普段ワインを飲まない人も、この時とばかりに購入したわけです。

ところが、ワイン消費が増え、世界各国のさまざまなワインが日本市場に入り、また、日本産ワインの活況もあり、ボジョレー・ヌーヴォーでなくともワインを飲む機会が格段に増えました。
そんなことから、消費者の意識の中では、ボジョレー・ヌーヴォーの比重がだんだんと軽くなっていったと思われます。



とはいえ、なんだかんだといいながらも、ワイン好きなら、今年のボジョレー・ヌーヴォーを飲まなきゃいられない!かもしれません(笑)

私もまだ口にしていませんが、今日は夕方から出かけ、いくつかヌーヴォーを飲む予定です。
飲んだものは明日にでも紹介しますね。




数年前の解禁直後、私はパリにいました。
町の小さなビストロで頼んだグラス1杯のボジョレー・ヌーヴォーがとてもおいしかった!
今年のパリが、穏やかに解禁日を迎えられることを祈りたいですね。


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