ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

チョコとワインのマリアージュ実践

2015-01-27 19:15:27 | 甘いもん
本業はワインなのに、このところはスイーツジャーナリストのような記事ばかりが続きます(笑)

今日は ワインとチョコレートのマリアージュ のお話をしましょう。


サロンデュショコラに登場した エクアドルの「PACARI」の紹介記事の中で、生産者がワインに提案したいというチョコレート がありました。


クスコのピンクソルトを混ぜ込んだチョコレート (PACARI)

このチョコレートの小さいサンプルをいただいてきたので、自宅でワインと合わせてみました。



ちょうど仕事用で開けたジンファンデル(アメリカ)とピノ・ノワール(フランス) の2種の赤ワインがあったので、これらに合わせてみました。

予想通り、スパイシーで果肉感があり、ビターチョコのニュアンスのあるジンファンデルの方が、繊細なピノ・ノワールよりもマッチしました。

ワインはドライ過ぎないタイプ の方がいいですね。
赤ワインなら、力強い甘さのあるバニュルス(フランス)や、濃厚な甘口シェリー(スペイン)などの方が合わせやすいと思います。

このマリアージュで大事な要素は“塩”だと思います。
塩がカカオの甘み、風味を引き立てていると感じました。




チョコレート効果 カカオ72% & 86% (明治)

次に、同じ赤ワイン2種で、買っておいたこちらのチョコともマリアージュを試してみたところ、カカオ含有量が高いほど、ワインとの馴染み方は離れていきました。


左が72%、右が86%  国産チョコレートでここまでの出来は素晴らしい

パカリのチョコレートにはピンクソルトの粒が混ぜ込まれているので、チョコレートそのものはビターでありますが、塩がチョコとワインを繋いでくれた ように思います。

ということは、カカオ含有量の高いビターチョコに塩を加えれば良さそうとか?
今夜、早速試してみます

甘酸っぱいベリー系のジャムを仲介役にしても、赤ワインとのいいマリアージュが期待できそうな気がします。これもトライしてみたいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする