南仏コート・ダジュールで1870年創業の名門 「HOTEL DU CAP -EDEN-ROC オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」 の シェフパティシエ、リリアン・ボンヌフォワさんのプレゼンテーションを“サロン・デュ・ショコラ”(東京・新宿)最終日のステージで拝見後、彼に独占インタビューさせていただきました。
伊勢丹のサロン・デュ・ショコラには5年連続の出店となるそうで、リリアンさんも5回目の登場です。
まずは今回出店していたチョコレートの紹介からしましょう。
浮き輪をモチーフにしたデザイン が目を惹きました。
左)フィンガーショコラデ 右)アソート・ブエ(浮き輪)
なぜ浮き輪?と不思議に思ったら、ここは、1914年にコート・ダジュールで初めて海際に“海水プール”が造られたホテルだそうです。
よって、ホテルのロゴマークに浮き輪が使われています。浮き輪は大事なシンボルなんですね。
2014年はちょうど100周年 だったことから、100周年と記されています。
こちらも「100周年記念タブレット」 -1920年代を物語るような色彩の絵画が描かれています
さらに、今回のサロン・デュ・ショコラの新作として、浮き輪型の2つのタブレットが登場しました。
左)ブラックチョコレート+ヘーゼルナッツペースト 右)柔らかいキャラメルとバニラベース
さまざまなチョコが詰まった「ショコラアソート」も各種ありました
私が気になったのは、シャンパンのコルクとキャップ(ミュズレ)を模したチョコレート。
ホテル内にある“シャンパーニュ・ラウンジ”で出しているチョコレートだそうですよ。
だから、チョコレートの名も「シャンパーニュ・ラウンジ」
チョコレートにもシャンパーニュが使われています。
このラウンジについてリリアンさんに尋ねたところ、夕方5時から夜中の1時まで開いているラウンジバーで、シャンパーニュはもちろん、遅い時間(22時以降)になると、コニャックやシガーも出します。
夕陽を眺めながらここでシャンパーニュ飲むと、最高だそうです!
夜といえば、「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」という名前のチョコがあったので、名前の由来を尋ねてみました。
左より)「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」
どれも夜9時以降のチョコレートだそうで、「アフター9」は食後の口の中をさっぱりさせるためにミントを使っており、「アフター10」は、22時以降にさらに街に繰り出して遊びたい人のためのエネルギー補給的なアーモンドプラリネで、イチジクとアプリコットが使われています。
「アフターミッドナイト」は、ちょっとセクシーな意味らしく、ショウガ、サボテンのジュを使った、夜中に頑張るためのチョコレートだとか(笑)
そもそも、チョコレートには媚薬的な意味もありましたね
ここで、ホテルのこと、リリアンさん自身のことをもう少し詳しく訊いてみました。
コートダジュールのアンティーブに1870年に創業した 「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」は、映画祭で有名なカンヌに近いロケーションにあるリゾートホテルです。
ホテルは1870年に建てられた本館(オテル・デュ・キャップ)と、1914年に海側に建てられた別館的なパヴィリオン(エデン・ロック)の2カ所に分かれています。
ホテルには、マレーネ・デートリッヒ、ブリジット・バルドー、アラン・ドロン、カーク・ダグラスといった往年の銀幕スターをはじめ、映画祭で訪れるハリウッド俳優や女優たち、世界の要人やVIP、また、かつてはピカソやシャガールなどの芸術家たちも滞在しました。
ピカソの陶芸美術館もこの近くにあるそうですよ。
2週間、3週間、1カ月と長期滞在するリピーターが多く、ガストロノミーな料理ばかりでなく、そうした長期滞在者のワガママに応えて、メニューにないようなリゾットやボロネーゼのパスタといったものも提供しているとか。
たしかに、毎日ごちそうが続くとつらく、日本人ならお茶漬けが食べたくなりますものね。
実際、ある日本人常連客は炊飯器を持参し、スタッフに米の炊き方を教えて、毎朝おにぎりを作ってもらったとか(笑)
「大都市にある大きなホテルとは、ホテルとお客様との関係が違う」とリリアンさん。
ビデオでホテルや周辺の写真を見ると、海を目の前にした、本当に美しいところです。
※下にホテルのHPのURLを貼り付けたので、ぜひご覧ください
自然も豊かで、季節ごとにさまざまな風景が楽しめます。
中には冬の雪の写真もあり、驚きました!
避寒地だと思っていましたが、雪も降るんですね。
最近は、冬の寒さを避ける客よりも、夏のリゾート客の方が多いそうです。
リリアン・ボンヌフォワさん はそんなホテルで25歳からパティシエを務め、今年で20年となります。
彼は、美食の町として有名なロアンヌ出身で、ロアンヌの「トロワグロ」、フランス領カリブでジャック・カーニャ氏(GUANAHANI)の師事を経て、南仏コート・ダジュールのアンティーブにあるこのホテルのパティシェとなりました。
リリアンさんは、「海が好きだから、ここは気に入っている」、と言います。
奥様もロアンヌ出身ですが、子供たちはアンティーブで生まれ、育ちました。
20年も同じところにいるとは、よほどこの地を気に入っているんですね。
今回のサロン・デュ・ショコラで、リリアンさんはメインステージでチョコレートを使ったデザートのデモンストレーションを披露してくれました。
家庭でも作れるということで、詳しいレシピや造り方を紹介しながらのデモンストレーションでしたので、それもリポートしたいと思います。
エスプーマ仕立てのムースショコラ クレミュー・キャラメルとフレッシュマンゴー添え
が、長くなってきましたので、明日また改めて紹介させていただきます。
乞うご期待!
→コチラ で紹介
そうそう、リリアンさんのチョコレートが買えるのは、新宿では今日までのサロン・デュ・ショコラでのみです。
フランスでは、このホテルまで行かないと購入できません。
しかも、ホテル内にはショップがなく、レセプションのスタッフに「チョコレート買えますか?」と尋ねて、初めて出してもらえるとか。
このイベント限定のものはホテルでも手に入りませんので、買い逃しのないように!
もし、買いはぐった方は、「28日からは京都に行く」とリリアンさんは言っていましたので、京都で入手してください。
※その後の他の開催地(大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌)ではあるんでしょうか?
http://www.salon-du-chocolat.jp/about#tab-access
HOTEL DU CAP -EDEN-ROC
http://www.hotel-du-cap-eden-roc.com/fr/accueil/
伊勢丹のサロン・デュ・ショコラには5年連続の出店となるそうで、リリアンさんも5回目の登場です。
まずは今回出店していたチョコレートの紹介からしましょう。
浮き輪をモチーフにしたデザイン が目を惹きました。
左)フィンガーショコラデ 右)アソート・ブエ(浮き輪)
なぜ浮き輪?と不思議に思ったら、ここは、1914年にコート・ダジュールで初めて海際に“海水プール”が造られたホテルだそうです。
よって、ホテルのロゴマークに浮き輪が使われています。浮き輪は大事なシンボルなんですね。
2014年はちょうど100周年 だったことから、100周年と記されています。
こちらも「100周年記念タブレット」 -1920年代を物語るような色彩の絵画が描かれています
さらに、今回のサロン・デュ・ショコラの新作として、浮き輪型の2つのタブレットが登場しました。
左)ブラックチョコレート+ヘーゼルナッツペースト 右)柔らかいキャラメルとバニラベース
さまざまなチョコが詰まった「ショコラアソート」も各種ありました
私が気になったのは、シャンパンのコルクとキャップ(ミュズレ)を模したチョコレート。
ホテル内にある“シャンパーニュ・ラウンジ”で出しているチョコレートだそうですよ。
だから、チョコレートの名も「シャンパーニュ・ラウンジ」
チョコレートにもシャンパーニュが使われています。
このラウンジについてリリアンさんに尋ねたところ、夕方5時から夜中の1時まで開いているラウンジバーで、シャンパーニュはもちろん、遅い時間(22時以降)になると、コニャックやシガーも出します。
夕陽を眺めながらここでシャンパーニュ飲むと、最高だそうです!
夜といえば、「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」という名前のチョコがあったので、名前の由来を尋ねてみました。
左より)「アフター9」、「アフター10」、「アフターミッドナイト」
どれも夜9時以降のチョコレートだそうで、「アフター9」は食後の口の中をさっぱりさせるためにミントを使っており、「アフター10」は、22時以降にさらに街に繰り出して遊びたい人のためのエネルギー補給的なアーモンドプラリネで、イチジクとアプリコットが使われています。
「アフターミッドナイト」は、ちょっとセクシーな意味らしく、ショウガ、サボテンのジュを使った、夜中に頑張るためのチョコレートだとか(笑)
そもそも、チョコレートには媚薬的な意味もありましたね
ここで、ホテルのこと、リリアンさん自身のことをもう少し詳しく訊いてみました。
コートダジュールのアンティーブに1870年に創業した 「オテル・デュ・キャップ エデン・ロック」は、映画祭で有名なカンヌに近いロケーションにあるリゾートホテルです。
ホテルは1870年に建てられた本館(オテル・デュ・キャップ)と、1914年に海側に建てられた別館的なパヴィリオン(エデン・ロック)の2カ所に分かれています。
ホテルには、マレーネ・デートリッヒ、ブリジット・バルドー、アラン・ドロン、カーク・ダグラスといった往年の銀幕スターをはじめ、映画祭で訪れるハリウッド俳優や女優たち、世界の要人やVIP、また、かつてはピカソやシャガールなどの芸術家たちも滞在しました。
ピカソの陶芸美術館もこの近くにあるそうですよ。
2週間、3週間、1カ月と長期滞在するリピーターが多く、ガストロノミーな料理ばかりでなく、そうした長期滞在者のワガママに応えて、メニューにないようなリゾットやボロネーゼのパスタといったものも提供しているとか。
たしかに、毎日ごちそうが続くとつらく、日本人ならお茶漬けが食べたくなりますものね。
実際、ある日本人常連客は炊飯器を持参し、スタッフに米の炊き方を教えて、毎朝おにぎりを作ってもらったとか(笑)
「大都市にある大きなホテルとは、ホテルとお客様との関係が違う」とリリアンさん。
ビデオでホテルや周辺の写真を見ると、海を目の前にした、本当に美しいところです。
※下にホテルのHPのURLを貼り付けたので、ぜひご覧ください
自然も豊かで、季節ごとにさまざまな風景が楽しめます。
中には冬の雪の写真もあり、驚きました!
避寒地だと思っていましたが、雪も降るんですね。
最近は、冬の寒さを避ける客よりも、夏のリゾート客の方が多いそうです。
リリアン・ボンヌフォワさん はそんなホテルで25歳からパティシエを務め、今年で20年となります。
彼は、美食の町として有名なロアンヌ出身で、ロアンヌの「トロワグロ」、フランス領カリブでジャック・カーニャ氏(GUANAHANI)の師事を経て、南仏コート・ダジュールのアンティーブにあるこのホテルのパティシェとなりました。
リリアンさんは、「海が好きだから、ここは気に入っている」、と言います。
奥様もロアンヌ出身ですが、子供たちはアンティーブで生まれ、育ちました。
20年も同じところにいるとは、よほどこの地を気に入っているんですね。
今回のサロン・デュ・ショコラで、リリアンさんはメインステージでチョコレートを使ったデザートのデモンストレーションを披露してくれました。
家庭でも作れるということで、詳しいレシピや造り方を紹介しながらのデモンストレーションでしたので、それもリポートしたいと思います。
エスプーマ仕立てのムースショコラ クレミュー・キャラメルとフレッシュマンゴー添え
が、長くなってきましたので、明日また改めて紹介させていただきます。
乞うご期待!
→コチラ で紹介
そうそう、リリアンさんのチョコレートが買えるのは、新宿では今日までのサロン・デュ・ショコラでのみです。
フランスでは、このホテルまで行かないと購入できません。
しかも、ホテル内にはショップがなく、レセプションのスタッフに「チョコレート買えますか?」と尋ねて、初めて出してもらえるとか。
このイベント限定のものはホテルでも手に入りませんので、買い逃しのないように!
もし、買いはぐった方は、「28日からは京都に行く」とリリアンさんは言っていましたので、京都で入手してください。
※その後の他の開催地(大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌)ではあるんでしょうか?
http://www.salon-du-chocolat.jp/about#tab-access
HOTEL DU CAP -EDEN-ROC
http://www.hotel-du-cap-eden-roc.com/fr/accueil/
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