現在、新宿で開催されている サロン・デュ・ショコラに初出店している、エクアドルのプレミアムオーガニックチョコレートブランド 「PACARI」(パカリ)の創設者によるセミナーに参加してきました。
パカリ はエクアドル初のハイクオリティーチョコレートブランドで、世界で唯一インターナショナルチョコレートアワーズ3年連続金賞受賞するなど、非常に注目されています。
創設者のサンティアゴ・ペラルダ氏(エクアドル出身、43歳)は、The Fine Chocolate Industry Association(FCIA)によって、南米人として初めて“最も優れたチョコレートメーカー”(2013年)に選ばれています。
パカリの日本上陸は公式には初ですが、2年前に都内で行われた比較テイスティング会 に参加したご縁がありましたので、今回の生産者来日をとても楽しみにしていました。
パカリの創設は2002年。サンチアゴさんが妻のカーラさんと一緒に立ち上げました。
「PACARI」はエクアドル現地の古いケチャ語で、“夜明け”“自然”を意味するとか。
エクアドルはチョコレートの原料であるカカオの世界的生産地で、世界のカカオの70%がエクアドル産だそうです。
創設当時、付加価値の高いエクアドル産のオーガニックカカオのほとんどがヨーロッパの大企業に流出していた現状と、カカオ生産者には二束三文の代金しか渡されないことに疑問を感じていたサンチアゴさんは、自分たちでカカオを作ろうと思いました。
しまし、カカオからどのようにしてチョコレートを作っていけばよいのか、その頃のエクアドルにはチョコレート作りのノウハウがなかったのです。
つまり、カカオ栽培には200年の歴史があり、カカオはエクアドルの主力産業であったにもかかわらず、カカオ豆を輸出するだけだったんですね。
そこからサンチアゴさんたちの苦労が始まりました。
サンチアゴさんは、3500のカカオ農家と契約し、直接かかわりながら、すべてオーガニックなやり方でカカオを育て、収穫したカカオ豆を発酵させ、チョコレートを作っていきます。
パカリでは、女性が働きやすいよう、収穫用の袋の軽量化をはかったり、カカオ豆の乾燥施設をつくるなど、チョコレート産業の近代化に努め、高品質のカカオ豆を市場価格よりも高く仕入れることで、栽培農家の生活向上にも貢献してきました。
また、パカリは世界で唯一バイオダイナミクス農法でカカオ作りに取り組んでいる企業で、2012年にはデメターのバイオダイナミクス認証を取得しています。
環境に配慮したカカオ栽培を農家とともに実践し、オーガニック農業の学校をつくるなど、農家とともに自然を第一に考える姿勢に共感させられます。
パカリのコンセプトは、「Tree to Bar」。
パッケージに「RAW」という言葉がありますが、直訳では「生の」ですが、「できるだけ手を加えない、成分を壊さない」で作ったチョコレートです。
カカオ豆を加熱する際にも、48度以下の温度を保つとか、加工の手順をできるだけ少なくし、カカオ本来の成分、栄養分、生命力などを最大限に取り入れるようにしています。
そうして作られるのが Raw Chocolateで、パカリはローチョコレートのリーダーでもあります。
まず味わってほしいのが、カカオ豆の栽培地によるフレーバーの違いを楽しめるバーです。
北部の雨の多い地域のパナマ近くのカカオで作られた「エスメラルダ(60%」と、日照の多い砂漠のカカオで作られた「マナビ(65%)」では、香りからまず違います。
ペルーの白いカカオ豆を使った「ピウラ」は、シトラス、クレーム・ブリュレetc...の香りが複雑
現地のゴールデンベリー、野性の高原ベリー、チリのスパイスなど、南米ならではのフレーバーも。
各タプレットは50g 920円(税別)~と、比較的お手頃なので、あれこれ食べ比べると楽しいですね。
クスコのピンクソルト入りのチョコはワインにも合うとのことなので、これは試してみようと思います。
パカリのチョコレートは、サロン・デュ・ショコラの期間中に会場で購入できます。
※全フレーバーは販売されていません
(輸入元:株式会社ニッシンイクス /本社:山口県下松市)
サロン・デュ・ショコラ
2015年1月21日(水)~25日(日)
http://www.salon-du-chocolat.jp/
パカリ はエクアドル初のハイクオリティーチョコレートブランドで、世界で唯一インターナショナルチョコレートアワーズ3年連続金賞受賞するなど、非常に注目されています。
創設者のサンティアゴ・ペラルダ氏(エクアドル出身、43歳)は、The Fine Chocolate Industry Association(FCIA)によって、南米人として初めて“最も優れたチョコレートメーカー”(2013年)に選ばれています。
パカリの日本上陸は公式には初ですが、2年前に都内で行われた比較テイスティング会 に参加したご縁がありましたので、今回の生産者来日をとても楽しみにしていました。
パカリの創設は2002年。サンチアゴさんが妻のカーラさんと一緒に立ち上げました。
「PACARI」はエクアドル現地の古いケチャ語で、“夜明け”“自然”を意味するとか。
エクアドルはチョコレートの原料であるカカオの世界的生産地で、世界のカカオの70%がエクアドル産だそうです。
創設当時、付加価値の高いエクアドル産のオーガニックカカオのほとんどがヨーロッパの大企業に流出していた現状と、カカオ生産者には二束三文の代金しか渡されないことに疑問を感じていたサンチアゴさんは、自分たちでカカオを作ろうと思いました。
しまし、カカオからどのようにしてチョコレートを作っていけばよいのか、その頃のエクアドルにはチョコレート作りのノウハウがなかったのです。
つまり、カカオ栽培には200年の歴史があり、カカオはエクアドルの主力産業であったにもかかわらず、カカオ豆を輸出するだけだったんですね。
そこからサンチアゴさんたちの苦労が始まりました。
サンチアゴさんは、3500のカカオ農家と契約し、直接かかわりながら、すべてオーガニックなやり方でカカオを育て、収穫したカカオ豆を発酵させ、チョコレートを作っていきます。
パカリでは、女性が働きやすいよう、収穫用の袋の軽量化をはかったり、カカオ豆の乾燥施設をつくるなど、チョコレート産業の近代化に努め、高品質のカカオ豆を市場価格よりも高く仕入れることで、栽培農家の生活向上にも貢献してきました。
また、パカリは世界で唯一バイオダイナミクス農法でカカオ作りに取り組んでいる企業で、2012年にはデメターのバイオダイナミクス認証を取得しています。
環境に配慮したカカオ栽培を農家とともに実践し、オーガニック農業の学校をつくるなど、農家とともに自然を第一に考える姿勢に共感させられます。
パカリのコンセプトは、「Tree to Bar」。
パッケージに「RAW」という言葉がありますが、直訳では「生の」ですが、「できるだけ手を加えない、成分を壊さない」で作ったチョコレートです。
カカオ豆を加熱する際にも、48度以下の温度を保つとか、加工の手順をできるだけ少なくし、カカオ本来の成分、栄養分、生命力などを最大限に取り入れるようにしています。
そうして作られるのが Raw Chocolateで、パカリはローチョコレートのリーダーでもあります。
まず味わってほしいのが、カカオ豆の栽培地によるフレーバーの違いを楽しめるバーです。
北部の雨の多い地域のパナマ近くのカカオで作られた「エスメラルダ(60%」と、日照の多い砂漠のカカオで作られた「マナビ(65%)」では、香りからまず違います。
ペルーの白いカカオ豆を使った「ピウラ」は、シトラス、クレーム・ブリュレetc...の香りが複雑
現地のゴールデンベリー、野性の高原ベリー、チリのスパイスなど、南米ならではのフレーバーも。
各タプレットは50g 920円(税別)~と、比較的お手頃なので、あれこれ食べ比べると楽しいですね。
クスコのピンクソルト入りのチョコはワインにも合うとのことなので、これは試してみようと思います。
パカリのチョコレートは、サロン・デュ・ショコラの期間中に会場で購入できます。
※全フレーバーは販売されていません
(輸入元:株式会社ニッシンイクス /本社:山口県下松市)
サロン・デュ・ショコラ
2015年1月21日(水)~25日(日)
http://www.salon-du-chocolat.jp/