写真①:「安心院町葡萄酒工房」の入り口
=大分県宇佐市安心院町で、2012年5月11日撮影
〈大分・町歩きスポット〉 5
:安心院町ワイナリー
宇佐市安心院町の「鏝絵(こてえ)通り」町歩きを楽しんだあと、麦焼酎「いいちこ」の製造で知られる「三和酒類株式会社」(同市山本)が経営している安心院ワイナリー(「安心院町葡萄酒工房」。同市安心院町下毛)=写真①=に立ち寄りました。醸造場や貯蔵庫、ブドウ畑、試飲ショップ、ワイナリーレストラン、土産物屋などの施設があります。
試飲ショップ1階には、多くのワインを展示=写真②=。マイカードライブの途中なので、芳醇な安心院ワインを試飲できなかったのは残念でした。
写真②:試飲ショップ1階に展示されたワイン
広い敷地の一角には、日本の標高7百㍍前後の山中に自生する珍しいメグスリノキ(目薬の木。カエデ科)=写真③=が、植栽されていました。高さ約10㍍の落葉高木で、樹皮に含まれる成分が、眼病予防や視神経活性化、肝機能改善に効果があるとされ、「長者の木」や「千里眼の木」などとも呼ばれています。名前の由来は、樹皮や葉の煎じ汁で目を洗うと眼病に効くことからという。
写真③:植栽されているメグスリノキ
「安心院葡萄酒工房」入り口そばにあるナニワイバラ(難波茨。バラ科)の垣根=写真④=は、大輪の一重咲きの白い花(直径約10㌢)がきれいでした。一説では、江戸時代に中国から伝わり、大阪の植木屋さんが広めたことから「難波茨」の名が付いたという。中国・台湾原産で、常緑性の原種のつるバラです。
写真④:一重の白い大きな花がきれいなナニワイバラの垣根
(今回の〈大分・町歩き〉シリーズ連載おわり)