写真①:店内の壁に掲げられた火縄銃
=福津市津屋崎3丁目14-3の「筑前津屋崎人形巧房」で、2014年11月19日撮影
「筑前津屋崎人形巧房」に伝わる火縄銃
黒田官兵衛・長政ゆかりの銃と同型
福津市津屋崎3丁目にある「筑前津屋崎人形巧房」(原田誠七代目当主)店舗内の壁に掲示されている火縄銃=写真①=が、黒田官兵衛ゆかりの火縄銃と同型と分かり、来店の観光客に注目されています。
福岡市美術館が展示している福岡藩祖黒田如水(官兵衛)、初代藩主長政親子の火縄銃(烏天狗金象嵌)は、銃身に金の象嵌が施されています。「筑前津屋崎人形巧房」に掲示の火縄銃について、原田当主は金の象嵌がない以外は同じ形をしているのに気付いたが、父親で六代目当主の活男さん(故人)から同店に伝わる理由は聞いていないという。
「筑前津屋崎人形巧房」は江戸時代中期の安永6年(1777年)創業。平成15年(2003年)、名探偵浅見光彦が活躍する旅情ミステリー作家・内田康夫さんの小説『化生の海』の舞台になり、同小説がテレビ・ドラマやマンガ化され、全国的に有名になりましたが、放映終盤を迎えたNHKテレビの大河ドラマ『軍師官兵衛』ブームの折、官兵衛ゆかりの火縄銃でも話題を呼びそう。