吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

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〈催事〉0580:「大空を舞うコウノトリに出会える」フットパスウオーク③

2019-10-29 15:30:00 | 行楽催事

 

写真①:コウノトリと縁がある「久久比神社」拝殿

    =兵庫県豊岡市下宮で、2019年10月26日午前8時25分撮影

 

「全国フットパスの集い2019in但馬」

「大空を舞うコウノトリに出会える」フットパスウオーク

〈リポート〉③コウノトリと縁がある「久久比神社」

 兵庫県豊岡市で10月26日開催の「大空を舞うコウノトリに出会える」フットパスウオーク(約4Km)は、「コウノトリの郷駅(旧「但馬三江駅」)」スタート後、約1Km先の同市下宮(しものみや)に鎮座するコウノトリゆかりの式内社「久久比(くくひ)神社」=写真=へ到着

  「久久比神社」は日本で唯一、コウノトリと縁がある神社で、久久比はコウノトリの古名という。神社が鎮座する下宮地区は、昔から村(くくいむら)と言われており、古来から多くのコウノトリが空を舞っていた地域。『日本書紀』によると、垂仁天皇が家来の者に捕獲して献上するよう求められ、天湯河板挙命(あめのゆかわらたなのみこと)がこの地でコウノトリを捕まえたとの説が伝わるという。拝殿右手にある小社の鳥居わきには、狛犬ならぬ“狛=写真が控えています。

 

 

写真②:拝殿の手の小社の鳥居わきに控える狛犬ならぬ“狛

 国指定重要文化財の本殿=写真③=は室町時代中期の永正4年(1507年)再建され、三間社流造り、柿葺(こけらぶき)。蟇股(かえるまた)や、龍、鳳、象、獅の彫刻も優れています。

 

写真③国指定重要文化財の「久久比神社」本殿

  「久久比神社」は、延喜神名式に記される但馬国城崎郡二十一座のうちの小社で、もと胸形(宗像)大明神と称され、木の神・久久能智命(くくのちのみこと)を祀った式内社。一説には、多紀理比売命(たぎりひめのみこと)、天湯河板挙命を祀るという。多紀理比売命は、世界遺産登録の宗像大社(福岡県宗像市)の祭神・宗像三女神のうち沖ノ島の沖津宮に祀られています。豊岡市に宗像神が祀られていたとは驚きです。本殿の扁額に「胸形大明神」と書かれていました=写真④=。

 

写真④:「胸形大明神」と書かれた本殿の扁額

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