吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年1月4日/〈日記〉202・「津屋崎の古地図」展示

2008-01-04 06:48:14 | 日記
写真①:1階「大広間」の北側廊下に掲示されている「津屋崎の古地図」
     =福津市福祉会館「潮湯の里 夕陽館」で、2007年12月31日撮影


『幻の雑煮』で評判の店・「千房」も載っています
「津屋崎の古地図」展示
――福津市福祉会館「潮湯の里 夕陽館」

 福津市津屋崎海岸にある市福祉会館「潮湯の里 夕陽館」(℡0940-52-3353)で、1階「大広間」北側廊下に「津屋崎の古地図」=写真①=が2つ掲示されているのをご存知でしょうか。初〝潮湯〟に浸かったあと、ご覧になったら、いかがでしょう。

 1つは、「明治末頃の新町」。明治40年代から大正の初めごろの津屋崎新町の地図で、商家が立ち並んだ〈津屋崎千軒〉通りの店舗名や各家の生業が、表示されています。仕出蒲鉾「守田館」や、旅館「浦島館」、小間物仕立て「イトヤ」などの屋号のほか、漁業従事者の家と一般住宅も識別されています。

 もう1つの古地図は、昭和元年から10年ごろまでの「昭和初期の新町」。豊村酒造の南側にあった飲食店「千房(ちぶさ)」や、「玉突屋」、菓子「鐘川商店」などといった店舗名、経営者名のほか、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員112人)が発行した津屋崎千軒まちなみ散策地図〈津屋崎千軒そうつこう〉に掲載して話題になったミステリー・スポットの「オガンタン石畳」、「馬の首」の表示もあります。

 この「千房」=写真②=では当時、〈津屋崎の〝蒸し雑煮〟〉と呼ばれた独特の雑煮が評判で、博多芸者が「津屋崎の『幻の雑煮』を食べに行きまっしょう」と、お客さんを連れて「千房」を訪れていたという。現在、店舗はなくなり、敷地はさら地になっていますが、「海とまちなみの会」が1月24日(木)午後6時30分から福津市の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で開く新年定例会で『幻の雑煮』の味の再現に挑戦、〈津屋崎の〝蒸し雑煮〟を楽しむ会〉を行います。


写真②:昭和初期の「津屋崎の古地図」に載っている飲食店「千房」
     =福津市津屋崎で、2008年1月3日スキャン

 「海とまちなみの会」の女性会員らは、この茶碗蒸し風の雑煮のレシピも用意する予定です。会費100円は当日持参。どんな味なのか、お楽しみに!
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