吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2016年5月14日/〈日記〉575・「津屋崎塩田」跡に新たに発電所建設

2016-05-14 12:46:20 | 日記

 

写真①:「津屋崎塩田」跡に新たに建設される発電所工事(向こうに建つのは旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突)

     =福津市西竪川で、2016年5月14日撮影

 福津市・「津屋崎塩田」跡に新たにメガソーラー

九電工新エレルギー社の「太陽光発電所」建設

  福津市渡にある「津屋崎干潟」東に隣接した西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地で、福岡市中央区清川3丁目にある九電工新エレルギー社(塩月輝雄代表取締役)の「津屋崎第一、第二太陽光発電所」の建設工事が始まっています=写真①=。

  「太陽光発電所」現場に掲示された「開発事業標識」や「土砂埋建て等に関する標識」=写真②=によると、開発事業の施工面積は西竪川2323番1、2316番にある61,905平方㍍。工事は、九電工福岡支店福岡北営業所(福津市西福間2丁目)が施工し、工事期間は平成29年3月31日まで。現在、西竪川2323番1の土地61,820平方㍍のうち44,762平方㍍を土砂埋め立て等を同28年9月30日までに行う工事が進んでいます。

 太陽光発電所」工事現場の向こうに、昭和20年代に操業していた旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突が建っており、広大な「津屋崎塩田」が製塩で活気づいていた当時の面影を伝える〝近代化遺産〟ともいえる遺構ですが、この煙突の敷地まで工事は及ぶのでしょうか。

 

写真②:建設工事現場入り口に掲示された土砂埋建て等に関する標識」看板

  この建設工事現場南東側のある西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地には平成25年、三井松島産業(福岡市)の子会社・MMエナジー株式会社(同)が、約3万2千平方㍍の用地に総出力約2千㌔・㍗の太陽光パネル約8千5百枚を建設。また、「津屋崎干潟」奥の福津市渡池尻の用地約5万5千平方㍍にも同年、「百田興産」(福岡市)の太陽光パネル約8千枚(総出力約2千㌔・㍗)が建設されました。

 すでに周辺2か所にメガソーラーが建設された「津屋崎干潟」には、世界に約2千羽しかいないという環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧ⅠA類」指定のクロツラヘラサギ(トキ科)10羽前後が毎冬、朝鮮半島から渡来。池尻のメガソーラー・パネル群の東に接した水路は、同干潟とともに福岡県鳥獣保護区に指定されています。これまで同水路は、冬の渡り鳥・クロツラヘラサギやヘラサギ(トキ科)、留鳥のカワセミ(カワセミ科)、バン(クイナ科)など野鳥の採餌や休息の楽園になっています。

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