写真①:「第37回全国町並みゼミ鹿島・嬉野大会」のポスター
11月7日から9日まで佐賀県鹿島・嬉野両市で
「第37回全国町並みゼミ鹿島・嬉野大会」開催
「第37回全国町並みゼミ鹿島・嬉野大会」(主催・同大会実行委員会、特定非営利活動法人全国町並み保存連盟)=写真①=が、11月7日から9日まで佐賀県鹿島・嬉野両市で開かれます。私が所属している福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に届いた案内文書によると、「つなごう歴史遺産 みがこう町並み文化~有明海で栄えた塩田津と浜宿~」をテーマに、人口減少や少子高齢化に直面するなかで、町並みや景観をどう継承していくか、全国の町並み保存団体の課題解決の糸口を探るのが狙い。私も第35回の福岡大会(福岡市)、第36回の倉敷大会(岡山県倉敷市)に続いて3年連続で参加の予定です。参加申し込みは、9月20日までに実行委員会事務所(鹿島市浜町の肥前浜駅内、℡0954-69-8004)へ。
今大会の主会場は、旧長崎街道筋の宿場町で栄えた鹿島市肥前浜宿=写真②=の「呉竹酒造東蔵」と嬉野市塩田町塩田津の「市社会文化会館リバティ」。熊本義泰・大会実行委員会委員長は2006年11月、私が福津市企画政策課主催の町興しワークショップ・「津屋崎千軒考え隊」隊員として先進地視察した「肥前浜宿 水とまちなみの会」の会長でした。塩田津にある「塩田職人組合」の視察研修団20人は2013年7月に福津市まちおこしセンターを訪れ、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」と交流、意見交換しており、ご縁があります。
写真②:「醸造町」として白壁土蔵の町家が並ぶ〝酒蔵通り〟
=鹿島市浜町の「中島酒造」前で、06年11月19日撮影
大会プログラムによると、初日の11月7日は午後1時から鹿島市浜町の「呉竹酒造東蔵」=写真③=で開会セレモニーのあと、熊本大会実行委員長の司会で鈴田滋人(人間国宝・鍋島更紗)、高島忠平(元佐賀県教委副委員長)、刈谷勇雅(元文化庁鑑査官)の3氏を話し手とした「鼎談」ディスカッションや、各地からの活動報告が行われます。
2日目の8日は、午前9時30分から町並み見学。午後1時30分からは7つの分科会(鹿島市4、嬉野市3)に分かれ、「地域に根差した産業とまちなみ~観光ツーリズム~」などのテーマごとに意見を交わします。3日目の9日は、嬉野市社会文化会館リバティで全体会が開かれ、分科会報告や全国町並み保存連盟40周年記念行事として座談会「町並みのこれまでとこれから」が高橋賢一・同連盟事務局長の報告で行われます。正午の大会宣言を採択五、閉会の予定。
写真③:シンポジウムやコンサートの会場にも利用されている「呉竹東蔵」
=鹿島市の呉竹酒造で、06年11月月19日撮影