写真①:「第35回全国町並みゼミ福岡大会」第5分科会が開かれる「福津市文化会館」
=福津市津屋崎1丁目で撮影
12月1日(土)、「第35回全国町並みゼミ福岡大会」第5分科会を津屋崎で開催
「町並みの保存・継承と町家等の活用」をテーマに
「福津市文化会館」で討議します
“A Quaint Town Tsuyazaki-sengen”(古風な趣のある町・〈津屋崎千軒〉)が、全国に注目されるビッグイベントが12月1日(土)、福津市津屋崎地区で開かれることになり、運営を担当する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」のガイド仲間たちと11月13日、「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」で打ち合わせ会を開きました。
このイベントは、「地域遺産の再発見とまちの魅力創出―福岡から活かそう 町並みとアジア文化―」をスローガンに、特定非営利活動法人全国町並み保存連盟と実行委員会が主催する「第35回全国町並みゼミ福岡大会」です。11月30日(金)、国土交通省や文化庁、観光庁、福岡県、福岡市、福津市などの後援も得て福岡市の都久志会館で開幕。「これからのまちや地域の景観づくり」をテーマにした座談会と、全国各地からの報告「町並みの保存と課題」などを行います。2日目の12月1日は、福岡市内4か所と福津市、太宰府市内各1か所で計6分科会を開き、最終日の同月2日は福岡市立婦人会館で分科会報告とシンポジュウム「地域遺産を守り、どう活用するか~女性の活動現場から~」を行います。
第5分科会は、1日午後1時から「福津市文化会館」=写真①=2階・大研修室で「町並みの保存・継承と町家等の活用~空き家再生の視点から~」をテーマに開催。山口覚・NPO法人地域交流センター津屋崎ブランチ代表(「海とまちなみの会」景観デザイン委員会委員長)がコーディネーターを務め、田上健一・九州大大学院准教授と松井薫・京町家情報センター代表をアドバイザーに迎え、パネリストの岸野裕児(NPO法人龍野町家再生活用プロジェクト)、中村泰典(NPO法人倉敷町家トラスト代表理事)、大島真一郎(NPO法人八女町家再生応援団理事)の3氏が討議します。
「第35回全国町並みゼミ福岡大会」のチラシ表=写真②=裏のデータと参加申込書(参加費・一般5千円、学生3千円)については、同大会ホームページhttp://www.pureriver.net/からダウンロードできます。
写真②:「第35回全国町並みゼミ福岡大会」のチラシ表面
第5分科会には、全国の町づくり団体のリーダー約80人が参加する予定。昭和49年(1974年)に「全国町並み保存連盟」を結成した住民組織の「財団法人妻籠を愛する会」(長野県南木曽町)をはじめ、大分県日田市の「豆田町伝建保存会」や福岡県八女市の「八女福島町並み保存会」、京都市の「NPO法人京町家再生研究会」、北海道小樽市の「小樽再生フォーラム」など国選定「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」の歴史的町並みの保存活動に貢献している著名な団体から多くの参加申し込みが寄せられています。
「海とまちなみの会」では、第5分科会参加者を対象に1日午前中に行う町並み見学で〈津屋崎千軒〉をボランティアガイドするほか、分科会終了後は津屋崎海水浴場にある「民宿まさご」で交流会を行う予定で、先進地の町づくり団体リーダーのそうそうたるメンバーから町並み保存や町家再生の智恵を学べる絶好の機会と喜んでいます。
12月2日に福岡市立婦人会館で開かれるシンポジュウムでは、柴田富美子・「藍の家保存会」代表(「海とまちなみの会」景観デザイン委員会副委員長)がパネリストとして登壇する予定。1日の第5分科会に続いて、〈津屋崎千軒〉の町並み保存活動が全国の参加者たちからスポットライトを浴びることになりそうで、わくわくしています。