とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012踊子歩道ウォーキング(前半)

2012-03-05 23:55:39 | 観光
3月4日の日曜日は、伊豆天城峠から河津七滝を経て、湯ヶ野までの踊子歩道を歩いた。そして、その後も欲張って河津桜祭り会場まで歩いた。歩数計の表示は32000歩くらいあった。当初は、気楽なハイキング気分で行ったのだが、現地に着いてビックリ。予想外の状況にやはり山を舐めてはいけないなと思った。

日曜日の早朝、家を出発した。東名高速道路の沼津ICを降り、修善寺方向に向かう。修善寺を過ぎ、高度を上げていくと次第に路肩に溜まっている雪が多くなってきていた。この日は、朝からずっと曇りで晴は望めない天気だった。雨が降っていないだけありがたいといった状況だ。浄蓮の滝を過ぎた辺りから、まるで雪国に入ったような景観となっていた。伊豆でも積雪があることは知っていたが、この時期での雪にはビックリだ。幸い道路の雪は溶けていたので車の通行については支障がなかった。まずは、川端康成の「伊豆の踊子」にちなんで整備された踊子歩道の始点である水生地下の駐車場に車を止めた。


ここから踊子歩道が始まる。車も通過できる歩道だが、積雪で通行止となっている。進めるのは歩行者だけだ。


車の轍には雪がないので、その上を歩いて進む。なにか冬山に来たような雰囲気である。みんな、こんな状況は予想していなかったので完全な冬山装備ではない。このままずっと歩いていけるのか心配だった。それでも、黙々と雪道を歩いていった。しばらく進むと、伊豆の踊子文学碑と川端康成のレリーフがあった。


そこからさらに1.5キロほど進むと天城山隧道(旧天城トンネル)の入口に着く。天城山隧道は、現存する石造道路隧道のなかで全国で始めて重要文化財に指定された素晴らしい土木構造物である。


いよいよ、これからトンネルを抜け天城越えをすることになる。


トンネルの内部は、切石積で造られており、全長は445.5mあるそうだ。出口が僅かに見る。


出口に到着。トンネルの反対側には、ほとんど雪がなく入口とはまったく違う雰囲気だった。天城峠を境にまったく違う気象条件になっているのだった。


振り返って出口を見た様子。


さて、トンネルを出た先は、更に大変な状況になっていた。倒木がやたらにあり、大雪の被害なのか強風の被害なのか良くわからないが、とても車は通れる状況ではなかった。枝を掻き分け前に進んだ。






つづら折の下り坂が終わると寒天橋に着く。石川さゆりの「天城越え」にも出てくる橋である。ここから舗装道となる。


寒天橋のすぐ下に、二段になって落ちる高さ20mの二階滝(にかいだる)がある。




国道を横切り、杉林の中を進んでいくと、わさび田がところどころに見えてくる。


次第に川の音が聞こえてくる。河原に下りると「平滑の滝」がある。大きな一枚岩に幅20m、高さ4mで落ちる滝は見ごたえがある。




赤い橋を渡る。


わさび田のフェンスにこんなクイズがあった。序の口編とのことだが、まったくわからない。


宗太郎園地には、美しい杉並木が続く。


河津川の流れが続く。


さて、いよいよ河津七滝の入口に入っていく。続きは2012踊子歩道ウォーキング(後半)へ。