とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

LED照明の次に来るのは有機EL照明

2012-03-29 21:58:32 | サイエンス
最近は、省エネと長寿命ということでLED照明が急速に普及してきた。我が家でも、数年前に白熱球を蛍光管タイプに全部買えた。そして、最近は安くなってきたLED照明に少しずつ変えつつある。まだ、全ての照明をLED照明に変えてはいないが、いずれ居間や和室の照明もLEDに変えたいと思っていた。

そんな矢先だが、LEDに続く高効率照明として期待されているものに「有機EL照明」があるそうだ。基板上に成形した有機物の層において電子と正孔が結合することで発光するという原理だ。ELとは、エレクトロ・ルミネセンス(Electroluminescence)の略で電界発光のことだ。有機ELデバイスは、電流を流すと、有機材料自身が発光(自発光)するデバイスのことである。自発光のため、薄いデバイスが作製でき、また発光材料が有機物であるため、プラスチックや紙などの曲げられる素材の上に載せる事ができるため、面状に発光する(面発光)という特長がある。

有機ELは今のところ携帯電話やテレビのディスプレイが主として利用されているが、照明用としても期待されており、商品として普及する日が近いといわれている。将来的には天井全体や壁全体が柔らかい光を発しているような理想的な明かりが実現できるといわれており、新しいコンセプトの生活照明の実現など、夢に描いたような革新的な発明になるかもしれない。