とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2021第11回熊野古道ジャーニーマラニック:本宮道&川端街道編2日目(尾呂志~風伝峠~丸山千枚田入り口)

2021-11-23 18:34:50 | 熊野古道
7時前。早い朝食を済ませ、宿の外に出ると凄い光景が広がっていた。みんな、急いでスマホで景色を撮りだした。


山の上から、朝霧が次々に湧き出し、風に乗って尾呂志地区に滝のように流れ出しているのだ。


この辺りでは「風伝おろし」と呼ばれている現象だ。盆地で発生した霧が風に乗って熊野古道・風伝峠を下り、暖かい海側の地域に下りてくる現象である。秋から春にかけて時々発生するそうだが、まさか、ジャストタイミングでこんな景色が見られるとは思わなかった。


7時ちょうどに、Mikan Hotel横の「ここからかふぇ」前からスタートする。




道路に出ると、風伝おろしの状況がさらに良く見えてきた。


青空の元、山の斜面に沿って霧が流れ出しているのがはっきり見える。


こんな景色は、見ようと思ってもなかなか簡単には見られるものではない。地元の人に聞くと、この日の風伝おろしは、結構見事な現象だったらしい。


風伝おろしを横目で眺めながら、霧の発生源となっている風伝峠に向かう。


山の中に入っていくと、風が強くなってきた。


石畳が残る風伝峠道を進む。




風伝峠を通り過ぎる。


峠から下っていく道は、白い霧に包まれている。


一旦国道に出る。


しばらく進むと、「丸山千枚田」の大きな看板があり、通り峠登り口方面に向かう。


通り峠から、千枚田展望台に向かう。霧の隙間から光が差し込んでいるのが幻想的だ。


展望台に着くと、丸山千枚田のある盆地の中は、一面白い雲海に覆われている。千枚田の景色は全く見えないが、この景色も絶景である。




雲海の中にうっすらと山の影が映っているのがわかる。


標高300m前後の山間で、こんなに凄い雲海が見られたというのも驚きだ。この雲が、風に流され風伝峠から尾呂志地区に流れ出していたという訳だ。


展望台から通り峠に戻り、丸山千枚田の入口に向かう。


「2021第11回熊野古道ジャーニーマラニック:本宮道&川端街道編2日目(丸山千枚田~楊枝薬師堂~川湯温泉)」に続く。

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