日の出前の薄明るくなった頃、朝食前のひと運動という事で、ホテルの近くにある奈良尾神社のアコウの木を見に行く。奈良尾神社の境内にあるこの木は、地上約7メートルのところから下は二大根幹にわかれ、それぞれの目通りの周囲は約6メートル及び7メートルであり、国指定天然記念物になっている。
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アコウの木からは多数の気根が垂れ下がり、参道を覆うトンネルとなっている。このトンネルをくぐれば「長寿が保障」となり、ありがたいパワースポットだ。樹齢は650年といわれ、戦国時代よりも遡る南北朝時代となり、長い時間にわたって奈良尾神社に鎮座し続ける巨木だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f2/101a379c2e706c7624f073bb880d066e.jpg)
アコウの木からパワーを貰い、ホテルに戻る途中、ふるさと観音公園に立ち寄る。五島灘に面する奈良尾港を見下ろす高台に整備された、心字池を中心とした純日本庭園風の公園。黄金色に輝く観音像が、辺りを明るく照らしていた。
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高台から海を眺めると、東の空が明るくなってきた。
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7:05。水平線にかかっていた雲の上から日の出だ。
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公園のすぐ隣が、宿泊したマルゲリータ奈良尾だ。朝食時に、ホテルの人から聞いた話では、「五島の椿プロジェクト」のサポーターに就任された吉永小百合さんが、CM撮影時に一週間ほど貸し切りで滞在されたらしい。
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ホテルをチェックアウトした際、支配人から玄関前で集合写真を撮ってもらう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/20/e76fd25c430a0d903a60d7d2b9528fac.jpg)
この日の最初の観光スポットは、頭ヶ島天主堂だ。上五島地区では唯一、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録された石造りの天主堂。ここだけは事前に見学を予約しておかないと入ることが出来ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/b3/1ed50053ec1aaf355b43ac697219d537.jpg)
頭ヶ島天主堂から少し下った海辺にキリシタン墓地がある。日本の墓地にある石碑と同じ形状のお墓だが、石の上には十字架が添えられている。弾圧の中で強く生き延びた信者たちの歴史が窺い知れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/95/937c908d1339351e2dff1540e71b1f04.jpg)
観光マップには、「龍馬ゆかりの地」という場所があり、五島にも坂本龍馬が来たのだろうかと気になって足を延ばす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/c0/08ce9da3ea45da18d78c0fb4d03b288c.jpg)
説明書きを読んでみると、坂本龍馬が長崎のグラバーより購入した洋型木造帆船「ワイル・ウエフ号」は、鹿児島へ向かう途中で大暴風雨にあい、ここ上五島の潮合崎沖で遭難してしまった。乗組員4人を除いた12人全員が海へと散った。知らせを聞いた龍馬が駆けつけ、殉難者の名前を刻んだ慰霊碑の建立を依頼したといわれ、その碑は江ノ浜の共同墓地で地元住民により今も大切に祀られているそうだ。
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遭難の地を望んで合掌する「祈りの龍馬像」が建っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/59/efab17f3dd25e5bdd0a3693c8b30e423.jpg)
坂本龍馬像というと高知の景勝地「桂浜」の像が思い出されるが、合掌している像は珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/85/b3682319e45133ee19523db0bc140956.jpg)
旧鯛ノ浦教会。隣に新しい教会があり、現在は資料や図書の展示がされている。戦後に増築されたれんが造りの鐘塔は、1946年原爆により被爆した長崎の浦上天主堂の煉瓦が使われているそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/db/43681d16c97aedea79d385269977deb2.jpg)
敷地には、マリア像を祀ったルルドがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/d0/a3cf4eaf1c1626c799fb159dc46dceaa.jpg)
半日ほどで観光を終え、レンタカーを返し、奈良尾港に向かう。奈良尾港からはフェリーで2時間半かけて長崎港に戻り、長崎空港から帰路についた。長かったようであっという間に過ぎた五島の旅だった。
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アコウの木からは多数の気根が垂れ下がり、参道を覆うトンネルとなっている。このトンネルをくぐれば「長寿が保障」となり、ありがたいパワースポットだ。樹齢は650年といわれ、戦国時代よりも遡る南北朝時代となり、長い時間にわたって奈良尾神社に鎮座し続ける巨木だ。
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アコウの木からパワーを貰い、ホテルに戻る途中、ふるさと観音公園に立ち寄る。五島灘に面する奈良尾港を見下ろす高台に整備された、心字池を中心とした純日本庭園風の公園。黄金色に輝く観音像が、辺りを明るく照らしていた。
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高台から海を眺めると、東の空が明るくなってきた。
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7:05。水平線にかかっていた雲の上から日の出だ。
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公園のすぐ隣が、宿泊したマルゲリータ奈良尾だ。朝食時に、ホテルの人から聞いた話では、「五島の椿プロジェクト」のサポーターに就任された吉永小百合さんが、CM撮影時に一週間ほど貸し切りで滞在されたらしい。
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ホテルをチェックアウトした際、支配人から玄関前で集合写真を撮ってもらう。
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この日の最初の観光スポットは、頭ヶ島天主堂だ。上五島地区では唯一、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録された石造りの天主堂。ここだけは事前に見学を予約しておかないと入ることが出来ない。
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頭ヶ島天主堂から少し下った海辺にキリシタン墓地がある。日本の墓地にある石碑と同じ形状のお墓だが、石の上には十字架が添えられている。弾圧の中で強く生き延びた信者たちの歴史が窺い知れる。
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観光マップには、「龍馬ゆかりの地」という場所があり、五島にも坂本龍馬が来たのだろうかと気になって足を延ばす。
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説明書きを読んでみると、坂本龍馬が長崎のグラバーより購入した洋型木造帆船「ワイル・ウエフ号」は、鹿児島へ向かう途中で大暴風雨にあい、ここ上五島の潮合崎沖で遭難してしまった。乗組員4人を除いた12人全員が海へと散った。知らせを聞いた龍馬が駆けつけ、殉難者の名前を刻んだ慰霊碑の建立を依頼したといわれ、その碑は江ノ浜の共同墓地で地元住民により今も大切に祀られているそうだ。
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遭難の地を望んで合掌する「祈りの龍馬像」が建っている。
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坂本龍馬像というと高知の景勝地「桂浜」の像が思い出されるが、合掌している像は珍しい。
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旧鯛ノ浦教会。隣に新しい教会があり、現在は資料や図書の展示がされている。戦後に増築されたれんが造りの鐘塔は、1946年原爆により被爆した長崎の浦上天主堂の煉瓦が使われているそうだ。
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敷地には、マリア像を祀ったルルドがある。
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半日ほどで観光を終え、レンタカーを返し、奈良尾港に向かう。奈良尾港からはフェリーで2時間半かけて長崎港に戻り、長崎空港から帰路についた。長かったようであっという間に過ぎた五島の旅だった。