とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

ためしてガッテン「驚き!超ラク山登り術」

2010-07-14 23:25:42 | 山登り
きょうのNHN「ためしてガッテン」は「驚き!超ラク山登り術 絶景を味わう科学ワザ」というタイトルだったので興味があってビデオ録画して見た。

好きな山登りなので、何かしら参考になることはないかと期待して見た。最近は、かなり山ブームらしい。そんなにブームが広がってきているとは思ってもいなかったが、たしかに若い女性も山に登る人が増えてきたような気がする。

世間のほとんどの人の間では「山登り=疲れる」という常識があって、「山登りは疲れるからヤダ!」という人が多いのは良く知っている。私から言わせれば、山の良さを知らない人たちが、可哀相でならない。一生、山を知らずに終わってしまうようでは、何とも詰まらない人生じゃないかと気の毒になってしまう。そんな訳で、今日の放送が多くの人たちに光明を与えるような番組であればいいなと思った。

まずは、"疲れない山登り"についてだった。初心者の人がマイペースで歩くと、登頂時、疲労度が激増してしまう。人の筋肉には、瞬発力はあるが疲れやすい「速筋」と、力は弱いが持続力のある「遅筋」がある。山登りでバテないポイントは、なるべく速筋を使わず、遅筋だけで歩くことにある。ただ山では、つい速筋を使ってしまいがちなので、オススメが「歌を口ずさむこと」。歌いながら息が上がらないペースで歩くと、自然と速筋をほとんど使わずに歩くことができるという。テレビでは演歌を歌いながら行くのがいいというが、どうも山で演歌を歌うというのは、イメージが合わない。山道で、歌いながら登っている人に会ったら、変な人がいると思われそうだ。歌じゃなくても、友達と会話しながらとか、所々で写真を撮りながら登ることでも効果があると思う。私は、これが自分の“疲れない山登り法”だと思っている。

次が“山登りの筋肉痛の正体”。登りにロープウェイを使い、下りだけ歩いた人と、その逆をやった人との比較では、下りだけ歩いた人のほうが、筋肉痛になりやすいとやっていた。山は、下りのほうがきつい。これは経験的にも下りで疲れることを良く知っている。また、下りのほうが疲れも溜まってきており、怪我をしやすいのだ。下りで、なるべく筋肉を傷つけずに歩くには、「小またで歩く」のが一番と説明していた。登山では、登りも下りも大股歩きは疲れやすい。小またでゆっくり歩くのが、疲れず筋肉痛も起こさない。これは、登山やウルトラマラソンにも通じる歩き方である。そして、マタギが地下足袋で歩くような感覚で、登山靴でも歩くのがいいというのは同感であった。

便利グッズの意外な落とし穴ということで、ストックの使い方についても放送していた。最近、ほとんどの人がダブルストックで歩いている。便利なアイテムすぎて、使う人がストックに頼りすぎているという指摘でもある。人間は二足歩行する生き物である、ストックを使うということは、人間の本来の歩きから逸脱してしまっている。基本は二足歩行とう原則を忘れず、ストックはあくまでも補助的に使うということを忘れてはならないだろう。私は、登りのときはストックは使わない。結構邪魔だし、きついところでは手足全て使って登ったほうが楽でもあるからだ。

そして、山登りのもう一つの楽しみといえば、食事。山では何を食べるのがよいのかという話だ。番組では、山で温かいものを食べるのがいいと言う。確かに、山ではいつも暖かいコーヒーやラーメンは定番である。中でも「みそ汁」はコーヒーや紅茶と比べて、リラックスするという実験結果が出たという。寒い時期は、トン汁やお汁粉をやったりすることも多いので、「みそ汁」がいいというのも納得である。

今日の番組の内容は、それほど目新しい内容ではなかったが、これから登山しようという人たちには、結構参考になったのではないだろうか。

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