とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

日本三大渓谷の一つ「大杉谷」を歩く:2日目

2013-11-11 22:23:47 | 山登り
桃の木山の家で朝食を済ませ、早々に下山をすることにする。小屋の入り口で、小屋番のお姉さんと一緒に写真を撮って出発だ。


天気予報では、午前中の早い時間から雨が降ることになっていたので、雨を気にしながらの下山だった。吊り橋を渡り、下山を開始する。小屋番のお姉さんが、ずっと見送ってくれていた。


二日目は、一日目に歩いた道を戻るだけだが、雨が降ると岩がぬれて滑りやすくなり、滑落の危険がある。慎重に足場を確認しながらの下山だ。垂直の壁がある平等の吊り橋を渡る。


水滴が滴り落ちる岩壁の隙間を潜り抜ける。


鎖場が長く、すれ違いができない細い道が連続する。


歩き出して1時間45分ほどで、千尋滝に到着する。下山は、やはり早い。


さらに1時間ほど歩くと、ありがたいことに晴れ間が見えてきた。どうも天気予報がいいほうに外れたようだ。晴れてくると気分にも余裕が出てくる。下山スピードも、思いのほか速かったので、河原に降りてコーヒーでも飲んでゆっくりしようという事になった。


静かな渓谷の中で、美しい川の流れを見ながら飲むコーヒーの味は格別だ。




大杉谷の紅葉もここが最後の見納めだ。


宮川第3発電所に無事到着する。


登山口にあるトイレ。近くには登山届提出箱もある。


10時40分に駐車場に到着する。途中、コーヒーブレイクで休憩したが、ほぼ3時間45分くらいで下山する。登山地図のコースタイムより遥かに早い時間だった。車に乗ったころ、ポツリポツリ雨が降り出したので、本当にラッキーだった。


今回のコースマップ


さて、下山後は温泉と決まっているので、今回は奥伊勢宮川温泉のある奥伊勢フォレストピアに向かった。しかし、あと1キロくらいのところで交通整理の人に止められてしまった。この日は、大台町最大のお祭り「どんとこい大台まつり」が、奥伊勢フォレストピアで開かれていたのだ。交通整理の人に誘導されるがままに、近くの駐車場に車を止め、シャトルバスで会場に向かった。

祭り会場では、特産品販売、ステージイベント、千人鍋、太鼓演奏、各種展示物や餅まきなどが盛大に行われていた。




お祭りで会場が賑わっていたせいか、温泉には誰も入っておらず貸し切り状態だ。


奥伊勢フォレストピアで温泉と祭りを楽しみ帰路についた。結局雨は、高速に入ってから一時的に激しく降っただけで、すぐに上がってしまい大したこともなくほぼ天気に恵まれた快適な山歩きになった。日本三大渓谷として名高い大杉谷は、期待通りの素晴らしい渓谷だ。ピークを目指す山歩きもいいが、今回のような渓谷歩きもいいものだ。来年は、有名な黒部峡谷を歩いてみたいと思った。