とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「大道芸ワールドカップin静岡2013」に行く

2013-11-04 23:19:34 | 観光
静岡市で行われている「大道芸ワールドカップin静岡2013」を初めて見に行ってきた。このイベントは、1992年に初めて開催され、日本国内で活躍する大道芸人はもとより、海外で活躍する様々な分野のストリートパフォーマーが参加する大道芸の祭典である。最近では、世界的にも注目されるパフォーミングアートの祭典になっているという。

初めて行くので、どんな込み具合になるか想像もつかなかったが、車で行くと駐車場がなさそうなのでとりあえず電車で行くことにした。静岡駅に着くと、多くの乗客が降りた。やはり大道芸を見に行く人たちのようだ。駅の地下道を抜け、国道の向こう側の通りに出るとすぐ前の広場で、人だかりがあり、しょっぱなから楽しいショーを見ることができた。男女二人ずつの4人のグループだったが、映画の有名なシーンを面白おかしく演じていたのが良かった。これらのショーを見るのは無料だが、ショーの最後は投げ銭タイムとなり、価値あるショーだと思った人は、グループが持ってまわる投げ銭入れに小銭を投げ込むのだ。大道芸を見る場合は、こういったルールを覚えておかないといけないようだ。




一通り見終わり、通りを歩いていくと、こんな恰好をしたパフォーマーを見つけた。大道芸開催中は、いたるところに奇想天外なパフォーマーが出没しているらしい。街中を歩いているだけでも楽しいイベントである。


次に見たのが、男2名、女1名のショーだ。風船を大きく膨らませ、その中に人間が入ってしまうというパフォーマンスである。風船の中から首だけ出して動き回る姿はユーモラスだが、風船の中に体が入っているので動くのはきつそうだ。汗だくになって演じている様子を見て、投げ銭をせずにはいられなかった。




午後から出かけたので、日が沈み暗くなってきた。しかし大道芸は、まだまだ続いている。場所を移動し、駿府公園のエリアに向かった。駿府公園も観客で大賑わいだ。




出店のある広場では、綱渡りのショーをやっていた。


全国各地のB級グルメの出店が立ち並び、お祭り状態だ。


綱渡りのショーが終わり見物席が空いたので、次のショーを見るため前のほうに入ることができた。出演者は、ベルギーのエラスティックという人だ。言葉は少ないが、擬音やパントマイムで何をしているのかよくわかる。細長いゴム風船を口の中に飲み込み、下半身から出てくる様子に会場は大爆笑だった。




その後、午後7時からの有料のプレミアムナイトショーの特設ステージに向かう。有料だけあって、ワールドクラスの凄いパフォーマーが5組出場した。この日の出演者は、下記の通りだ。
・エロイーズ&ウィリアム / HELOISE & WILLIAM (フランス&USA / チャイニーズポール)
ポールの上で揺れる身体と感情。
・トニー フレバーグ / TONY FREBOURG (フランス / ディアボロ)
・ソルエア カンパニー / SOL'AIR COMPANY (ドイツ / エアリアル)
・マリオ&シャロン ベロウセク / MARIO & SHARON BEROUSEK (チェコ / ジャグリング)
ジャグリングファン必見の夢のコラボが実現。
・バレエ オン ザ ショルダー / BALLET ON THE SHOULDER (中国 / アクロバット)
二人のダンスステージは肩の上。

プレミアムナイトショーは、残念ながら写真撮影が禁止されていたので写真がないが、どれも見ごたえのある素晴らしいショーだった。四日夜のファイナルステージでチャンピオンが決まったそうだが、この日見たエロイーズ&ウィリアムがシルバー賞、マリオ&シャロン ベロウセクが審査員特別賞になったそうだ。チャンピオンのショーは見なかったが、賞をとったチームを見られたことだけでも良かった。特にマリオ&シャロン ベロウセクのジャグリングは素晴らしかった。最大6個のピンをジャグリングしている様子は圧巻だ。

プレミアムナイトショーが終わり会場を出ると、すぐ近くで中国人二人のパントマイムショーが始まっていた。もう午後9時近くになり、この日最後のショーだ。二人の片言の日本語を聞きながら楽しいショーを見て帰路についた。