とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013伊豆大島ウルトラランニングツアー 2日目(前半)

2013-03-25 19:20:21 | マラソン
大会当日になった。風が強いと言われる大島にしては、あまり風がなく気象条件は悪くなさそうだった。民宿を4時15分くらいに出てスタート地点のつばき小学校へ歩いて向かった。

スタート地点のつばき小学校グランドから、5時ちょうどに100キロと58キロのランナーが同時にスタートする。




薄明るくなった椿並木の道を走って行く。


1時間ほどで、海岸に出る。前方の島影は伊豆半島の山並みだ。


しばらくは、海岸沿いの遊歩道を走る。




海が間近で、潮風を感じながら走る。




山の方向を見ると、明るくなり太陽が顔を出そうとしていた。


7時。灯台のあるエイドに到着する。


明るくなり、三原山がくっきり見えてきた。いずれあの辺りまで行くのかと思うと、まだまだ先が長いと痛感する。


大きく育った大島桜と椿の花が一緒に眺められる。


22キロ付近にある地層大切断面だ。道路を広げる工事で偶然見つかったという。約2万年分の噴火の積み重ねでできた巨大バウムクーヘンのような地層は、まさに世界遺産に匹敵する貴重な風景である。火山学者が歓喜の声を上げたというから、一度は見ておきたい場所だ。




この場所からは、伊豆諸島の新島、式根島、三宅島などが見えるらしいが、この日は三角の利島だけは確認できた。


28キロ付近の波浮港の見晴台に到着する。


波浮港といえば、都はるみの「アンコ椿は恋の花」が頭に浮かんでくる。「三日おくれの便りをのせて船が行く行く波浮港……」である。見晴台の横には「アンコ椿は恋の花」の歌碑がしっかり立っていた。


波浮港見晴台から下り、しばらくすると30キロの表示がでてきた。「人生山あり谷ありここからが本当の山場」という文字に気が引き締まる。


特徴のある岩が見えてきた。その姿が筆の穂先に似ていることから筆島と呼ばれている岩だ。筆島は火山の火道で固まった溶岩だと考えられているそうだ。海中から高さ約30m程あり、後ろの断崖絶壁とあわせてダイナミックな景観である。




沿道には、かまぼこ型のコンクリート製のドームがあった。これは、三原山が噴火した時に飛んできた溶岩を避けるための溶岩シェルターだ。大島には、こんなシェルターが至る所で見られる。


さて、これからグングンと山を上っていくことになる。
2013伊豆大島ウルトラランニングツアー 2日目(後半)に続く。

参考:100キロ1周目と58キロのコースマップ。