とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

小惑星「アポフィス」昨日地球に大接近

2013-01-10 23:30:34 | サイエンス
かつて地球衝突の可能性が高いと考えられていた小惑星「アポフィス」が、1月9日に地球に最接近していたそうだ。仮にアポフィスが地球に衝突すると、広島型原爆数万発分の衝撃が加わるとされていた。しかし、幸いなことに計算が誤っていたらしく、当面は衝突の危険性はないという。

それでも次の2029年の最接近時には、人工衛星の軌道よりも(地球に)近づくらしい。アポフィスは直径270メートルの岩の塊で、2036年に実際に地球に衝突する可能性があるそうだ(NASAはその確率を25万分の1と計算している)。というのは、9日の接近で地球の重力がアポフィスの軌道を変化させ、正確に衝突のコースに向かわせるという事態が生じる可能性がわずかながらあるというのだ。

こんな話は、新聞やテレビでは詳しく報道されていないが、実際には多くの小惑星が地球の近くを通り過ぎているそうだ。世界中で、多くの天文学者が宇宙を観測しているはずだが、あまりにも多くて全てを監視できているわけではない。昨年6月に発見された直径約500メートルの小惑星は、地球最接近のわずか数日前に発見されたそうだ。もし、これが地球に衝突するコースをとっていたとしても人類は何の防御もできなかったであろう。幸いこの小惑星は、地球からおよそ540万キロのところを通過しており、地球から月までの距離の約14倍に相当する距離だったため脅威にはならなかったらしい。地球上では、国同士で争っているが、地球の近くの宇宙からとんでもないことが起きる可能性があることも忘れてはならない。