今年第一番目の山登りは、伊豆の山にした。大仁から三つの山を縦走して三津シーパラダイスまで下る。低山ながらも展望がすばらしい山旅である。今回は、我々夫婦だけの登山だ。
早朝5時半に家を出発して、伊豆の大仁駅まで車を走らせた。大仁駅は、伊豆の国市大仁にある伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。大仁駅前に有料駐車場があり、そこに車を止めて歩き始めた。大仁駅を出て、国道に出るところで正面に大きな岩山が見えてきた。これが、今回初めに登る城山(じょうやま)である。

まずは、国道136号に出て、狩野川大橋を渡る。

国道から右に曲がり、城山方向に向かう。ますます大きな岩山が近付いてきた。

城山登山口へ向かう道沿いには、地元集落で祀っている子育地蔵尊が見えてくる。

舗装道路を進むと、「城山登山口これより300m先」の標識に出会う。

大きな案内看板と石碑があり、ここからが城山の登山口だ。

石がゴロゴロした登山道を登り始める。

しばらく進むと、左がハイキングルート、右がロッククライミングルートの案内板が出てくる。城山は、ロッククライミングでは有名な山で、多くのクライマーが岩壁を登りに来ると聞いていた。もちろん我々は、安全なハイキングルートを進む。

岩壁が近付いてきて見上げると、恐ろしいばかりの絶壁が聳え立っている。

何やら人の声が聞こえるなと思って前を見てみると、岩壁に三人ほど人影が見えた。

そのうちの一人が、今まさに岩壁を登り始めたところだった。何処まで登れるのかしばらく見ていたが、なかなか進まない。やはり、垂直の壁はそう簡単ではないようだ。

ロッククライミング見物は、そこそこにして前に進んだ。しばらくして、城山の分岐に出た。

20分ほどで、城山342mの山頂に到着する。

城山山頂からは、天城山の万二郎岳、万三郎岳そして、箱根の山々等が見え、大仁の町並みも一望である。


山頂から、再びもと来た道を引き返す。途中で、藪の中から鹿が二頭飛び出してきたのには驚いた。伊豆でも鹿が増えすぎて困っているという話を聞いていたが、民家から比較的近い低山でも鹿がいるとはビックリだ。あまりに急だったので、写真を撮る暇もなかった。
分岐に戻り、更に先の葛城山方向目指して登山道を進んだ。一見普通の登山道だが、脇に巨岩が並んでいる様は、なかなか珍しい。

木の間から、富士山のような円錐形の山が見えた。標高297mながら「神島小富士」と呼ばれている山だ。


道沿いには、地元山岳会が立てたらしい案内板がいくつもある。これは、「ぶっとりば」と書かれている。西風が強い場所のようで、ふっとばされてしまいそうな場所という意味らしい。

「葛城山 背面登山口」という案内板をみつけた。ここから二番目の山である葛城山に登ることができそうだった。案内板を良く見ると、「急登」とか「やめな危ない」という書き込みが見えた。急という文字を見て、どうせならキツイ場所のほうが面白そうだと思い、危ないという言葉も気にせず、そこから登ることにした。

さすがに「やめな危ない」と書いてあっただけに、両手両足をフルに使わないととても上がっていけないほどの急登だった。倒木も多く、滑りやすい道である。しかも、けっこう長い急登である。脹脛がパンパンになってきた。


やっとこさ登り切ると、開けた尾根道に出た。最初に登った城山がよく見えていた。

尾根道からしばらく登ると、展望台らしき人工物が見えた。上がって見ると「恋人の聖地」という場所だった。鐘を鳴らし、恋人たちで愛を誓い合う場所のようだ。鐘の先には、富士山が見えるはずだが、この時は残念ながら、雲が懸かって富士山が見えない。

「恋人の聖地」から、整備された歩道を歩き葛城山山頂に向かう。

2012伊豆・城山~葛城山~発端丈山(後半)に続く。
早朝5時半に家を出発して、伊豆の大仁駅まで車を走らせた。大仁駅は、伊豆の国市大仁にある伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。大仁駅前に有料駐車場があり、そこに車を止めて歩き始めた。大仁駅を出て、国道に出るところで正面に大きな岩山が見えてきた。これが、今回初めに登る城山(じょうやま)である。

まずは、国道136号に出て、狩野川大橋を渡る。

国道から右に曲がり、城山方向に向かう。ますます大きな岩山が近付いてきた。

城山登山口へ向かう道沿いには、地元集落で祀っている子育地蔵尊が見えてくる。

舗装道路を進むと、「城山登山口これより300m先」の標識に出会う。

大きな案内看板と石碑があり、ここからが城山の登山口だ。

石がゴロゴロした登山道を登り始める。

しばらく進むと、左がハイキングルート、右がロッククライミングルートの案内板が出てくる。城山は、ロッククライミングでは有名な山で、多くのクライマーが岩壁を登りに来ると聞いていた。もちろん我々は、安全なハイキングルートを進む。

岩壁が近付いてきて見上げると、恐ろしいばかりの絶壁が聳え立っている。

何やら人の声が聞こえるなと思って前を見てみると、岩壁に三人ほど人影が見えた。

そのうちの一人が、今まさに岩壁を登り始めたところだった。何処まで登れるのかしばらく見ていたが、なかなか進まない。やはり、垂直の壁はそう簡単ではないようだ。

ロッククライミング見物は、そこそこにして前に進んだ。しばらくして、城山の分岐に出た。

20分ほどで、城山342mの山頂に到着する。

城山山頂からは、天城山の万二郎岳、万三郎岳そして、箱根の山々等が見え、大仁の町並みも一望である。


山頂から、再びもと来た道を引き返す。途中で、藪の中から鹿が二頭飛び出してきたのには驚いた。伊豆でも鹿が増えすぎて困っているという話を聞いていたが、民家から比較的近い低山でも鹿がいるとはビックリだ。あまりに急だったので、写真を撮る暇もなかった。
分岐に戻り、更に先の葛城山方向目指して登山道を進んだ。一見普通の登山道だが、脇に巨岩が並んでいる様は、なかなか珍しい。

木の間から、富士山のような円錐形の山が見えた。標高297mながら「神島小富士」と呼ばれている山だ。


道沿いには、地元山岳会が立てたらしい案内板がいくつもある。これは、「ぶっとりば」と書かれている。西風が強い場所のようで、ふっとばされてしまいそうな場所という意味らしい。

「葛城山 背面登山口」という案内板をみつけた。ここから二番目の山である葛城山に登ることができそうだった。案内板を良く見ると、「急登」とか「やめな危ない」という書き込みが見えた。急という文字を見て、どうせならキツイ場所のほうが面白そうだと思い、危ないという言葉も気にせず、そこから登ることにした。

さすがに「やめな危ない」と書いてあっただけに、両手両足をフルに使わないととても上がっていけないほどの急登だった。倒木も多く、滑りやすい道である。しかも、けっこう長い急登である。脹脛がパンパンになってきた。


やっとこさ登り切ると、開けた尾根道に出た。最初に登った城山がよく見えていた。

尾根道からしばらく登ると、展望台らしき人工物が見えた。上がって見ると「恋人の聖地」という場所だった。鐘を鳴らし、恋人たちで愛を誓い合う場所のようだ。鐘の先には、富士山が見えるはずだが、この時は残念ながら、雲が懸かって富士山が見えない。

「恋人の聖地」から、整備された歩道を歩き葛城山山頂に向かう。

2012伊豆・城山~葛城山~発端丈山(後半)に続く。