とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

今年の主な天体ショー

2012-01-25 22:39:51 | サイエンス
去年の年末は、見事な皆既月食を見ることができたが、2012年もいろいろ珍しい天体ショーが見られるそうだ。

このところ、南と南西の空に明るい星が輝いている。夜6時ごろに南の空の高いところに見えているのが木星で、南西の低い位置で輝いているのが金星である。この二つの惑星が急接近するのが3月だ。まず3月5日(月)に、夕方の西の空で、月、木星、金星が並んで輝く。そして、3月14日(水)には、19時頃西の空で金星と木星が大接近する。さらに、3月26日(月)には、夕方の西の空で、木星、月、金星が並んで輝く。それぞれ美しく輝いているはずなので、見つけるのは容易いだろう。

そして、もっとも注目されるのが、5月21日(月)の朝に見られる金環日食である。九州南部から四国、近畿、東海、関東と広い範囲で、太陽がリング状に見える金環日食になり、そのほかの地域でも全国で、太陽が大きく欠ける部分日食が見られそうだ。

問題は、当日が晴れているかである。珍しい天体ショーなので、いい天気で観測できるといいものだ。まだ、しばらく先のことだが、近くなればニュースなどで報道されるはずだから、忘れても大丈夫だろう。

また、天体ではないが、今日か明日、北海道でもオーロラが見えるかもしれないという報道もある。オーロラというと、カナダやアラスカなどの北極圏に近いところでしか見ることができない現象だが、北海道でもまれに見られることがあるらしい。今回は、23日に太陽表面で比較的大規模の爆発があり、放出された高エネルギー粒子が地球に向かっているという。そのため地球の磁気が大きく乱れる大磁気嵐になり、北海道でオーロラが見える事になるかもしれないというのだ。ただ、大規模な磁気嵐だとすると、地上では停電になったり、人工衛星がダメージを受けるかもしれないという。オーロラの発生程度で収まっていけばいいのだが…。