とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』3D版

2011-08-23 23:34:36 | 映画
トランスフォーマー ダークサイドムーン 予告編


チェック:あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する金属生命体と人類の攻防戦を、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、マイケル・ベイ監督のタッグで描くSFアクション超大作のシリーズ第3弾。最終章となる本作では、物語の主戦場を宇宙まで広げ、トランスフォーマーたちによる地球侵略を圧倒的なスケールで活写。社会人になった主人公をシャイア・ラブーフが熱演するほか、シリーズ初のフル3Dによる映像世界も見ものだ。
ストーリー:1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸に成功し、ニール・アームストロングとエドウィン・オルドリンは人類で初めて月に降り立ったが、全世界が見守ったこの歴史的偉業の陰で、NASAとアメリカ政府は、ある事実をひた隠しにしてきた。実は月の裏側には、彼らよりも先に未知の宇宙船が不時着しており……。(シネマトゥデイより)

第1作、第2作ともあまりにもつまらないストーリーでガッカリした映画だった。単なるアメリカ製変身もの映画で子供向きだったからだ。今回は、『アバター』のスタッフが手がけたデジタル3D映像とならんで、劇中で描かれる熱き人間ドラマに高評価が寄せられているという前評判を期待して見ることにした。

確かに、トランスフォーマーの変身シーンや建物や施設の破壊や崩落、爆発などのシーンは目を見張る映像効果である。まったく違和感なく見ることができ、これがCGだとはとても思えないほど精巧に作られている。しかも、倒壊するビルの中での人間たちのアクションシーンやムササビのように空を飛ぶ様子もリアルだ。だが、この後半にあるアクションシーンがやたらに長い。2時間34分もの長い時間の約1時間ほどが、アクションシーンに費やされている。戦っているのが、悪役側なのか人間側なのか良くわからないシーンも多く、やたらに戦闘シーンがだらだらと続いていた感が強い。そして、人間部隊のほうの攻撃方針ももたもたしてもどかしい。

高評価が寄せられたという熱き人間ドラマというのも、それほど感じなかった。トランスフォーマーの圧倒的な力の前に、人間がいくら頑張っても勝つことは出来ない。トランスフォーマー同士の戦いの中で人間がうまく乗っかっていったくらいの感が強い。アクションシーンが長いわりに戦いの結末はあっさりして拍子抜けするくらいである。

やはり3作目もストーリー的には今一つ。新しいヒロインは魅力的だが、就職も決まらずパッとしない主人公と何であんなにも愛し合う仲になるのか納得できない。この映画は、ストーリーよりも派手なCGやアクションを楽しむということで見れば充分楽しめる映画だ。ただ、ストーリーを重視する私としては、大味すぎてドキドキしたりワクワクするようなことはなく物足らなかった。