2日目も早朝からいい天気だった。朝食前に針ノ木小屋前からご来光を拝みたかったが、蓮華岳が影になって小屋からは見ることができない。しかし、小屋から見える山々がアルペングリューエンに染まり、雲がモルゲンロートに染まる様もいいものである。
左が白馬岳、中央の双耳峰は鹿島槍、右が爺ヶ岳
左から槍ヶ岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳
中央に穂高連峰と槍ヶ岳
6:10針ノ木小屋を出発する。
針ノ木岳へ向かう途中、ライチョウを見かける。こんな天気がいい日にライチョウを見られるなんて珍しいことだ。
針ノ木岳への稜線には、奇岩をいくつも見かける。しかし、空の色は呆れるほど濃い青だ。
さらに山頂目指してガレ場を進む。
眼下に目を落とすと、まばゆいばかりの太陽の光に照らされた雲海が広がっている。
登山道沿いには、お花畑が広がっておりウサギギクの黄色い花がたくさん咲いている。
尾根のコルから剱岳が見える。
7:23針ノ木岳2820mの山頂に到着する。槍、穂高が一望である。
立山連峰、剱岳も一望だ。眼下には、黒部湖のコバルトブルーが目にしみる。
針ノ木岳からの展望を充分楽しみ、次のピークを目指し下り始める。
後ろを振り返ると、針ノ木岳の荒々しい姿が良くわかる。
次のピークであるスバリ岳への稜線だ。
岩場の間を、スバリ岳へ向けて進む。
スバリ岳山頂が見えてきた。小さな岩がゴロゴロした不安定な急斜面が続く。
8:44スバリ岳2752mの山頂に到着する。ここからも立山連峰、剱岳、黒部湖などの景色が素晴らしい。
赤沢岳への鞍部まではいくつかのコブを越えながらの緩やかな下りが続く。
東側の谷からガスが沸きあがってくる。
赤沢岳山頂の黄色い標識が見えてきた。
11:11赤沢岳2677mの山頂に到着する。全体的に雲が多くなってきた。
赤沢岳からの下りは、東側が真っ白けになってきた。
トウヤクリンドウを多く見かけるようになった。トウヤク(当薬)とはセンブリのことで、胃薬として利用できることによる。
12:46鳴沢岳2641mの山頂に到着する。もう辺りは真っ白けだ。
鳴沢岳山頂でもライチョウの親子を発見する。一日に何度もライチョウを見かけるのも珍しいことだ。
驚くことに赤い肉冠(にっかん)が特徴的なオスのライチョウも出現する。
鳴沢岳を下り始める。ガスで覆われた前方のピークの斜面に二人の登山者のシルエットが映る。
更に下っていくと、サルの集団に出会う。何やら木の実を熱心に食べていたようだ。
これは、ベニバナイチヤクソウ。「一薬草」の名は、一番よく効く薬草の意味で、強心・抗菌などの作用があり、切り傷や虫刺されには、生の葉をもんで汁をつけると効果があるという。
14時頃、今夜の宿の新越山荘に到着する。あと2時間半ほど歩けば種池までいけるが、無理はしないで新越で良しとする。新越山荘は13年ほど前建替えしたそうで、きれいな山小屋だ。多くの登山者は種池山荘や針ノ木小屋に行ってしまうので、この小屋は比較的空いているようだ。おかげで部屋は余裕で使うことができる。
夕食後時間があったので、夕焼けを期待して小屋から10分ほど登った尾根まで歩く。だが、あいにく雲が多く夕焼けもよく見えない。剱岳のまわりも雲で覆われてしまった。
暗くなった登山道をゆっくり引き返し小屋に戻った。この小屋の消灯は午後8時だ。8時ちょうどに照明が消え寝る事にした。隣室の人のいびきが酷く眠れない人が何人かいたようだ。
3日目に続く。
左が白馬岳、中央の双耳峰は鹿島槍、右が爺ヶ岳
左から槍ヶ岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳
中央に穂高連峰と槍ヶ岳
6:10針ノ木小屋を出発する。
針ノ木岳へ向かう途中、ライチョウを見かける。こんな天気がいい日にライチョウを見られるなんて珍しいことだ。
針ノ木岳への稜線には、奇岩をいくつも見かける。しかし、空の色は呆れるほど濃い青だ。
さらに山頂目指してガレ場を進む。
眼下に目を落とすと、まばゆいばかりの太陽の光に照らされた雲海が広がっている。
登山道沿いには、お花畑が広がっておりウサギギクの黄色い花がたくさん咲いている。
尾根のコルから剱岳が見える。
7:23針ノ木岳2820mの山頂に到着する。槍、穂高が一望である。
立山連峰、剱岳も一望だ。眼下には、黒部湖のコバルトブルーが目にしみる。
針ノ木岳からの展望を充分楽しみ、次のピークを目指し下り始める。
後ろを振り返ると、針ノ木岳の荒々しい姿が良くわかる。
次のピークであるスバリ岳への稜線だ。
岩場の間を、スバリ岳へ向けて進む。
スバリ岳山頂が見えてきた。小さな岩がゴロゴロした不安定な急斜面が続く。
8:44スバリ岳2752mの山頂に到着する。ここからも立山連峰、剱岳、黒部湖などの景色が素晴らしい。
赤沢岳への鞍部まではいくつかのコブを越えながらの緩やかな下りが続く。
東側の谷からガスが沸きあがってくる。
赤沢岳山頂の黄色い標識が見えてきた。
11:11赤沢岳2677mの山頂に到着する。全体的に雲が多くなってきた。
赤沢岳からの下りは、東側が真っ白けになってきた。
トウヤクリンドウを多く見かけるようになった。トウヤク(当薬)とはセンブリのことで、胃薬として利用できることによる。
12:46鳴沢岳2641mの山頂に到着する。もう辺りは真っ白けだ。
鳴沢岳山頂でもライチョウの親子を発見する。一日に何度もライチョウを見かけるのも珍しいことだ。
驚くことに赤い肉冠(にっかん)が特徴的なオスのライチョウも出現する。
鳴沢岳を下り始める。ガスで覆われた前方のピークの斜面に二人の登山者のシルエットが映る。
更に下っていくと、サルの集団に出会う。何やら木の実を熱心に食べていたようだ。
これは、ベニバナイチヤクソウ。「一薬草」の名は、一番よく効く薬草の意味で、強心・抗菌などの作用があり、切り傷や虫刺されには、生の葉をもんで汁をつけると効果があるという。
14時頃、今夜の宿の新越山荘に到着する。あと2時間半ほど歩けば種池までいけるが、無理はしないで新越で良しとする。新越山荘は13年ほど前建替えしたそうで、きれいな山小屋だ。多くの登山者は種池山荘や針ノ木小屋に行ってしまうので、この小屋は比較的空いているようだ。おかげで部屋は余裕で使うことができる。
夕食後時間があったので、夕焼けを期待して小屋から10分ほど登った尾根まで歩く。だが、あいにく雲が多く夕焼けもよく見えない。剱岳のまわりも雲で覆われてしまった。
暗くなった登山道をゆっくり引き返し小屋に戻った。この小屋の消灯は午後8時だ。8時ちょうどに照明が消え寝る事にした。隣室の人のいびきが酷く眠れない人が何人かいたようだ。
3日目に続く。