とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2011空木岳登山「2日目」

2011-08-01 22:07:48 | 山登り
深夜に山小屋から夜空を見ると、雲の隙間から星が瞬いていた。快晴というわけにはいかないだろうが、日の出はうまくいけば見られるのかと少し期待しながら一眠りした。そして朝4時に起床する。朝早いグループは既に起きていて自炊の支度などしていた。

我々のグループは、山頂に行ってから朝食にすることにした。日の出の時間が5時前くらいというので20分ほど前から山頂に向けて登り始める。駒峰ヒュッテから空木岳山頂までは歩いて10分ほどである。程なく2864mの山頂に着くが、あたりは雲で覆われ展望はほとんどない。日の出も残念ながらはっきり見えなかった。




山頂から眼下に見えるのが、駒峰ヒュッテ。


南駒ケ岳へと続く尾根道。


山頂での展望はあきらめて駒峰ヒュッテに戻り、朝食とする。お湯を加えて作る赤飯や缶詰、インスタントスープ等の簡単な朝食である。ゆっくり朝食をしているうちに他のパーティは次々に出発して我々のパーティだけになった。避難小屋とはいえ、行き届いた管理で快適に過ごせた山小屋だ。人が少なくなったので、参考として小屋の様子をカメラで撮っておいた。

(1F 受付台付近。ジュースや水のペットボトルが販売されている。ビールは管理人がいれば購入できる。)


(1F 自炊場付近。ポットのお湯も使える。)


(2F 寝床。ロールマットは無料で貸し出し。寝袋は有料である。)


(駒峰ヒュッテ外観。屋外のテラスも天気がよければ、快適な場所だ。)

誰もいなくなった駒峰ヒュッテのテラスで記念撮影する。本来なら後方に空木岳山頂が見えるはずだが、この日はガスでまったく見えない。


午前6時半、下山を開始する。下山は、花崗岩がいたるところに飛び出している奇岩コースの尾根道とする。




尾根道の先には、空木岳のシンボル的な巨岩の駒岩が見える。


尾根道の途中には、変わった形の岩がいろいろある。名前がついていても良さそうな奇岩がいろいろあるが、何も表示はない。




雲間の僅かな隙間から、時折遠くの山々が見える。


僅かなタイミングで青空が現れる。このタイミングを外してはならないと青空をバックに集合写真を撮る。


晴れ間も長続きせず、いつの間にかガスで辺りは覆われていた。ガスのなか、駒岩に到着するが、その大きさに感心する。大きい岩を見るとその上に立ちたくなるものである。何とか駒岩の上に登ってみようとみんなで岩を登り始めた。巨大な駒岩に登れるものか心配だったが、意外と簡単に登ることが出来た。岩の上に立つ人と石の大きさを比較して欲しい。下から見ると、如何に岩が大きいかわかる。


岩の下にも立って、岩の大きさと比較してみる。


奇岩コースが終わると空木平避難小屋との分岐に出る。ここからは、前日歩いてきた同じコースである。小地獄、大地獄などのヤセ尾根や針葉樹林帯を通って一気に駐車場まで下山した。下山時も結局雨にたたられカッパを着たり脱いだりの行程だった。駐車場に着くころには雨も止み、4時間ほどで下りてしまった。時間は午前11時前だ。荷物を車に積み込み近くの温泉「露天こぶしの湯」に寄る。帰りの高速道路を順調に走り、夕食前の明るい時間に帰宅できた。