『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

自己表現と自慢

2020-10-26 06:44:00 | パソコン
『Win95』発売の年に、
カミさんがPCセットを
我が家に導入し、
それが切っ掛けで
「インターネット」との
付き合いが始まった。

今日まで、
「98」「ミレニアム」
「XP」「7」…と、
ヴァージョン・アップする度に
マシンも買い替えてきた。

そして、
原始的な固定HPから初めて、
掲示板やら、『ミクシィ』やら
いろいろとコミュニティにも参加し
そして、トドのつまりは
「ブログ」に行きついた。

ツイッターも齧ってはみたが、
どうも性に合わなかった。

ブログもやがて
書きっぱなしのサイトから
応答性、双方向性のある
『フェイスブック』が
主流になってきた。

最近のこと、
「友達承認」した人物からの
悪意ある介入があって、
2週間ほど中断するという
事件もあったが、
大勢の「友達」から
心配され励まされて
再開できたのは幸いであった。

それ以来、
タガが外れたように
自主規制的なルールも
取っ払ってしまい、
いよいよもって
徒然なるままに
日暮しの雑記を綴っている。

キホン、ブログもインスタも
「映え」や「受け」を期待するのは
他人指向であり、承認欲求の満足の
ためにあるのだろうが、
それを良しとしてくれる
「友人コミュニティ内」なればこそである。

奥ゆかしい人たちは、
なかなか自己表現が
「ドーダ!」(自慢)に思えて
日本的美意識に抵触するのか
「ROM/リード・オンリー・メンバー」
の「読み専」に甘んじている方々も
コミュニティ内には少なくない。

それでも、
殊に、クライエントの方々には、
自分も含めてであるが、
「自己肯定感の低い」ことが多いので、
「大いに自慢大会」しましょうや、
と発破をかけている。

将来、心理臨床家を目指している
お弟子さんたちには、
「読めて、話せて、書ける」
というトレーニングを
恒常的に継続するように
指導している。

自己分析・経験・勉強・読書
というインプットにより
コンピテンス(能力)は高められ、
書く、話す、発表する、アートする
というアウトプットにより
パフォーマンス(表現力)は
磨かれるのである。

 自画自賛
  おおいにけっこう
   自讃できぬ絵なら
    描かないほうがいい

      むのたけじ





きのうは
日曜の「街ブラ」してきた。

市内でも、
ちょいと郊外に出ると
道に迷うことがあるから
オモシロイ。

これを
「迷子ごっこ」と称して
時々、やっている。

ナビなぞは消して、
未知のエリアに踏み込むと
「ここはどこ?
私はだーれ?」
のホワイト・アウト状態に
なるから楽しい。

ヴァーチャルじゃなく
リアルなゲーム感がある。

そして、行き当たりばったりに
うろついてると
必ずや知った街角や道に
通じていて、
なーんだ…と、
ホッとするのもいい。

そして、時折、
イヌも歩けば…
棒に当たる…で、
何かしらの発見がある。

そんなことして、
未訪の侘びれた食堂や
ちまっとしたカフェなぞを
見つけることがある。

こういうのを、
京都の子どもたちは
「探検・発見・ほっとけん」
と言っていた(笑)。



信夫が丘球場ちかくの
ベーカリーカフェで
出来立てのカレーパンで
ランチにしてきた。

パン粉がカリッカリで
よかったのだが、
もすこし熱々だと
尚よかった。

上あごの皮が
ベロンと剥けるくらいの
熱々じゃないと
フーフーいって食べる
面白味に欠けるのだ(笑)。

デニッシュ生地の
生クリームパンは、
裏っ返してみたら
添加物ごっちゃりの
工場製品のようで
ぞっとしなかった。

先にそれを確認せずに
見てくれてで買ってしまい
失敗した。

珍しく、
エスプレッソがあり、
これは佳かった。

なんだか、
変に偏った店である…(笑)。

しかも、
シーズンに関係なく
「サンタ」って…(笑)。

┐(´Д`|||)┌




県庁の裏通りにある
『絵工堂』に
久しぶりに寄ってきた。

金縁の禿げた
ディナープレートを
修復するのに、
金箔か金泥を購入するつもりだった。

老店主にそっくりの
中年店主がでてきたので、
すぐに息子だと判った。

件の目論見を打ち明けて
相談すると、
素人に金箔貼りはムリ、
というので
アクリル絵の具を奨められた。

耐水性だというので、
ちょっとした水拭きなら
大丈夫だという。

老夫婦店主の息災を尋ね、
今まで、よく油彩画材を
買いに来た話をしたら、
1割引きにしてくれた(笑)。

書室の机を
工房のようにして、
細かい塗り重ねの
修復作業を楽しくやった。




搾りだした絵具が余ったので、
なんだか勿体なくて、
因泥の堆朱に
プラモ作りの
金属剥離加工みたいに塗ったり、
墨の陽刻の龍や陰刻の書体を
金色で浮き上がらせてみた。







玄関の靴置き場の
いちばん下で
クモの巣が張ってた
古いウィングチップの
黒革靴を明るめの
ジャーマン・グレーに
油彩で染めてみた。

それに合わすべく、
ダイソーで
レインボーカラーの
靴紐まで買ってきた。

はたして、
いったいどんな仕上がりの
アート作品になるのか
楽しみである。

今週の土曜日に
Y中の文化祭に赴き、
その後にプチ・レストランで
打ち上げがあるので、
明るく派手めの
トータル・コーデの一つに
しようかと考えている。

これが、
“わたしの文化祭”です、
と笑って頂くのも
衆生の功徳になるかしらん(笑)。










ダイソーで
ついでにロゼの
プチ・ボウルがあったので、
ディナープレートに合わせて、
ヌガー・ダマンド
(アーモンド・ヌガー)
をスダチのピール、
ココアパウダーとで
ドレッセしてみた。

“ハレ”の日ばかりでなく、
“ケ”の日であっても、
日常的に、当たり前のように
ドレッセのトレーニングを
続けている。

これも、
自分のアート感覚を磨く
ひとつの修行なのである。



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若返り

2020-10-25 05:47:00 | 食物・飲物
きのうは
教採に合格したR先生が
教育分析に来られたので、
ティーセットで
お祝いしてあげた。




ルージュのラムカンは
中がホーローになっており、
エッグ・プディングが
佳く出来ていた。

パンケーキは
モソモソになり、
パウンドケーキは
萎んで締まって
まるでウイロウみたいに
なっちまった(笑)。

それでも、
気はココロである…(笑)。




初めて創ってみた
マカロンは
搾り口金が広すぎた為か
ぺったらこくなり、
なんだかなぁ…
だった(笑)。

でも、
素人クッキングならではなの
この失敗談もまた
オモロイものである。

ティー談話の
笑い草にもなってくれる。





金曜日に来た
JKのNちゃんのお土産の
ユング・クッキーと
カウンセラー・クッキーと
積分クッキー(笑)だけ残して
あとは美味しく頂いた。

いかにも、
受験を目指す高校生らしく
微積と奮闘している様が
目に浮かぶようである。

心理職を目指してる
Nちゃんが17歳で
いちばん若い弟子になる。

中一から
カウンセリングをしてるので、
教育分析も、もう5年目になり、
ユング関連や深層心理学の本を
受験勉強の傍ら
ずいぶんと読み込んでいるようだ。

それに刺激を受け、
自分もまた
河合先生の名著を取り出して
あちこち拾い読みしている。

中でも培風館の
『ユング心理学入門』は
最初に手にした名著なので、
30年間で何十回も
暗記するほど読んでいる。

カウンセリングで
道に迷った時には、
必ず、この原点に戻ってくる。

今の自分が在るのは、
この本と京都で河合先生と
出逢ったことにある。





教育分析の資料作りに
必要があって、
いちど削除した
画像変換ソフトを
再度スマホにダウンロードした。

肖像を素材にして
性転換や時間を遡る作業をしていたが、
ついでに、自分のも
いくつか作って
十代までAIに遡らせてみた。

40代の肖像からは、
次男そっくりの姿が
示されて驚いた(笑)。

還暦の肖像からは、
神木君っぽい好青年の
表情になったが、
これは、自分の十代の姿には
似ていなかった。
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ユング・クッキー

2020-10-24 05:55:00 | 食物・飲物
きのうは
午前中JKのNちゃんが
初めて独りで
カウンセリングに来た。

中学時代
3年間カウンセリングをした子で、
立派に成長してきたが、
まだまだ悩みを抱えており、
将来は心理職に憧れて
ずっと猛勉強をしている。




学校の勉強以外に、
心理関係の本も読んでいて、
お土産の手作りクッキーには
眼鏡をかけたユングまであった(笑)。

ユンギャン(ユング派)
の自分には、
これは喰えないので(笑)、
ラップして飾って置こうと思う。

きのうは、
PCデスク前の壁に掲げてある
ユングの晩年の肖像を見て
Nちゃんも感激していた。

右上のユングの隣は
「これは先生…」
だそうだ(笑)。





なんと、
ランチの
ハンバーガーまで
手作りで持ってきてくれた(笑)。

カウンセリング後に
一緒に頂いた。

なんでも、
水戸にある『コストコ』で
バンズやハンバーグを買ってきて、
目玉焼きを焼いて
挟んだだけという(笑)。

マックやモスバのよりも
美味しかった。




午後からは、
買い物に出かけ、
鎌田の『ドン・キホーテ』にある
クレープ屋さんで、
初めてクレープを食してきた。

お祭りの露店などでも
よく見かけるのだが、
どーも昭和のオジサンには
この手の乙女チックなものを
並んで頼むがハズイのである。

ハジカチー…ヽ(///>_<;///)ノ

この日も、
元・乙女のオバチャン数人が
並んでいたが、
厚顔にもそこに交じって
やっと初クレープ体験ができた。

ただ、
カスタードと生クリーム
コテコテのやつだったので、
しばらくして、
胃の辺りがムカムカして
消化剤を呑むようだった(笑)。

ハンバーガー・ランチの
デザートにやったつもりだったが、
夕食まで胃が重たくて、
夜はフルーツのみにした。





録り溜めていた
映画のなかで、
初めて耳にする
『THE PROMISE/君への誓い』
というのを観てみた。

2016年のアメリカ映画で、
トロント映画祭への
出品作品という
シリアス物である。

WWI以前に起きた
オスマン帝国(トルコ)による
アルメニア人虐殺の話であった。

親日家の多いトルコ人の歴史に
こんな残虐な事が
行われていたことを
全く知らなかったので、
いささきショッキングでもあった。

トルコ軍の
冷徹な殺戮ぶりが、
まるでナチのユダヤ人に対する
ホロコーストを彷彿させた。

この惨劇を生き延び、
アメリカに亡命して
富豪になったアルメニア人が
9000万ドルを製作に出資したという。


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アマとプロ・・・

2020-10-23 04:39:00 | ノンジャンル
出勤に着たスーツの
ラペル部分に
シミを見つけて
落とそうと石鹸水で濡らし
叩いたりしてみたが、
なかなか上手い事いかなかった。

スーツを
クリーニングに出すと
型崩れするので、
このまま
アクセントとして
やり過ごすことにした。




歳ぃとって、
自分の顔にだって
シミが出てきたんだから、
スーツにシミのひとつくらい
あったって、いいじゃないか…
と「ミツオチック」に考えた(笑)。



近頃、
母親カウンセリングが
増えてきて、
修論の研究テーマでもあり
ジャーナル(学会誌)にも
投稿・掲載された
得意とする分野なので
力が入っている。




40代前半の母親たちは、
教え子世代でもあるので、
なんだか、心理教育する時は
彼女たちに「授業」している
気分にもなる。

なかなか
一朝一夕には治らない
メンタル系の病児を
長いこと抱えて
自身も苦労している母親を
支援するのは、
「家族が助かる」ためにも
重要な一面がある。

最近では、
「ゲーム障害」の子が増え、
それに「気分障害」や「発達障害」が
加わると、なかなか大変な
ケースになる。

母親カウンセリングの
インテーク(初回面接)では
毎度のこと、
入門編のような板書をして
説明をしている。

中でも、「障害」という言葉は
非情にデリケートで、
親としては抵抗を感じるようなので、
じっくりと、病理・心理の理解から
「障害受容」への段階を経て
「支援する」という覚悟と
態度に至るようにもっていくのが
SCの役処でもある。

最近、
家族療法と生活改善療法を
患児との生活に取り入れて、
母子関係が良好になり
ケースの症状が緩和されてきた
という報告も少しずつ増えてきたので
有り難く思っている。



ソーちゃんの棋戦がある時は、
仕事のPCの脇にスマホを置いて、
経過を観ながら
ケース報告を書いている。




昨日は
中島らもの本が読みたかった
というJCが、
カウンセリング室に搬入した
書籍から嬉しそうに借りていった。

暇をみて作っていた
ペーパークラフトの
アーキテクチャも
箱庭療法グッズに加えて
棚に陳列した。

その下には
心理屋に必須の
アセス・ツールである
心理テスト類が
一通りおいてある。

本人の話しぶりや表情、
問題/症状から、ほぼ正確に
ケース査定できるものではあるが、
それを更に裏付けるのに
テスト類は未だに
必要ではある。




カウンセリングに来られる
お客様やお弟子さんにも
時折、ケーキプレートで
紅茶をサーヴすることがある。

初めて見る時の
驚かれる表情が楽しみで
“サプライズ”演出に
よく用いるのである。

中には、
「テレビでこれを見て、
ずっと憧れていたんです…」
と興奮されて
スマホで撮っておられた方もいた(笑)。

なので、
立体ドレッセの
トレーニングのためにも
時折、カミさんにも
振舞っている。

明日も
お弟子さんの合格祝いに
お出ししようかと
考えている。





これまで、
おうちフレンチを創作しては
画像に残してきたが、
そのファイルを眺めてみたら
かなりの数こなしてきたなぁ…
と感慨深く思った。

中には、
野暮っちいドレッセもあり、
これは金ぇとれんなぁ…と、
ひとり苦笑いするような
駄作も少なくなかった。

ネットにアップされている
一流シェフのドレッセを
コピーしたりもしているが、
なかなか、そのエッセンスが
盗み切れず、下手な書と同じく、
何処かポイントがズレてたり
フォーカスがボケてたりしている。

やはり、
それは、高い料金を取って、
客に提供し、その評価に晒され、
生活が懸かっているかどうか、
という、始終ナイフ・リッジに
立っているような
プロの厳しさが
欠けているからなのだろう。

その緊張感の有無が、
家庭料理とプロ料理を隔てる
一線なのかもしれない。




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5連勝

2020-10-22 06:57:00 | 藤井 聡太

きのうは
ソーちゃんの
月一の順位戦があったので、
勤務中もチラチラと
休み時間ごとに
スマホで経過を観戦していた。

相手は
一敗している村山七段で、
先手ながら、またしても、
最も勝率が低く
連敗を続けている
「横歩取り」戦型に
後手から誘導されてしまった。

それでも、
堂々と受けて立つ
タイトル・ホルダーらしさを見せ、
見事に、「村山/横歩」に対して
“ダブル雪辱”を果たした。




夕食当番だったが、
作る時間を惜しんで、
出来合いのサンドイッチやら
ケーキ類を買ってきて、
野菜・フルーツと
三段プレートに盛った。

あとは
買い置きの
スプマンテで胡麻化した(笑)。








昨日は
「超スロー」ペースで
夕食休憩後に
まだ50数手と開戦にも
至らなかった。

これは、
深夜に及びそうだなと覚悟し、
入浴、夕食後、寝床に入って
ジックリ観戦していたら、
何度か小間切れに
寝落ちしてしまい、
気が付いた時には
村山七段が
「負けました」
と投了した時だった。

11時半だったので、
いつもなら、
とっくに寝入っている時間である。

なので、
ソーちゃんの感想戦も
ろくろく見ずに
そのまんま就眠した。

なので、今朝方、
YouTubeサイトで
解説番組をジックリと
見直して、全体を
振り返った。

そしたら、
超スローペースだけあって、
今までにない
「重厚な差し回し」で、
さすがに二冠に相応しい
内容であった。






YouTubeに
鮮明映像で
新らたにアップされた
萩本欽ちゃんナレーターの
ドキュメント『藤井総太 14歳』を
また観てみた。

まだ、
中学生で奨励会員としての
「修行時代」の映像が
新鮮に映った。

年上の修行生に交じり
懸命に駒を磨く姿、
対局室にゴミ箱を配置する姿、
などが甲斐甲斐しくもあった。

いずれ、
歴代名人の掛け軸が
燦然と並ぶ「上段の間」で
自分がタイトル挑戦者として
対局するだろうなどとは、
与えられた目の前の仕事に
真摯に向かっていた時には
考えもしなかったことだろう。

こういう、下積みの時代を
しっかりと経てきているからこそ、
二冠となった今、
十代にして、並の大人も及ばない
「本物の落ち着き」と
重厚な存在感があるのだろう。

彼は、ただの天才ではなく、
少年の頃から、
肉体を使って汗をかくことも、
他者の為に
親身になって奉仕することも
知っている人間なのである。





恩師の杉本師匠も人格者で
弟子思いなので、
小6のソータのために、
わざわざ若手のホープ
豊島七段を自宅に招いて
対局の機会を与えている。

当時、26歳で
まだ無冠のトヨピーは、
この後に、竜王・名人となり、
今もって、ソータは
公式戦6連敗と
一勝をもすることができないでいる。

ソータにとっての
最強の「ラスボス」とも言われる
トヨピーだが、
彼をして、当時は
「小6で、これだけ強いのは驚きです。
自分の十代の時よりも
遥かに強いですね」
と讃えていた。

その「壁」を
二冠になったソータが、
いつか楽々と超すのを
贔屓として楽しみにしている。

 てふてふ
  ひらひら
   いらかをこえた

     山頭火
 




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