『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

5連勝

2020-10-22 06:57:00 | 藤井 聡太

きのうは
ソーちゃんの
月一の順位戦があったので、
勤務中もチラチラと
休み時間ごとに
スマホで経過を観戦していた。

相手は
一敗している村山七段で、
先手ながら、またしても、
最も勝率が低く
連敗を続けている
「横歩取り」戦型に
後手から誘導されてしまった。

それでも、
堂々と受けて立つ
タイトル・ホルダーらしさを見せ、
見事に、「村山/横歩」に対して
“ダブル雪辱”を果たした。




夕食当番だったが、
作る時間を惜しんで、
出来合いのサンドイッチやら
ケーキ類を買ってきて、
野菜・フルーツと
三段プレートに盛った。

あとは
買い置きの
スプマンテで胡麻化した(笑)。








昨日は
「超スロー」ペースで
夕食休憩後に
まだ50数手と開戦にも
至らなかった。

これは、
深夜に及びそうだなと覚悟し、
入浴、夕食後、寝床に入って
ジックリ観戦していたら、
何度か小間切れに
寝落ちしてしまい、
気が付いた時には
村山七段が
「負けました」
と投了した時だった。

11時半だったので、
いつもなら、
とっくに寝入っている時間である。

なので、
ソーちゃんの感想戦も
ろくろく見ずに
そのまんま就眠した。

なので、今朝方、
YouTubeサイトで
解説番組をジックリと
見直して、全体を
振り返った。

そしたら、
超スローペースだけあって、
今までにない
「重厚な差し回し」で、
さすがに二冠に相応しい
内容であった。






YouTubeに
鮮明映像で
新らたにアップされた
萩本欽ちゃんナレーターの
ドキュメント『藤井総太 14歳』を
また観てみた。

まだ、
中学生で奨励会員としての
「修行時代」の映像が
新鮮に映った。

年上の修行生に交じり
懸命に駒を磨く姿、
対局室にゴミ箱を配置する姿、
などが甲斐甲斐しくもあった。

いずれ、
歴代名人の掛け軸が
燦然と並ぶ「上段の間」で
自分がタイトル挑戦者として
対局するだろうなどとは、
与えられた目の前の仕事に
真摯に向かっていた時には
考えもしなかったことだろう。

こういう、下積みの時代を
しっかりと経てきているからこそ、
二冠となった今、
十代にして、並の大人も及ばない
「本物の落ち着き」と
重厚な存在感があるのだろう。

彼は、ただの天才ではなく、
少年の頃から、
肉体を使って汗をかくことも、
他者の為に
親身になって奉仕することも
知っている人間なのである。





恩師の杉本師匠も人格者で
弟子思いなので、
小6のソータのために、
わざわざ若手のホープ
豊島七段を自宅に招いて
対局の機会を与えている。

当時、26歳で
まだ無冠のトヨピーは、
この後に、竜王・名人となり、
今もって、ソータは
公式戦6連敗と
一勝をもすることができないでいる。

ソータにとっての
最強の「ラスボス」とも言われる
トヨピーだが、
彼をして、当時は
「小6で、これだけ強いのは驚きです。
自分の十代の時よりも
遥かに強いですね」
と讃えていた。

その「壁」を
二冠になったソータが、
いつか楽々と超すのを
贔屓として楽しみにしている。

 てふてふ
  ひらひら
   いらかをこえた

     山頭火
 




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