『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

文化祭

2019-10-26 08:47:00 | 仕事
きのうは
低気圧による大雨の中を
山間部にある
Y中への出勤日だった。

山添いの道は
山側から流れ出て来る雨水で
さながら沢登りのように
バシャバシャと
逆ウォーター・スライダーみたいに
行くようだった。

台風19号による
土砂崩れの箇所も
随所に見られる。

あの折は、
国道は冠水して、
生徒たちのスクールバスは
迂回を強いられたという。




学校周辺の森林は
紅葉しだして
ちょうど見ごろであった。

一週間ごとの勤務だが、
毎回、連絡ボックスには
書類と共に
お菓子が沢山入れられている。

きのうは
いい値段する
「丹坊」のドラ焼きまで
入っていた。

文化祭前日だったので、
カウンセリング予約は
一人のみだった。

もっとも、
全校生4人だが・・・。

なので、
久しぶりに河合先生の
『老いの道』を持参して
再読した。

クリエイティヴ・リタイアメント
(創造的隠居)
のためには、老いる智慧も
必要である。

先達の老賢者たちの
み教えに素直に耳を傾け、
「老いの道」をトボトボと
歩いている日々である。

もっとも、公的には
65歳以上を前期高齢者として
「老人」と定義するようなので、
まだ「プレ老人期」なのかもしれないが・・・。

還暦過ぎたら、
立派な老人には違いあるまい。

幼年期、少年期、青年期、中年期・・・と、
歩んできて、
早くも老年期に差し掛かる。

なんと、時の過ぎるのが
速いことよ。

でも、喘息で夭逝せずに
来れたのは幸いであるから、
老年期を味わい楽しんでやろうと
肯定的に捕らえている。




きょうの文化祭の招待状を頂いて、
給食のときにも、
先生方から都合を伺われたが、
残念ながら、家内仕事のために
参加できない旨を伝え、
せめてもと思いリハーサルは
見させてもらった。

『笑点』のような
大喜利では、校長先生までも
浴衣姿で「○○とん平で~す!」
と落語家に扮して台本にある
ギャグを飛ばされていた。

司会のK先生が、
いつものクセで
<とん平さん>ではなく、
「はい。校長センセ」
と指してしまい、
生徒たちの失笑を買っていた。

指導される先生方も参加しての
全員参加の文化祭で、
一般客を迎える本番の成功は
間違いなさそうだが、
それよりも、練習のプロセスにこそ
真剣にコミットする姿が
教育的であった。

課題発表・歌・ダンス・太鼓・盆踊り・・・と、
一人何役もあるが、
3.11被災地特区の少人数校ならではの
濃密なパフォーマンスを行うことができ、
ある意味、子どもたちは幸せかもれしない。




地元の用務員さんから
指導を受けての
伝統的な太鼓演奏は、
なかなかに迫力があり
素晴らしいものだった。

授業中やカウンセリング中でしか
目にしていない生徒たちが、
溌剌とした姿で
たましいを込めて打つ大太鼓は
腹にズシンと響いた。

それは、
なんとしても復興していくぞ、
という被災地区の子どもたちの
意気込みであり
心意気にも感じられた。

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秋から冬へ

2019-10-25 07:06:00 | 季節
洋上にある
強力な台風21号のせいで
湿潤暖気流が流れ込み
低気圧が刺激されて
今夜未明からまた
大雨になるそうな。

富士山は即位礼の日に
初冠雪したとのことだったが、
吾妻山はまだである。

でも、
ここの処、
朝方はめっきり寒くなり、
しっかり冬用の掛け布団と
電気毛布で対応している。

寝室の空気が冷えてきて、
朝方、喉が痛むことがあり、
トローチでなんとか緩和させている。

そういや、
耳鳴りや軽いムカツキもあり、
長風邪ぎみである。

カラリとした秋晴れは、
台風19号の前日二日くらいしか
印象がない。




今にも降りそうな
雨雲に覆われていると、
散歩に出るのが憚られるが、
そういう時に便利なのが、
データ放送の1時間ごとの
降水量予報と雨雲のレーダー図である。

これは、
先日の19号の時に
初めて活用して役立ったので、
降りそうな日の
散歩前にチェックするのには
おおいに役に立つ。



近所の氏神様が
「八幡神社」だと分かり、
散歩のたびごとに
一つお願い事をしている。

石の鳥居をくぐるたびに、
(おらぁ、信心深いなぁ・・・)
と、『日本むかし話』の
爺様みたいな心境になる(笑)。

国試前に
合格祈願して成就したので、
霊験あらたかなり、
と有り難く思わせて頂いている。




「いちい」の酒コーナーに
国産ピュア・モルトが
特売で1.780円だったので、
スコッチは2.000円以下ではないから
買ってみた。

甲州の韮崎(にらさき) という処での、
サンフーズという
聞きなれないメーカーの物である。

酒の教科書的な
薀蓄マンガ『レモンハート』で知った、
手の平に一滴垂らして、
それを両手の平でよく揉んで、
両親指の隙間から香りを聞く、
というのをやってみた。

まず、40度のアルコールが
ツーンと鼻を刺した。

思わず・・・ ( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ ) ゲホゲホ

それから、
いろんな香り成分が
混じって感じられたが、
こちとらソムリエでねーので、
的確な表現がムズイ(笑)。

いちおうチューリップ型の
テイスティング・グラスで
スワリング(クルクル回し)して
空気に触れさせてみる。

甘い香りが立ってくる。
すこーし、バニラや
フルーツっぽい。

さすがに、
樽香までは判らない。
(元々、ないのかも・・・)

一口、含むと、
やはり、甘味、まろ味はあり、
その後、40度のアルコールで
舌先がビリビリいってくる。

鼻腔から抜けるフレーバーは
好感のもてる芳しさである。

ただ、
スコッチのシングル・モルト
『グレンフィディック』やら
『グレンモーレンジ』『マッカラン』
などと比較すると、
ボディの厚みがやや薄の感じだ。

モルトだけで作った
「ピュア・モルト」ではあるが、
「シングル・モルト」の表記がないので、
「ヴァッテッド・モルト」(ブレンド・モルト)
なのだろう。

そういや、
スコッチ独特のスモーキーさ、
「煙臭さ」はない。

開栓して
しばらく空気に触れていたら
これから“化けて”香りが開き、
より華やかさやマロ味も
出るかもしれないので
期待してみよう。



シャルトリューズ・ジョーヌは
書斎の小型冷蔵庫で
常時冷やしておき、
ショットグラスで
PC作業中に薬草による気付けと
甘味の糖分補填にしている。

その輝くような黄金色(ジョーヌ)は、
イエローダイヤモンドの如しで、
見ているだけでも美しく、
まさに「飲む宝石」でもある。

モルト・ウィスキーの
「琥珀色」も
化石の琥珀を想像させ、
何処か古代感があって佳い。



そういや・・・
テイスティングなぞという行為は、
ものを直(じか)に見て
言語化、知覚化以前の純粋体験を味わう
という行為からしてみれば、
いかにも“ちょこざい”な
ことかもしれない。




市民検診前の
ダイエット期間中に、
姑息な手段として、
いつも30秒ほどで食べてるバナナを
ぺティナイフで極薄にスライスして
たくさん量があるように
脳を錯覚させた。

姑息な手段だが・・・(笑)、
ゆっくりと味わって食べ、
「甘い」やら「ねっとりしてる」
といった固定観念を払って
何を感じるか・・・という、
マインドフルネスの
トレーニングにもなった。

そしたら、偶然だが、
西田哲学の
「そのものと直に対峙することが、
純粋体験である」
ということと一致していた。

もっとも、
極限まで薄切りにしたら
何枚になるだろう・・・と、
愚考を思いついて
手の平の上で実験してみた(笑)。

(あんまし、哲学的でないなぁ・・・)

おうちフレンチでよく用いる
ぺティナイフは
常々ちゃんと磨いであるので、
スパリ、スパリと気持ちよいほどに
切れてくれる。

結果・・・51枚也(笑)。

あんがい
取れるものである。

酸化すると変色するので、
切る傍らから口に入れたが、
途中からメンドっちくなり、
最後まで切りつけた。

これを片っ端から平面に並べたら
さぞかし壮観だろーなー
とも思った(笑)。

切ったはいいが、
ねっとり引っ付いてる切片を
さて、どーして喰うべぇと・・・と、
思案したが、
歯間掃除するトゥース・ピッカーで
一枚ずつ刺しては剥がし、
刺しては剥がし・・・で、
これもメンドっちかった(笑)。

こういうのを
暇人の「愚挙/愚行」
と言うんだろなぁ・・・(笑)。

┐(´Д`|||)┌ ハハ…

「小人閑居して不善をなす」
と言うが、
不善(悪い事)でないのが
救いであるなぁ・・・。

(^▽^)> ヘヘ…♪
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じかに見る

2019-10-24 07:58:00 | 勉強
今年、三十路になった
長男のフミに、
はじめて字を覚えた
保育園児の頃、
山頭火の晩秋の侘び句を
書かせたことがある。

外連味のない
幼児の字を書く喜びが溢れ、
いい書である。

土湯の湧き水を
水盥(すいう)に移し、
松煙墨を端渓硯で磨って、
中国製の象牙筆を用い、
古紙の画仙紙に書かせたので、
道具は一級の文房四宝である。

落款は彼用に
中国で一級篆刻師に
彫ってもらった「陰陽印」。

100均の色紙に
100均の筆ペンで書いたのとは
自ずと然るべく異なり、
道具が重厚長大感を創り、
平仮名と句の韻が
軽妙感を現している。

「写し書き」したときに、
「わたし」の「た」が抜けて、
後で、小さく加えたので、
「これが、ほんとのタヌキだぁ~」
と親子して笑った。




室礼には、
「真行草」の「真」になる真塗矢筈板に
「文(ふみ)」を掛けて漆蒔絵文箱と
路地の秋桜を信楽の花入に活けた。

「文」には多くの意味があるが、
「学問。芸術」を治め、
【文武両道】【文化人】であれ、
という願いも込められている。

落語では、
子ども自慢を
「親馬鹿チャンリン蕎麦屋の風鈴・・・」
と、揶揄するが・・・(笑)。

親馬鹿けっこう、毛だらけ、ネコ灰だらけ、
である(笑)。

田高時代には、
年間オール5(トーチャン奨励金1万円)と
ソフトテニスの福島県チャンピオン、
ランキング全国9位になったので、
文字通り【文武両道】であった。

小学生の頃は、
FTVジュニア・オーケストラに
トランペットで所属し、
ヨーロッパ公演にも参加し、
【文化人】としても活躍した。

まさに、
「名は体を現す」であり、
言霊(ことだま)と同じように
名霊があるのかもしれない。

図らずも、
「文」には
「美しさ/雅びさ」「筋道」
「規範」「礼儀」「仁徳」
などの意味もあるという。

それらも
体現してくれたら
親としても嬉しいのだが・・・。





「100分 de 名著」の
<西田幾多郎『善の研究』>
第三回目を視聴して
勉強した。

茶道家でもある
柳 宗悦の
「裸の目でみること」と
西田の
「知的直感」
というのが、
ほぼ同義語と解説された。

我々は対象を前にすると、
思想/嗜好/習慣、
思慮分別/判断…などが
「色メガネ」となり、
物の「実在」を見損なっているという。

柳 宗悦は、
名もなき人の作った茶碗に
美を見出す「民藝」という
美意識を提唱した。

茶も俗になると、
この茶碗は「誰作」やら、
箱書きは「誰宗匠」やら、
値段は「いくら」やら、
…と、茶碗の「実在」と
その真価とかけ離れてしまう。

それは、
市場経済原理と双頭の
骨董美術の価値観であり、
真の「茶の湯」ではない。




目の前の「茶碗」に対して、
これは信楽であるとか、
蹲(うずくま)る形(なり)だとか、
経験則によって、分類・ラベリングの
言葉化をした刹那に、
純粋経験はなくなり、
そのものの実在もまた損なわれる。

たしかに、
茶碗ひとつにしても、
それは宇宙の創世ともつながっており、
深い存在の何かと結びついているのである。

「宇宙が茶碗している」とも
「茶碗が宇宙している」とも
奇妙に表現できるが、
日本語としては、
なかなか理解し難いかもしれない。

私が存在している。
茶碗が存在している。

…これらを
ひっくり返すと…

存在が私している。
存在が茶碗している。

…となり、
私と茶碗は「存在」で
通低していることになるのだ。

仏教で言う【本来無一物】は、
事物(色/しき)はすべて
本来、空(くう)であるから、
執着すべきものは何一つない、
という意味だが、
すべてが空だからこそ、
「色即是空」
「空即是色」
なのである。

…なんだか、
何も説明になってないような
気がするなぁ…

(хдх;)  



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即位礼正殿の儀

2019-10-23 06:52:00 | ノンジャンル
きのうは、
《即位礼正殿の儀》により
今年限りの祝日となった。

昼過ぎにTVをつけて見たら、
どのチャンネルも
その中継一色だったので、
NHKを選んで見てみた。

今上天皇は、
昭和35年生まれの59歳なので、
ほぼ同じオールウェイズ世代でもある。

なので、
昔あった『皇室アルバム』という番組で、
よくその成長の過渡期の姿を見てきた。

民間出自の現上皇后の美智子妃からは、
「ナルちゃん」と呼ばれていて、
侍従や女官には育児を任せず、
妃殿下自らが育てられ、
『ナルちゃん憲法』なるものも
当時、有名になった。

現皇后との結婚会見も
教員時代のスキー訓練合宿の
一色国際スキー場のロッジで見た。

「生涯、全力でお護りします」
という言葉が
当時、流行った。

天皇にのみ代々伝わる
「三種の神器」は、
巷間、ゲーム内でも
デフォルメされて登場する。

正式には、
八咫鏡(やたのかがみ)
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)
と言うが、
漠然と「鏡/勾玉/剣」だよなぁ・・・
とは記憶していた。

それと、天皇の印章は
御璽(ぎょじ)と言って、
これを引き継ぐのが
皇位継承とされる。




この機会に、
テレビやネットで、
にわかトリビア学習をした(笑)。

きのうの天皇の装束は、
「即位礼正殿の儀」にのみ纏う
赤味がかった黄色の
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)
というらしい。

皇后は十二単(ひとえ)に
檜扇(ひおうぎ)を携えていたが、
こういう時でなければ、
なかなか『源氏物語』世界の
本物の姿は見られない。

天皇の手していた笏(しゃく)が
気になり、何の為に・・・と思い、
調べてみたが、それに言及する記事はなく、
笏の由来を調べてみたら、
〈神職が威儀を正す為に持つもの〉
〈女性神職の場合は、扇を用いる〉
とあって、そっかぁ・・・と、
腑に落ちた。

天皇は、もともとは、
「神職」の継承者なのである。

そして、皇后は女性神職なのである。

笏は中国発祥のもので、
官人の備忘録用の板だったという。

日本には、6世紀に伝来し、
やはり、朝廷公事で
備忘録として使っていたらしい。



「萬歳」の文字は、
安倍首相が揮毫した文字だという。

「大垂髪(おすべらかし)」という
左右が大きく膨らんだ
女性皇族の髪形は、
江戸時代末期からの伝統のようである。

履物は、
天皇は御挿鞋(ごそうかい)という
漆塗りの浅い木沓で、
侍従たちは、
は靴(かのくつ)という
革靴だそうな。

靴下ではなく、
襪(しとうず)という布を履くらしい。

祝砲の21発は、
最大限に相手への祝意を表す数として
国際的に定められているという。

ε= (´ヘ`;) ヘェ~ 

…ってなもんだぁ(笑)。




NHKでは、
スタジオ・ゲストに
佐藤 直子プロが招かれ、
大学時代のテニス合宿で
一度だけ指導を受けたのを
思い出した。

いつもの『ニュース7』の
上原 光紀キャスターが
ドレスアップしてメイクしてたせいか、
美人ぶりが際立っていた。

ふだんはスルーしてたが、
さすがに目について、
素性を調べてみた(笑)。

28歳で
慶應法学部の政治学科卒、
新潟→広島→東京の来歴である。

ε= (´ヘ`;) ヘェ~ 

…ってなもんだぁ(笑)。

***

パジャマ・ズボンの
ゴムが緩んだので(笑)、
引っ張り出して、
ひと輪っか分
キュッと締めた(笑)。

ε= (´ヘ`;) ハァ~ 

…ってなもんだぁ(笑)。





86年に出た
『レモンハート』の第一巻を
久しぶりに読み返したら、
PCと『シャルトリューズ・ジョーヌ』の
取り合わせがカッコよかったので、
さっそく「酒蔵」で買ってきた。

たしか、
86年の京都にいた頃も、
一度、味わっていたが、
どんな味だったか
すっかり忘れていた。

33年ぶりに
テイスティングしてみたら、
ヘアトニックのような臭いが
プンと鼻についた。

130種のハーブが配合されていて、
現在でもフランスの
シャルトリューズ修道院の
修道士2人以外、そのレシピを
秘伝とされている。

最初に作られたのは
「ヴェール(緑)」で、
その37年後に「ジョーヌ(黄)」が
作られたという。

ジョーヌの方が、
蜂蜜の甘味があるのが特徴である。

「ヴェール」も、
かつて味わったことがあったが、
ヨモギっぽいような
漢方風の風味がしたような気がする。

近々、それも
購入してみようと思う。

**

マウスが壊れたので、
ちょっとだけ上級の物に
取り替えた。

なんでも、
100人中98人のドクターが
推奨するという形状で、
ちょうど、粘土をギュッと握って、
その指型がついた用な
凸凹していてフィット感がある。


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嵐の傷跡

2019-10-22 08:03:00 | 食物・飲物
台風20号は
温帯低気圧に変じたものの、
また雨降りをもたらした。

そして、
遠く洋上には
955hPaという勢力の強い
21号が発生して
関東沖合いに向かって
接近している。

今朝の朝刊では、
3.11の津波で家と夫を失い、
今度の19号で新築した家が水没して、
二度目の避難所暮らしになっている
ご婦人がいるという
まことに気の毒な記事を読んだ。

まさに、
「弱り目に祟り目」
「踏んだり蹴ったり」
「泣きっ面に蜂」
「便所に行けば人が入っている」
である。

かくも、格言、諺があるというのは、
凶事は続くことがある・・・という
先人の経験則を
教訓としているのだろう。

カウンセリングでも
よく、このような相談を受けるが、
「いっぺんにワルイ事が起こる時は、
そこを難負けせずに凌いでいけば、
イイ事もいっぺんに起きてくるものです」
と、お慰めすることがある。

口で言うのは簡単だが、
それまでに、その難儀について
聴いて聴いて、共に泣いて、
「悲しみを共に悲しめば
 悲しみは半分になる」
という処まで随行しての後の
お慰めなので、
「先を楽しめる」一縷の希望の光と
受け取って下さる方が多い。

「何を言うかでなく、誰が言うか」が
肝要なのである。

なので、お弟子さんたちには、
その「誰」になる為には、
己れを掘って掘って
個のレベルを超えた
“トランス・パーソナル”な領域にまで達して
普遍的無意識レベルで
共存・博愛の境地にまで行きなはれやー、
と自戒を込めて教えている。

目の前の人が
ウメボシやレモンを食べて、
酸っぱさに顔をしかめるのを見ると、
自分も自ずと顔をしかめたり、
口中に生唾が湧くことがある(笑)。

なかには、
その話を聞いただけでも
ツバが出る人もいるので(笑)、
我々は、かくばかりに、
つながっているのである。




海外料理番組で、
「アドヴォカート」というリキュールで
リンゴを煮ると、
カスタード味になって絶品、
というシーンがあったので、
さっそく市中の酒屋を探し回った。

残念ながら、
何処でも見つからず、
「困った時のアマゾン頼り」で
検索してみたら、
在ることはあるのだが、
なにせ、1.500円の本体に
送料が千円近い。

これは、いかにも冥利が悪い。

ならば、市外の酒店にも
電話で在庫を尋ねてみようと、
かつて、6年間の田高通勤で
何度も立ち寄っていた
二本松の「勢州屋」に訊いてみたら、
在るとのことで、ラッキーだった。

♪( ´θ`)ノ ヤタ~

アドヴォカートは、
酒薀蓄マンガ『レモンハート』で
80年代から知ってはいたのだが、
卵黄のリキュールというので、
なんだかキモチわるいなぁ・・・
という偏見を長らく抱いていた。

でも、料理番組で、
「カスタード風味で絶品」
と聞いて、なるほど!
卵黄+バニラ+シロップなら、
まんまカスタードやん!
と、気づいて、
テイスティングしてみたら
その通りだった。

きっと、昔は、
風邪を引いた時に飲むだような、
玉子酒のようなイメージを
抱いていたのかもしれない。

ウィキってみたら、
これは、オランダ産のリキュールで、
オランダ語でアドヴォカートは
「弁護士」という意味で、
このエピソードは
まんがの『レモンハート』にも出てきた。

これを飲むと
まるで弁護士のように
弁舌が爽やかになるそうだ。

アルコール度数は20%で、
トロリと濃厚な甘さと香りがあり、
オランダではアイスや
ペストリー(焼き菓子)に用いたり、
食前・食後酒に出されるらしい。

伝統的には、
口広のグラスに入れ
ホイップクリームをかけ、
ココアを振って供されるというので、
ぜひ、それをやってみようと思う(笑)。

ホイップ カイニ イカネバ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ





二本松の阿武隈川沿いも
氾濫跡が今尚、土嚢が残され、
通行止めになっていた。

川沿いの畑は
軒並み水没したらしく、
果樹がいずれも
泥まみれになっていた。

12月にも
台風が来た年があったので、
まだまだ、21、22号・・・と、
水害の油断はできないかもしれぬ。




先週は台風19号で
異常な一週間だったせいか、
生活リズムやペースが
いつもと違っていて、
ソータの棋戦を二つも見逃した。

どちらも、
有料棋戦で、
払い込みしようと思っていたが
ついつい失念して、
その対局日すら忘れていた。

きのうは、
大一番の「羽生永世七冠」戦だったが、
偶然、夕方に検索して思い出した。

当日観戦料は
前売りより500円も高い
1.500円なので、
終盤だったからチケットは買わずに、
新聞社のライヴ棋譜と、
ユーチューブのライヴ音声中継のみで
想像の世界で楽しんだ。

ついでに、
18日の糸谷戦の棋譜も再生し、
ユーチューブの解説サイトでも
楽しんだ。

糸谷八段は、
阪大大学院出の
インテリ棋士である。

A級棋士ふたりに対して、
ソータが圧倒的な強さで
完勝だった。

羽生戦では、
ソータも研究に用いている
かつての最強ソフト『エルモ』と
ほぼ99%に近い一致率で
「最善手」のみを指し、
あたかも羽生ちゃんが
AI相手に闘っているかのようであった。

動画でこそ見られなかったが、
ラジオ中継を聞くように、
動画を見ている人たちのコメが
次々とユーチューブに投稿され、
「羽生さんがガックリうなだれた・・・」
「ソータが勝ちキョロキョロに入った!!」
という目に浮かぶような
文字中継をしてくれた。

新聞社の棋譜中継コメには、
観戦記者のライヴ・コメが書かれるが、
「見えてる世界が違うのか。
 恐るべき藤井」
という、
畏怖とも言えるような
「投了」寸前のコメに
鳥肌が立った。

相手は、
タイトル99期の永世七冠で
棋界の最高峰・大天才と言われてきた
羽生九段である。

ソータは、
17歳の高校二年生だが、
「400年にひとりの天才」
と棋界が賞賛し、
「詰め将棋選手権5連覇」の
文字通り世界一の
チャンピオンでもある。










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