『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

お彼岸

2017-09-25 07:07:00 | 風景
ついこないだ、
お盆に墓参したばかりと
思っていたが、
カミさんがマメなので
誘われて、また、
墓参りに出かけた。

信夫山の山腹に
代々の墓所があるが、
お盆の時にはなかった
手すりが設置されていて
急勾配の坂道に
年寄りが重宝していた。



すでに
親戚の叔父・叔母たちが
参っていたが
鮮度のよい花に
置き換えた。

『千の風』の
歌詞にもあるように、
信仰のある身には、
毎日、霊前に拝礼しているので、
亡父や祖父母の御霊(みたま)が
ここに眠っているようには感じない。

それでも、
佐々木家代々の
お骨は治まっているので、
自然、大地、遺骨が
つながっている場ので、
やはり花と線香を手向け
手を合わせる、というのが
美しい慣習だと思っている。

脳裏の片隅で、
自分もやがて
ここに遺骨として治まるのか、
と想像もした。




手向けの花から
一輪だけ
藤色の桔梗を抜いて、
お彼岸の室礼として
石榴と共に
茶の湯の炭取り籠に
活けてみた。

軸には
先日、色紙に表具した
フミの小学時代の
書写の作品である。

バランスの取れた楷書が
ケレン味がなくて
清々しい。







水曜日にレッスンに来られる
Kさんの新品ギターのメンテを
請け負ったので、
50万もする高級ギターだから
ベッドの上で傷がつかないように
慎重に取り扱った。

弦を緩めた後、
象牙のブリッジを
木片で叩き外して、
電動サンダーであらかた削り、
仕上げにサンドペーパーで微調整して
1ミリほど弦高を低くした。

試し弾きをしてみたら
弦の高さが低くなって
かなり押さえが楽になった。

作業中、
新品のギター独特の
塗装の香りが
鼻に芳しく、
そういや、カミさんの新車も
プンプンと新しい香りがしたなぁ・・・
と思い出した。





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