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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

アスペルジュ・ソバージュ

2022-08-21 07:35:00 | 食物・飲物

 

庭木や下草が繁茂しすぎて、
5年ぶりに剪定をしてもらった。

ザクロは樹勢が強く、
二階の窓まで
塞ぎかかっていたが、
半分ほど切ってもらい
スッキリした。

 

裏庭へ通ずる箇所が
笹の群生が凄かったので、
涼しい日を選んで、
コンクリート施工を
DIYやろうかと
ホームセンターで
コテやら一式を買ってきた。

***

涼しい時間帯に
久しぶりに
散歩&買い物に出かけたら、
いつもの原っぱに
アスパラが生えていて、
今年はじめて採集してきた。

雑草にまみれて育ったものは、
路地物よりもさらに生命力があり、
さしずめ、フレンチでなら
「アスペルジュ・ソバージュ」
(野生アスパラ)
として珍重されよう。

軽く火を通してやってみたが、
たしかに、味が濃く
超瑞々しかった。


仔羊のソテー

2022-08-04 09:04:00 | 食物・飲物
きのうは
北からの寒気団に
南から台風6号の湿潤暖気がぶつかり、
停滞前線ができて
「線状降水帯」が現れた。
隣県の山形には
特別警戒警報が出た。
 
熱暑もそれで
ひと段落して、
ジメジメしながらも
28℃どまりだった。
 
きょうも
26℃ほどだというので
やれやれである。
 
 
きのうは
入江町にオープンした
ヨークベニマルに初めて行ってみた。
 
そしたら、隣にマツキヨも出来てたので、
ついでに寄って
軟膏と『メンズ・ケシミン』を買ってきた。
 
目の下に
けっこう大きなシミができてきたので、
何とかなんないものかと思ってたら、
YouTubeのCMで「メンズ」のがあると知って、
試しに買ってみた。
 
効能書きを見たら、
シミの「抑制効果」とあったので、
あんまし期待もできないが、
とりあえず軟膏がなくなるまでは
使って効果をみてみたい。
 
買い物帰りに
ふと思いついて
一人暮らししている叔母宅に
赴いてみた。
 
従妹のミキティの母親でもある
ノブちゃんは、88歳になるが、
しゃんとして一人暮らししており、
きのうは一時間ほど
馬鹿ッ話をして大笑いしてきた。
 
帰りには
いつものように
家にあるものを手当たり次第に
「持っていきな・・・」
と、お茶漬けまでくれてよこした(笑)。
 
亡くなった長男のタカ坊の
二つ下なので、
何処かにその面影もあるのか、
「また、来てよー」
と、見送ってくれた。
 
 
 
 
昼には
"ぼっちフレンチ"で、
半額になってたラムチョップで
『ソテー・ダニョー』
(仔羊のソテー)
を作り、
晩にはカミさんに
これまた半額だったカナダビーフで
『ソテー・ド・ブッフ』
(牛のソテー)
を作ってやった。
 
 
 

尾花沢スイカ

2022-08-01 11:17:29 | 食物・飲物

スイカの名産地「尾花沢」の
カミさんの親類から
毎夏、大玉の「特大スイカ」が
送られてくる。

普段から
キチキチぎみの台所の冷蔵庫には
半分に切っただけでは入りきれず、
今はリキュール類の冷蔵に用いている
老母の大型冷蔵庫にスイカを切り分けて
毎夏、冷やしている。

30℃超えの「夏日」、

35℃超えの「猛暑日」が
連日つづき、バテバテ気味になってきたが、
毎日のように、アイスクリームを
食している。

カミさんが、
いろいろと取り交ぜて
買ってきてくれるので、
自分ではあまり買うこともない。

きのうは、
抹茶味の「鯛焼き」アイスで、
お馴染みのコピーの
「しっぽまであん」とあった(笑)。

***

冷房の当たり過ぎなのか、
夏バテのせいなのか、
きのうは、異様にオシリ痛がひどく、
テニスボールで指圧しても、
マッサージ機で施術しても、
痛みがとれず、夕方頃には
鬱っぽくなるほどだった。

慢性痛なので、
それで鎮痛剤を呑んだことはないが、
きのうに限っては、
限界かなぁ・・・と、おもわせるほど、
一日中、往生した。

この慢性痛は不思議なもので、
他の箇所の具合がワルイと、
ピタリとなりを潜めるので、
「ファントム・ペイン(幻痛)」のような
脳内の錯覚現象なのかもしれない。

さりとて、
自分の事となると、
なかなか何らかの心理療法を試してみよう、
生活改善してみよう、
という気にはならないので、
さすがに、きのうは、
(いつんなったら、本気で、
死ぬ気で、頑張るつもりやねんッ!!)
と、関西弁人格から叱咤された(笑)。

 

 

・・・そんなんで、
きのうも、一日中、
ダラダラと、寝室でひっくり返って、
YouTubeを見ていた。

『人志松本のゾッとする話』を
まとめたサイトを7時間くらい見て、
芸人たちの150本ほどの怪談を聞いたが、
2本だけ感心したのがあったので、
毎夏恒例の『怪談』に
ノベライゼーションしてみようかと思った。

***

『自殺の名所』

 日光『華厳の滝』は、その雄大壮麗さで、日本一の滝とも賞されるものだが、また、自殺の名所としても名高い。
 この場合、英語で言えば、「フェイマス」ではなく、「ノトーリアス」(悪名高い)のほうが相応しいだろう。
 明治の頃。旧制一高の学生・藤村 操(16歳)が、投身自殺したことは、その現場に残した遺書『巌頭之感』によって当時の学生・マスコミ・知識人に波紋を広げた。

 巌頭に立つに及んで、
 胸中何等の不安あるなし。
 始めて知る、大なる悲觀は、大なる樂觀に一致するを。

 ・・・と、今も、傍らの木にそれは書かれて残っている。

 私も、幼い頃、家族旅行で日光に赴いた際、「いろは坂」で悲鳴をあげ、東照宮で息を呑み、そして、エレベーターで降りた「華厳の滝」の不気味さを、今もしっかりと記憶に残っている。
 事前に、両親に"自殺の名所"という事も聞かされていたので、
エレベーターで仄暗い「観瀑台(かんばくだい)」に着いたときは、恰も、地獄の一丁目に着いたかのような恐怖感すらあった。

 そして、先日、50年ぶりに、思い付きで、ふとその観瀑台に、また立ってみたくなった。
 人生の節目である「還暦」を過ぎて、いささか、現生での暮らしに疲れもし、いささか、厭世観を感じての事なのかもしれなかった。
 あるいは、既に、両親は亡く、子どもたちも自立して、ふと自分の人生を顧みたくなったのかもしれない。
 
 老後の趣味にと、退職金の一部を張り込んで、やや分不相応な高級一眼レフカメラを新調したばかりだった。
 デシタル仕様のそれは、オートフォーカスは無論のこと、オートズーム、連写も動画も思いのままである。

 夏の終わりとはいえ、まだ暑さを肌に感じる頃だが、観瀑台まで降りると、さすがに、瀑布のミスト効果で涼しく、いや、肌寒く感じるほどだった。
 私は、半世紀も前に、両親と兄とここに佇んだことを、しきりに思い浮かべようとしたが、いくら待っても、その映像はついぞ浮かんではこなかった。
 中禅寺湖の淵からこぼれ、大音声で岩にぶつかり飛び散る瀑布の飛沫を眺めていると、老境にかかる自分も、いずれ、砕けて散る水塊の如しだなぁ・・・と、思わないでもなかった。

 幾枚か、パシャパシャと、気の赴くままに、レンズを向けてはシャッターを切った。
 そして、滝壺周辺に小さく湧いた虹には、ズームをかけた。
 落下する轟音を聞きながら、水の流れを下から上へと逆にファインダー越しにパンした時である。
 頂上の木立に何やら人影のようなものが見て取れた。
 私は、一瞬、幼い頃、亡父から教えられた藤村 操のエピソードが脳裏を過ぎった。
 
 ズームをかけると、まぎれもなく、それは人だった。
 女だった。
 私は鼓動を激しくさせながら、キャリーバッグの中から小型の望遠レンズを取り出して装着した。
 素早く、標的を狙い、ズームをかけると、その表情が眼前に浮かびあがってきた。
 年頃、三十路近いだろうか・・・。
 その表情は、まるで、何かに憑りつかれたかのように、虚空の一点を凝視していた。
 そして、その歩みは、確実に瀑布の虎口にむかっていた。

(こりゃ、やるな…)
と、不穏な気分に襲われた。

 女は、流れ落ちる瀑布の岩場の最前線まで、歩み寄ると、その視線を滝壺へと落としていた。
 そして、次の瞬間。
 ゆらりと頭が前に突き出たかと思うと、そのまま、真っ逆さまに、木偶人形のように落下した。
 ファインダーをのぞきながら、いつの間にか、自分は女の最後の「生」を記録するかのように「連写モード」のシャッターを切っていた。
 カシャカシャ、カシャカシャ、カシャカシャ・・・。
 と、高性能カメラは無機的な音を立てながら、事の結末までを追った。
 女は、滝壺ではなく、その脇の岩場を目指し、頭っから突っ込んだ。
 人が、目の前で、落下死、追突死するのは、私は生まれて初めて目撃した。
 それは、まるで、望遠レンズのファインダーを通して、ヴァーチャル映像を見ているかのようでさえあった。
 
 本来、私が真っ先にすべきことは、警察への通報であったのだろうが、私は目の前の大ハプニングを撮る"一野次馬"に成り下がっていた。
 巌の真上から、真下の巌までの時間は2秒もなかっただろう。
 
 望遠レンズ超しには、さすがに、その衝撃音を拾うはずもなかった。
 しかし、幾多のハリウッド映画を見てきた世代には、その衝撃の効果音が、自ずと脳内で変換された・・・。
 ・・・ドッ、バーンッ!!
 ・・・ゴキリッ!!

 板飛び込み選手のように、頭部からの着地である。
 連写シャッターを話したときには、無重力時間を待った木偶人形は、首から腕から足から足首まで、ほとんど正常な付き方ではない、てんでバラバラな方向にむいた"壊れた"木偶人形に変わり果てた。
 そう。それは、文字通り、"いのち"を持たぬ木偶人形に似ていた。

 突如、良心のアラーム警報に、我に返り、私は、フィンダーから目を離すと、すかさず、「110」をタップした。
 もう、その修羅場からは、一刻も早く離れたい、という気分で胸に悪心を感じるほどだった。

 エレベーターが100m上昇して、地上に着き、その扉が開くと、私は、今見たばかりの「地獄めぐり」から、酷いヴァーチャル・リアリティから、ふだんの日常に解放された感覚におそわれた。
 でも、それは、幻想ではなく、れっきとしたファクトだった。

 その晩、帰宅すると、私は、家内には、今日の出来事を一切語らず、書斎に籠もると、デジカメの「画像」再生を試みた。

 電子機器は、数時間前の惨事を刻銘に記録していた。
 1秒間に5枚の高速連写モードだったらしく、女が巌頭の地面からその足が離れ、ゆらりと虚空に舞い始め、長黒い髪をなびかせながら、落下する水流と並行に、頭部から真っ逆さまに落ちて行った。
 それらが、スティール(静止)画像で鮮明に映っていた。

 スマホの要領で、7インチの背面液晶モニター上を、私は厳粛な気持ちで、人差し指でゆっくりとスクロールしていった。
 そして・・・
 その激突の直前の一枚を見て、身が凍った。

 女は、たなびく黒髪の頭部をねじって、こちらを・・・
 いや、撮っている私の方を向いて、憎しみのこもった目で、にらんでいた。

 


ジャガイモ料理

2022-07-30 06:37:00 | 食物・飲物
【7月31日で
「ティーカップ」サービス終了
(接続不可/閲覧不可))の為、
goo blogに引っ越します!!】

https://blog.goo.ne.jp/liqbeau2020/0








従妹のミキティから
暑中見舞いが届いた。

金魚鉢の立体切り絵で、
ボタンを押すと水音がして
まことに涼やかである。

毎年、このシリーズを
送ってくれているが、
おととしの室内風鈴は、
今も足元の扇風機の前に置いて
チリンチリン鳴っている。









先日は、
午睡中に自家製野菜をも
沢山届けてくれたので、
さっそく夕餉の菜に
させてもらった。

前夜にカミさんと二人で、
殻付きの海老を8匹も食べたので、
きのうはその殻から出汁を取って
角切りにしたジャガイモとで
ジュレを創ってみた。

生クリームがちょうど切れてたので、
普段ならヴィスクにするのだが、
盛夏には冷製のジュレ仕立てのほうが
涼し気でよかったかもである。

カミさんが、
根っこのついたバジルを
一株もらってきたので、
キッチンで水耕栽培してあり、
いつでも新鮮なハーヴとして
用いている。











ジュレとジャガイモを
ミキサーで撹拌して
ピュレにもしてみた。

生クリームがなかったので、
クリームチーズをいれて
コクを出してみた。











きくち正太の
エッセイ漫画
『あたりまえのぜいたく』を
愛読しており、その新刊が
アマゾンから届いたので、
夕飯後に面白く読了した。

凝りに凝った器や家庭料理を
オモシロ可笑しく描いており、
知らず知らずのうちに
料理の知識が増えるので
役にも立っている。

***

県内のコロナ感染者数が
過去最大を日々、更新しており、
重症化はしないインフル程度とは
知りながらも、罹らないに
越したことはないので、
不要不急の外出は控えている。

もともと、
出不精のデブだし・・・(笑)、
「お宅」が語源のオタクなので(笑)、
何かと家んなかで過ごせている。

コロナの直前の年に、
数十年ぶりに
インフルに罹って発熱して、
耳鼻科でもらった
吸引薬を三日やったら
大した症状もなく治まった。

それで、スゴイ薬ができたもんだ、
と感心していた。

そしたら、
ネットで某ウイルス学者が、
過去インフルに罹患していれば
「交差免疫」効果が少しはある
との見解を話していたので、
それならばラッキーだなぁ・・・と、
実効性を期待している。



毎度のことだが、
夏休みに入ったとたんに、
暑さを避けるのに
冷房下の寝室に籠ることが多くなり、
促成「ひきこもり」になっている。

本読んだり、ギター弾いたり、
YouTubeばっか見たりして、
よくないなぁ・・・と、
思いつつも、こう猛暑では、
しかたなかんべぇ・・・
とも自分に言い聞かせている。

何処かに行きたい、
という事も思い浮かばず、
行く用事もない(笑)。

何か「アウトプット」もせな・・・
と思ったが、
毎日、ブログ書いてるし、
『リュート・マラソン』の録画録音も
飽かずに続いている。

そして、夕飯の支度やら、
"ぼっちフレンチ"もやってるし…。

これって、
立派なアウトプットだし、
「表現活動」だよなぁ・・・
と、再認識もした。

それに、
ロンバケ中の「インプット」作業も、
臨床に役立つものもあるし、
人生を豊かにもするし、
魂を磨く「知」にもなるので、
大切な時間と思えるようにしている。

日頃から「3R」の
リラクゼーション、
レクリエーション、
リフレッシュ、
を意識して心掛けている。

マッサージ機や昼寝も
けっこうな
リラクゼーションになるもんねぇ(笑)。

家んなかでの
リフレッシュ、
レクリエーションとしては・・・

茶室での「お手前」「花」「お香」「室礼」、
書室での「臨書」「創作」、
居間での「ピアノ」、
ダイニングでの「フレンチ創作」。

レッスン室での
「ギター練習」「チェンバロ練習」
「チェロ練習」「ヴァイオリン練習」、
古楽器工房での「楽器作り」。

寝室での「読書」「YouTube視聴」。

・・・などがある。

ガーデニングできる庭もあるが、
ここんところ、さっぱし、
放っときっぱなしで、
雑草ボーボー状態である(笑)。










伊勢ショーユ

2022-07-25 05:16:00 | 食物・飲物
ブロガーで
テニス仲間のMセンセから
伊勢参りのお土産を
頂戴した。

船旅の様子を
ブログでも拝見したが、
仙台からの出航で、
船酔いになった・・・
とあったので、
HSPで知覚過敏の自分には
ムリだなぁ・・・と、
思ってしまった。




ゆんべは、さっそく
「釜玉うどん」をこしらえ、
伊勢醤油を味わってみた。

「おかげ犬」サブレも頂いたので、
ちっとは、体調不良も
よくなるかな・・・と、
期待している(笑)。





牛スジと野菜、昆布を
土鍋に入れて、
オーヴンで3時間ほど
ほったらかし調理するだけで、
"なんちゃってコンソメ"ができる。

もっとも、
味付けには
コンソメ顆粒や
ホタテ顆粒、
鶏ガラスープの素、
なぞも投入しているので、
それらの複雑な旨味も
アシストされている。

スジ肉はゼラチン質なので、
一晩、冷蔵庫で冷やすと
自然とジュレになり、
これをグラスに取ると、
涼やかな夏向きスープになる。

仕上げに、ちょいと
生クリームを垂らしたら、
カミさんも満足げであった。






ここんところの
物価高で、
オーストラリア産の
骨付きアニョー(仔羊)が
3本で1200円ほどと
バカ高くなってしまった。

なので、
日越えして
3割引きくらいになってないと、
ちょっくら気安くは
買えなくなった。

こま切れは
まだいくらか安いが、
フレンチを創るのには
使い勝手がよくなくて、
せいぜいアッシェ(ミンチ)にして
ハンバーグ風にするくらいである。

それに引きかえ、
カナダ産ポークは
割と安めで、
手ごろな塊が
400円くらいで買える。

そんなんで、
最近はフレンチ素材に
使うことが多い。







たまには夕餉に
ビビンバでも作ってみようと思って、
それ用の「スッカラ」という
柄の長い韓国スプーンを
アマゾンに2本注文した。

金属ボウルも
ダイソーで買ってきた。

【物は器で喰わせろ】で、
なんでも形から入るのである(笑)。

ちらし寿司用には
鮨桶を購入し、
うなぎ用には
「うな重」用の
あの器も購入した(笑)。

フレンチ創りでは、
普段使いの食器からは、
何のインスピレーションも
創作意欲も湧いてこないので、
せっせと新しいアシェット(皿)を
仕入れている。

料理好きではあるが、
実は、器好きでもあるのかもしれない。