きのうは、
朝方は寒くって、
20℃ほどしかなく、
寝床で電気毛布に包まって
『バンビーノ』の全集を読み始めた。
レンタルで読んでから
20年くらい経つので、
すっかり中身を忘れていて、
新鮮な気分で読めている。
やはり、一読したくらいでは、
作品を味わい尽くすというのは
有り得ないのだろう。
これは音楽にも言えるが、
どんな名曲でも
一度で味わい切れるものではない。
ましてや、新曲を聴いて
感動するとしたら、
よほどの名演奏でなきゃ
有り得ないだろう。
…
バンビーノとは、
「小僧っ子」という伊語で、
各章立ても全て
料理伊語になっていて
ちょっとした勉強にもなる。
大学を中退した
博多の熱血青年の
東京の名店での修行譚だが、
昭和っぽいスポ根あり、
恋愛あり、人情あり…と、
コテコテの作品である。
かつては、
松潤の主演で
ドラマ化されたこともあるので、
名作の一つである。
ホール担当時代には、
カプチーノでハートマークが作れず
「ロールシャッハ・テスト?」
と先輩に突っ込まれ、
笑えてしまった。🤣
…
創作コンペでは
いろんなパスタが登場し、
ついついヨダレが出そうになって、
お昼には、気合いを入れた
特性パスタを拵えた。
基本となる素のパスタ、
アリオ・オリオ・ペペロンチーノを
二百回以上作ってきたから、
それに具材や調味料で変化をつければ
無限とも言えるレシピができる。
オリーブ油、唐辛子、大蒜に…
貴腐ワイン、バター、アンチョビー、
バジル、生クリーム、生ハム、
ペコリーニ、半熟卵……
という豪華ラインナップで
超美味の逸品が出来た。
これなら
街場で2000円出しても
満足だろう。
…
料理漫画だけでなく
料理動画も好きだから
每日のようにYouTubeを
視ている。
田舎街の哀しさで…
飛び上がるほど美味しい
パスタのお店には
とんとお目にかかった事がない。
なので、
自分で究極を追求するっきゃない。
その為の道具や材料は
揃えてある。
味覚は、二十代から
京阪神でフレンチと懐石で
鍛えてきたので、
味蕾が老化するまで
あと数年は持つだろう…。
…とすれば、
今が、経験値の最も熟した
最初で最後のチャンスかもしれない。
兎にも角にも、
作って、作って、作り抜いて、
喰って、喰って、喰い抜いて、
至高のパスタに出逢ってみたい。
🍝💕😍
…
漫画読みの合間の息抜きに、
また、クレームブリュレを作った。
四個分の卵白が出たので、
熱いシロップを入れる
イタリアン・メレンゲにして、
熱湯でポシェする
ウフ・アラネージュをも
ついでに拵えた。
魚の擂り身抜きの
ハンペンみたいなものだが、
卵白のみなので
雲を固めて食べてるような
フワフワ感であった。
さらに、ラムカンに
メレンゲを入れて
ブリュレと一緒に火入れした。
オーヴンから出したら
すぐに縮むので
スフレ同様に熱々のうちに
粉糖を振って頂いた。
【命短し恋せよ乙女】
を捩って
【命短しはよ喰えスフレ】
という俗言もある。🤣
…
バンビーノを夕方には
15冊読了したので、
すぐに、Amazonに、
シーズン2の
『セカンド』を注文した。
それを読み終えたら、
同じ作者の鮨バトル物も
読んでみようと思っている。
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