神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

松菸茶會 台湾の旅2013Vol.5

2013-12-31 | 茶旅
そして旅も残すところあと2日。
このために日程を組んだとも言えるイベントに参加してきました。
小慢」主催の「松菸茶會」です。

会場はタバコ工場の跡地に作られた「松山文創園區」。
展覧会や藝術活動を行う場所としてリノベーションされたカルチャースポットで、
庭園や工場の古い建物が残され、台北の中心地にありながら、独特の雰囲気を醸し出しています。



兆欣氏の京劇、鄭惠中氏の服、「小慢」の呈茶、という三者のコラボ企画で
政府の文化部も協賛する文化イベントです。



茶会中は写真撮影禁止だったので
その素晴らしい雰囲気を直にお伝えできないのが残念ですが、
中央に3~4畳ほどの京劇舞台があり、
その回りに小曼さんがプロデュースした茶席が10席しつらえられています。
淹れ手は小曼さんのお弟子さんたちです。

無駄を取り払った静寂な空間に
茶の香りと茶席主の緊張感と客人たちの高揚感とが交錯します。

シャッターの音もなく、甲高いしゃべり声もなく、
静かにお茶を味わい、その余韻に浸ります。

(FacebookのIDをお持ちの方は小慢 Whole food tea experience のアルバムを是非ご覧下さい)

10席の茶席ではそれぞれ異なる中国茶・台湾茶を呈茶し、
客人は自由に2席選ぶことができます。
第1席と第2席の間に兆欣氏が演じる『聊齋』一幕を鑑賞します。

私は寒露炭香2012春(高山茶に軽焙煎をかけたもの)と
野放大葉凍頂2012夏をいただきました。

会場が広いのと、外が雨模様で少し寒いこともあり
お湯の温度を保つのが大変そうでしたが、
皆さんかなり淹れ方を工夫されていて、
事前に練習を重ね、検討し合ってきたことを伺わせました。
美味しく、感慨深くいただきました。

終了後の挨拶で鄭恵中氏が台湾の新しい茶文化の形の始まりだとおっしゃってましたが
伝統芸能と台湾茶藝の融合は
どこか昔の茶館の形態を踏襲するような面もある気がします。
小慢メンバーの皆さんが着ていた鄭恵中氏デザインの茶服もステキでした。

小曼さん、淹れ手の皆さん、そしてイベントに携わった全ての皆さん、
素晴らしい茶会をありがとうございました。


《おまけ》
美しい兆欣氏との記念撮影タイムも。
もちろん男性です。色っぽい♪





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