神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

萬古焼を知る旅 後編

2013-01-29 | 茶旅
前の晩は興奮気味で寝るのが遅くなってしまいましたが、
二日目の朝はホテルのそばのコメダ珈琲で餡トーストを食べてエネルギー満タン、
最初の訪問先加藤輪業さんへ向かいました。

ここ、かなり面白かったです。
個人コレクションが展示されているのですが、
正直申しまして、前日に訪れた市立博物館より見応えがありました。
(市立博物館はコレクションは多いのですが、普段はしまい込んでいるようなのです・・



館長さんもとても楽しい方で、昭和の萬古焼急須を見ながら思い出話を語ってくださいました。


その後ばんこの里会館へ移動。

すぐ前にある萬古神社へのお参りも忘れません(トップ写真)。

会議室にて稲垣先生の急須についてのレクチャーを拝聴。
スライドと急須見本を準備してくださって、
急須の材質、焼き方の違いなどをわかりやすく説明してくださいました。



萬古急須で入れるお茶の美味しさの秘密が科学的な数値で証明されていて、ガッテン!を押したくなりました。


お次は同じ会場内で中国茶の呈茶。
萬古急須の作り手の方や販売に携わる方々をお招きしました。
山本健二さん、山本広巳さんの奥さまも参加してくださって、
賑やかな茶会となりました。



茶席は二席。
Gさんが銀化窯変急須で祁門紅茶と雲南紅茶を。
私は宜興紫砂壺で阿里山蜜香烏龍と宜興紅茶を。
(写真はツアー参加メンバーのUさんからお借りしました。)


昼食後、最後の訪問先酔月陶苑へ。



こちらはご家族の皆さんが各々の得意分野を生かした作陶をされていて
ギャラリーもバラエティに富んでいます。

一同興奮気味で買い物させていただいた後、
工房を見学させていただきました。
私はろくろ体験までさせていただいて、緊張しまくり!
ろくろをマスターするには10年かかるそうですが、
酔月さんの優しい指導で何とか形になり、ホッとしました。


(写真提供:Uさん)

2月4日(月)~2月11日(月)、東京ドームで開かれる「テーブルウェアフェスティバル2013」にも
20番ブースにて出店されるそうですので、お時間のある方は是非遊びに行ってみてください!


さて、これで楽しかった四日市ツアーの全行程が終了。
現地解散で、それぞれが帰途につきました。
たくさんの思い出とご縁あって購入した萬古焼たちを携えて。


普段何気なく使っている道具でも、
その成り立ちを知り、作り手さんにお話しを伺うと
使う姿勢も変わるし愛着も増してきます。

急須でお茶を入れる、
私たちが小さい頃当たり前だったことが
今では本当に少なくなってきています。
今回のツアーの感動をできる限り多くの方に伝えることができれば、と思います。


現地でお世話になった皆さま、
ツアーに参加してくださった皆さま、
そして徳田さん、稲垣さんご夫妻、健二さんご夫妻、広巳さんご夫妻に
心から感謝の意を表したいと思います。



ご訪問ありがとうございます。
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2 コメント

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Unknown (呑亀)
2013-01-29 11:48:42
楽しく拝読させていただきました。四日市は生まれ故郷伊勢と同じ三重県。あまり行っていませんが懐かしさがこみ上げました。茶器や料理に関する道具・器の姿は理にかなった美しさがありますね。・・・逆ですかね。
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> 呑亀さま (ちょし)
2013-01-29 20:36:09
伊勢が故郷でいらっしゃるんですか!今年は賑わいそうですね。
道具の機能美は作り手さんたちが脈々と受け継いできた伝統の上にあるのだと感じました。
返信する

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