神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

拉拉山の茶園へ 前編

2016-12-21 | 茶旅
台湾の友人C小姐からいきなりLINEのビデオ電話がかかってきたのは8月の終わりごろ。

すっぴんで老眼鏡をかけパソコンに向かっていた私は一瞬たじろいだが
「今、拉拉山の美味しい紅茶を飲んでるのよ~」と
画面の向こうで楽しそうに笑うC小姐と旦那様と初対面の茶園オーナーさんの明るさに思わず手を振ってしまった。

「今度拉拉山に連れて行くからね、台湾にいつ来る?」と聞かれ、
当時既に12月の麗茶ツアーの日程をFIXしていた私は
2日間滞在を延長することに決め、
その場でフライトの予約を変更し、
C小姐に希望日を即答した。

拉拉山!
自分の中ではここ数年かなりブームになっている山である。
2014年の「三寶茶会」、2014年と2015年の「地球にやさしい中国茶交流会」でもお出ししている。
どれも台北の茶荘で購入したもの。

行くまで確信はなかったのだけれど、
今回訪問した茶園はまさしく私がこれまで購入してきた拉拉山茶の茶園だった!

12月12日。麗茶ツアーが終了し、生徒さんたちと別れた翌日。
少しゆっくり起きて、山に一泊する用意をしてC小姐宅へ。

お茶をご馳走になりながら茶園オーナーさんが迎えに来てくださるのを待つ。
台北を出発したのは午後1時過ぎ。
途中、C小姐のお母さまとお姉さまも合流して大溪で昼食を取り、一路拉拉山に向かう。

拉拉山はまたの名を達観山とも呼ばれ、桃園県復興區に位置する標高2,013mの山である。
付近の山岳地帯は新北市烏來區にまたがり、東部の宜蘭県にもほど近い。
水蜜桃と神木群が有名な自然保護区で、開発はある程度制限されている。

1,000mの地点に「三亀戲水」の見晴台がある。
大漢溪を見下ろすと三匹の亀が横たわるように見えるその場所は景観地になっている。
この日は雲間から見える光がとても神秘的だった(トップ写真)。

途中から車一台がかろうじて通れるような山道を上がって行く。
茶も水蜜桃もシーズンが終わりひっそりとした茶工房の敷地に車が停められる。
標高1600m。
眼前には金萱種の茶畑が広がっていた。



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