北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

生涯学習を思い出せ ~ 62歳の誕生日プレゼント

2020-09-19 22:48:37 | フライフィッシング

 

 今日は放送大学公開講演会に、掛川市役所の先輩職員である中山礼行さんが講師として登場。

「掛川市の生涯学習 まちづくり、ひとづくり」と題して約1時間半に亘り、故榛村純一元市長さんの下で展開された生涯学習運動についてお話をしてくれました。

 講演そのものは掛川市の生涯学習センターで開催されたのですが、主催者のご厚意でZoomとYoutubeによるリモートでも聞くことができ、私も札幌の自宅に居ながらにしてこの講演が聞けたのでした。

 榛村さんが新幹線新駅の建設や掛川城の復元など、7期27年に亘る掛川市政で果たした功績はあまりにも大きいものがありますが、そうした目に見えるものづくりだけではなく、市民一人一人に「お互いに何をなすべきかと、いつも問いかけ合いながら 一生涯学び続けて行こう」とあるべき姿を示したことが非常に特徴的だったと思います。

【生涯学習都市宣言 1979年4月1日】【抜粋】
 掛川市民は
 少しでも多く幸せを実感するために
 健康で生き甲斐をもって生きていくために
 一人でも多く素直になり、悟りを開けるようになるために。
 私たちは、いろいろな職業や趣味道楽やコミュニティ活動を通じて、
 自分はなんだ、お互いは何をなすべきかと、いつも問いかけ合いながら、
 一生涯学び続けて行こう。

 
 普通なら行政の長は、人々の心の中の考え方に亘る部分には軽々しく触れないものです。

 しかし「人間としてのお手本」を示して「それに向かって学び続けて行こうよ」という高邁な理想を語ったこと。

 そしてそれを「あなた、僕の言ったようにやりなさいよ」と上から目線で命令するのではなく、自らがそのお手本であろうとしました。

 会合の度に自ら一枚一枚異なるレジメを作成して、自分の考えを紙で配布するなどということは現代の政治家でもそうそうできることではありません。

 しかし榛村さんは、これが榛村さんなりの生涯学習だ、ということを自らやってみせてその背中で伝えようとしたこと、それがリーダーとしての凄みのように思えます。

 
    ◆


 私自身も榛村市政最後の3年間を真横でつぶさに見せてもらえたことの幸せをかみしめています。

 榛村さんは会議でよく居眠りをしている(ようにみえる)ことがあって、周りのひんしゅくを買っていましたが、毎日上がってくるレポートを読んで方向性を指示するのに夜の2時~3時までかかっていたらそうなりますわな。

 そんな背中を24歳も年上の人生の先輩に見せつけられたら感化される人も出てくるはずです。

 僕が拙いブログを続けていられるのも榛村さんへの私淑の姿で、今日知ったことを書き留めておく自分なりの生涯学習のつもりです。

 今日は中山さんの講演を聴いていて、16年も前のことを昨日のことのように思い出しました。

 おりしも今日は私の62歳の誕生日。

 良い誕生日プレゼントをいただきました。中山さん、ありがとうございました。

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助けて、サンダーバード!

2020-09-18 21:39:11 | フライフィッシング

 先日のパソコンショップでのさらなる会話。

「新しいノートパソコンで、以前から使っているBiglobeのメールを受信したいんですがどうしたらよいでしょう?」

 もうこの際、わからないことは何でも聞いてやろうという気になりました。

「以前から使っているBiglobeのメールということは、いわゆるPOPメールですね。 
 POPメールというのは、メールはプロバイダーのサーバーに保存されているものを自分のパソコンのメールソフトでダウンロードして読むというスタイルのメールです。
 読んだメールはプロバイダーのサーバーからは削除するものなので、自分のパソコンだけで読むのが基本です。

 これに対して、新しいオフィスなどのoutlookやGmailなどは、Webメールと言って、プロバイダーのサーバーにあるメールをOutlookなどのメールソフトで読み書きするという形です。
 これなら、自分のパソコンだけではなく他のパソコンでもスマホでも読めるのですが、メールは他のメールアカウントに転送するなどしないと、自分のパソコンにはデータが残りません。
 まあこれからはWebメールに代わっていくのではないかと思います」

 なるほど、でもWebメールに移行するにしてもそれまではまだこれまで使っていたメアドでのやり取りを残したいところです。

「そうなると、POPメールを使うためのソフトはどうなりますか」
「今まではマイクロソフトが"Liveメール"を提供していたのでおそらくそれを使われていると思いますが、windows10になってからはそれを配信しなくなりました。なのでどうしてもPOPメールを使おうと思えば、別なソフトを使わないといけません」

「何が良いですか?」
「サンダーバードという無料ソフトがあって、これがほとんど今までのような形でPOPメールを使えますよ」
 
     ◆

 家に帰ってから早速"Thunderbird"というソフトを探してダウンロードしました。

 メアドやサーバーなどの情報を入れて、ちょっとパスワードを入れるのに手間取りましたが無事終了。ちゃんと今まで通りのbiglobeのメールが取り込めました。良かった!

 いざ取り込んでみたところ、7月分からのメールを続々読み込んでいます。

 しかし思ったほどこれまでのデスクトップのときよりも迷惑メールが少ない気がします。

 おそらく迷惑メールフィルターが機能しているのだと思いますが、これなら良いかも。

 これから少しずつ、いろいろなところに登録しているこれまでのメールアドレスを新しいwebメールのアドレスに変更していこうと思います。

 だんだんデスクトップパソコンからノートへの完全乗り換えに近づいています。

 

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パソコン設定に苦しむ ~ マイクロソフトアカウントってなんじゃー

2020-09-17 18:57:57 | フライフィッシング

 

 先日買った最新のノートパソコンですが、実は設定がうまくいっていなくてうやむやにしているところがありました。

 それはマイクロソフトオフィス2019のインストール版の設定。

 今回はノートを購入時に、格安でワード・エクセル・パワーポイント・アウトルックが手に入るオフィス2019を注文してありました。

 ところがそれを正式に使おうと思うと、自分のマイクロソフトアカウントとこのノートだけで使えるオフィス2019を「紐付け」しなくてはならないのだそう。

 そもそもマイクロソフトアカウントが必要だ、という認識がなくて、新しいアウトルックでも適当なメアドを作ったところ、そのメアドを使うのにもマイクロソフトアカウントが必要だとのこと。

 そのあたりで頭がぐるぐるして、マイクロソフトアカウントを作ったつもりが、設定したはずのパスワードで入れなくなり、結局オフィスも正しく設定できない事態になってしまいました。

 ことここに至って、「これはちゃんと人に聞くしかない」と、購入したお店に「マイクロソフトオフィスをただしく使いたいので設定を教えてほしい」とお願いして店を訪ねました。

 対応してくれたのは、いつものなんでも知っているスタッフさんで心強い。

 しかし「これですねえ、マイクロソフトアカウントをつくるのに失敗して、オフィスがすでにそのアカウントと紐付けされてしまうと、もうほかのアカウントでは開けないようになっちゃうミスって結構あるんです。マイクロソフトアカウントって不親切で使い勝手が悪くて苦労している人が結構多いです」と、心配顔。もっと早く来ればよかったかな。

 そもそも私も、今回新しいマイクロソフトアカウントを作ったのですが、「これでは入れません」というので、パスワードを何回か作り替えたりして、それ自体も危うい感じ。

 いちおうその度にパスワードはメモしておいたですが、最後に登録したパスワードが効いていて、「あ、一応このアカウントとこのパスワードで入れましたね」とのこと。ここまでで約25分。

「ではここからオフィス2019を使えるようにしますね」と、ここからオフィスにマイクロソフトアカウントでサインインして、それから画面の求めに応じて、購入時に同梱されていたプロダクトキーを投入してなんとか設定が完了しました。

「一度これをやっておけば、もうこのパソコンとこのソフトは紐付けされたので、今後何かをする必要はありません」

 全部で所要時間は45分ほど。

 ちなみに、オフィスの設定サポートの料金は2,200円(税込み)。マイクロソフトアカウントは今回自分の設定が生きていたので無料でしたが、これをゼロから設定するには本来3,300円(税込み)がかかるところでした。

 気楽に考えていましたが、アカウントを設定してそれで個人認証をするというセキュリティのやり方は今の流れのようで、全くついていけていませんでした。

 買ったパソコンでソフトを使えるようにするのも楽ではない時代です。

 なんでも安くて無料が良いわけではありません。

 有料でも正しい知識を先達からちゃんと教えてもらうことの価値を改めて感じたパソコン設定でした。 ふー

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30年前からワーケーション ~ 音更町の高野ランドスケープさん

2020-09-16 23:31:25 | Weblog

 先日の帯広出張のついでに、大学の先輩で今や世界を股にかけた造園家として知られる高野文彰さんのいる高野ランドスケーププランニングという会社を訪問しました。

 世界を股にかける造園会社の高野ランドスケープ、本社は札幌ですがもともとの会社は音更町という帯広の北にある町にある廃校になったチンネル小学校の校舎を使っていました。

 会社の社長から会長になった高野先輩御本人は今でもチンネル小学校で後進の指導に当たっています。

 高野さんは今地元音更高校で年に数回ランドスケープの講義を受け持っていて、景観や環境そして世界の情報を地元の子供たちに語り継ぐ活動をしているのです。

 廃校を活用して地域の企業活動と地域貢献につなげるということに興味があって、一度は訊ねてみたいものだと思っていましたがようやく実現しました。

 チンネル小学校はもともと小さな複式学級。その職員室は打ち合わせスペースになっていて、そこで以前釧路にいたときに釧路動物園の仕事でお世話になった方とその話で盛り上がりました。

 廊下には本がどっさり。

 でもかつては校舎だけあって、体育館や音楽室だって残っています。

 仕事でストレスがたまったら体育館でバドミントンやバスケットに興じ、音楽室は地域の演奏家たちのたまり場にもなっているそう。

 そしてひとたび窓の外を眺めればどこまでも緑の林が広がり、近くを流れる川は上流の然別湖から流れ出る然別川。

 ちなみにご本人は北大馬術部出身で、ここでもときどき馬に乗っているそう。

 都会にはない豊かさが感じられるオフィス環境、職場環境をもう30年以上前から実現している高野さん。

 リモートワークだとかワーケーションが叫ばれるようになった今日、時代がようやく30年前からワーケーションを楽しんでいた高野さんの後姿を見つけられるようになったのではないでしょうか。

 上士幌町と言い音更町と言い、北海道の地方には案外豊かです。

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ネット回答でずいぶん楽になった国勢調査

2020-09-15 22:58:23 | フライフィッシング

 

 国勢調査票が届きました。

 今年は国勢調査が始まってからちょうど100年目の節目です。

 1億人以上という大きな人口を有していながら、これだけの制度で国民の実態を把握している国ってそうはないのじゃないかと思いますが、日本でもだんだん関心がなくなって協力してくれない人が増えてくるのでしょうか。

 もともとは調査用紙を調査員が直接各家庭に手渡して回収するという形で回収率を上げていましたが、だんだんそうした接触を好まない人も増え、おまけに今回はコロナウィルス蔓延の中で行わなくてはいけないので、回収がさらに困難になっていることでしょう。

 インターネットでの回答が始まったのは前回の平成27年調査から。

 今年の調査でもインターネットでの回答ができます。

 調査票を紙で回収するときは、書いてから取りに来るまでがなんとなく心配だったのですが、インターネットでの回答は確実で早く、おまけに締め切り以前であれば自分で修正も可能。

 スマホでも回答ができるところまで準備が進んでいますので、これで回収率がどれくらいになるのか興味のあるところです。

 私の場合も、実際にパソコンで書き込み~送信までが10分足らずで終わり、ずいぶん簡単にできるものだという印象です。

 この調査は国民の善意に基づく調査ではなく、統計法によって報告義務が課せられている調査なのでぜひご協力を。

 

 

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網走刑務所売店でみつけたミニBBQコンロが魅力的

2020-09-14 23:48:38 | フライフィッシング

 

 先日行った網走刑務所の売店で見つけた、刑務所作業製品として売っていた、多分お一人様用のBBQコンロ。

 売店の女性が「今ちょうど入ってきたんです。入荷するとすぐに売れちゃう人気商品なんです」と言うのもわかる重厚な作りのコンロです。 

 一辺は12センチで高さは11センチ。

 コンパクトながら焼き網は太い金網でできていて目立ちますが、この下には鉄板もあって網焼きもできるし鉄板焼きもできる優れものです。

 鉄板の厚さは3ミリほどで造りはがっしりしています。

 炭床は丸いものがついています。

 このタイプは四角ですが実は丸い形状のものもあって、どちらにしようか迷った末に四角にしました。

 これでお値段は1600円と魅力的。

 大人数で賑やかに肉や野菜を焼くのも良いですが、夫婦二人でチマチマとやり続けるのも良いのじゃないかな。

 これを使う次のキャンプはいつになるかな。

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網走川を下流から上流まで味わい尽くす ~ 網走川上流でフライフィッシング

2020-09-13 23:22:20 | フライフィッシング

 

 昨日は網走川をカヤックで下って楽しみましたが、もう一泊しての網走最後の一日は網走川上流での釣りを楽しみました。

 網走湖からはかなり上流へ向かって走り、林道に通じる小さな橋をみつけてここから入渓。

 一見人工的な直線の川で渓相はいまいち。あまり魚がいるようには思えませんでしたが、どうしてどうして、上流へ向かって歩いているうちにヤマベの新子がわらわらと迎え出てくれました。

 しかし私たちのフライに何度もアタックしてくれるのですが全く釣れてはくれません。

 それもそのはず、彼らの口にしてはフライが大きかったのです。

 散々釣れない時間を過ごしてようやくフライの種類変更にたどり着きました。

 一つはサイズダウンして小さめのフライにして食いつきやすくすることと、針が水面に対して直角に沈むタイプにしてフックしやすくする目論みです。

 これが功を奏して、そこから先は食えば釣れるという釣り堀モードに突入。

 さらに、ずっと10センチ足らずのヤマベを相手にしていたのが、ちょっとした深みのところで突然中くらいのニジマスがバシャッと登場。

 一瞬面くらって合わせが早くなりこれは失敗。

 そこでニジマス用の大きめのフライに変更して再挑戦のキャストをすること数回、みごとに私のフライを食ってくれて釣り上げに成功しました。


 苦労していた妻にも釣果が出て、久しぶりに釣りらしい釣りをしたような気になりました。


 今回は網走川を下流から上流まで楽しむ川遊びの旅。

 川での遊び方をいろいろ覚えると野遊びは充実してきます。

    ◆

 ところで今回の旅最大の失敗は、Goproを家に忘れてしまったこと。

 網走に着いてから、周りにGoproがないことに気がついて、妻から「そういえば椅子の上にあったよ」と言われてがっくり。

 家に帰ってみると、確かに椅子の上にGoproのケースが置かれておりました(涙)。

 今回はスマホで動画を撮るように努めましたが、Goproがあればもっと魅力的なシーンを残すことができたことでしょう。

 それだけが心残りですが、思い出は最高の網走川の旅でした。

 願わくばもう少し札幌に近ければなあ…。

 

 

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網走川をカヤックで下る ~ 網走の新しいアウトドアの魅力になれる

2020-09-12 23:25:52 | Weblog

 網走湖からの網走川をカヤックでの川下り旅をしました。

 8時半に、網走湖畔の"コネクトリップに集合。
 
 ここは以前は某建設会社さんが運営するカフェだったのですが、今年からは観光案内や様々なアウトドアアクティビティの拠点に様変わりしたのだそう。
 
 そこでここで仕事仲間で今日のカヤックガイドをお願いした、地元網走のアウトドア兄貴の吉田さんと合流の予定。

 今回は網走湖から出発して湖内を楽しんだ後に網走川を下って市内へと向かい、網走刑務所の前で上陸というプランです。

 川下りが案外面倒くさいのは、川から出た後にこぎ始めた場所へ戻らなくてはいけないことで、今日はこれを吉田さんがサポートしてくれるというわけです。

 吉田さんは中学生の息子さんを連れて登場。

 我々がカヤックを膨らませて準備している間に車を下流の上陸地点付近にまで持って行き、そこから二人乗りのタンデム自転車で再びコネクトリップまで戻ってきました。

 準備も完了していよいよ網走湖へ。

 心配された雨はなく、風も予想よりも穏やかでコンディションは上場です。

 漕ぎ出し始めてまずは対岸へ寄って野鳥を探しましたが、今日は残念ながらあまり鳥の姿には恵まれませんでした。

 途中から少し向かい風になりましたが湖の中の入り江に入ったりして水面からの景色を堪能。

 半島を過ぎていよいよ川下りに入ります。

 網走湖からの網走川は勾配が緩やかで、ほとんど流れがないくらいなので、漕がないと前には進みません。

 大曲という地名の通り大きな蛇行河川をゆるゆる下って、橋をくぐると網走刑務所が見えてきました。

「塀のつくりを見てください。右側は昔作られた古い塀で途中から左は新しい塀に変っていますよ」
「本当だ、柱のようなものがなくなっていますね」

 こういう話もガイドさんがいればこそ。

 カヤックを漕ぎながら、網走川の豆知識が増えました。

     ◆

 カヤックから上陸したのは本当に網走監獄の目の前。

 吉田さんは後ろに台車のついた車でやってきて、カヤックを二台積んでまたもとのコネクトリップまで戻りました。

 所要時間は約2時間ですがなかなか充実したカヤック旅。

 コネクトリップでのアウトドア活動は、この6月に始まったばかりだというので、格好のモニターツアーになりました。

 網走は周辺にまだまだ面白い水面・湖面がいろいろとあるので、場所ごとのコース取りや輸送のオペレーションが充実すると、魅力が増すことでしょう。

 上陸地点からすぐ下流にはウライという仕掛けが設置してあって遡上してきたサケがうようよしていました。

 そろそろ秋の気配がしてきた網走でした。

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今日は網走入りです

2020-09-11 22:56:24 | フライフィッシング

 今まで使っていたノートパソコンを購入先へ下取りとして送りました。

 7年半使ったノートパソコンは、買った値段が7万5千円、新しいノートは値段がそのときのほぼ倍額になりました。

 これまではノートパソコンのほかに、自宅にはデスクトップのパソコンをダブルモニターで使っていましたが、メールを共有することを考えると、もうこの1台で全てをまかなう方がよいかもしれません。

 パソコンの使い方も変わってゆくようです。


     ◆


 今日は休暇を取って朝から網走へ移動してきました。

 明日は網走湖から網走川へ下るカヤックガイドツアーに参加の予定。

 気温が一気に下がってきて風も強そうですが、さてどうなりますか。

 

 

 

 

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「牛乳も電気も売るよ」 ~ 上士幌町で地方創生の元気をもらいました

2020-09-10 22:40:57 | フライフィッシング

 

 昨日~今日の十勝方面出張で、上士幌町を訪ねました。

 昨年帯広でキャンプをした際にちょうど熱気球大会があったので、熱気球に乗ったのとついでに釣りをして以来です。(ちなみに2018年には音更川上流の糠平ダム湖でワカサギ釣りをしたのと、糠平温泉に泊まってタウシュベツ橋の見学をしています)

 役場訪問の道すがら、「道の駅かみしほろ」の看板を見つけました。

(ん?上士幌町に道の駅ってあったかな?)

 似たような名前の隣町士幌町に道の駅「ピア21しほろ」があるのは知っていましたが、上士幌町に道の駅はなかったはず。

 しかしちゃんと道の駅の道路標識とともに、国道241号線沿いに新しい建物と駐車場がありました。

 第一印象は(随分洗練された建物だなあ)というもの。

 広い駐車場へ車を止めて中に入ってみると、建物のデザインもサインなどもとてもセンスが良いことに感心しました。

 建物に入ると左側には24時間対応のトイレがあり、右側のショップにはスイーツショップ「The SANDO」、十勝の食材を使ったテイクアウトフードショップ「UC STAND(ウーシースタンド)」、都会的なパン工房の「トカトカ」、お土産ショップ、そしてレストラン「La Table de KAMISHIHORO(ラ ターブル ドゥ カミシホロ)」があります。

 まずそれぞれのお店のデザインレベルが高いことに驚き、さらにお土産コーナーにもしっかりと地場の材料を生かした商品群が並んでいます。

 観光地によくある「地元の名前の付いたクッキーを買うと製造元は札幌市西区だった」ということがありません。

 せっかく上士幌・十勝にきたのだからこの土地のものを買いたい、というお客のニーズと心をがっちりつかむでしょう。

 私も地元上士幌産の牛乳があったのでこれを飲んで一休み。酪農王国でも案外地元の牛乳って飲めないものですが、ここにはちゃんとありました。

 平日にもかかわらずお客さんも賑やかで、観光客のついで立ち寄りというよりもまず地元の人たちが楽しんでいるという印象です。

 お店の方に伺うと「初めは5月オープンの予定が少し伸びて6月にオープンした」のだそう。地域の観光拠点としても上質な道の駅です。

     ◆ 

 そもそも道の駅は制度が始まって私が担当した2005年当時の初期の頃(第1ステージ)は『道路利用者のサービス提供の場』としてスタートしました。

 ドライバーのための、安心できる24時間トイレ施設をベースに地域の産物や情報を提供する拠点があると良いのではないか、という発想の施設です。

 それが、コンビニの発展と隆盛とともに、トイレだけでは魅力にならなくなり、逆にそ『道の駅自体が目的地』(第2ステージ)はとなり、「道の駅グルメ」を楽しむようなところが増えました。

 そして現在、国土交通省では2020年~2025 年を道の駅第3ステージと位置づけ、『地方創生・観光を加速する拠点』及び『ネットワーク化で活力ある地域デザインにも貢献』をコンセプトに、“「道の駅」を世界ブランドへ”、“新「防災道の駅」が全国の拠点に”、“あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センター”の3つを目指す姿として取り組み始めているのですが、まさにここはその代表的な事例と言えるでしょう。


     ◆


 道の駅に感心した後で上士幌町役場の竹中貢町長さんをお訪ねしたところ折よく会ってくださって少しの間お話を聞くことができました。

 竹中町長さんとはもう十数年のお付き合いですが、最初の頃から前向きかつ精力的な方で、今回の道の駅もかなり町長の熱い思いが込められています。

「道の駅を見てくれましたか。なかなか他にはない感じでしょう?」
「いや、ここへ行こうと思わせてくれる観光施設になっていますよ。ショップにも地元産のお土産の品ぞろえがあるので、そういう陰の努力も立派です」

「はい、やっぱりあの手の施設は稼げないとだめだと思っていましてね。あの道の駅を管理運営しているところにはナイタイ牧場の運営もやってもらっていて、いずれDMO(Destination Management Organization = 観光地域づくり法人)にしようと思っています。今はね酪農から出る糞尿を使ったバイオマス発電で電力事業もやっているんですよ(笑)」
「それはすごい!」

「道の駅も、そこでの売り上げも期待したいけれどやっぱりまちなかとの一体感が必要なので、まちなかのお店に行けばあるようなラーメンだとか、そんなものはやっていません。それにうちは熱気球の町として売り出しているので、道の駅の裏では主に週末を中心に熱気球体験もできるようにしているんですよ」

 そうだ、上士幌町はふるさと納税でもずいぶん有名になった町でした。 

「竹中町長、今でもふるさと納税には助けられているんですか?」
「はい、ありがたいことに年間10億円くらいは皆さんの気持ちを寄せていただいています。最初の頃の全国3位なんていう勢いはありませんが、落ち着いた感じになっていますよ」

 すると竹中町長は「そうだ、これを差し上げますよ。うちの話がよくまとまっていますから」と言って一冊の本をくださいました。

 みると「ふるさと創生 北海道上士幌町のキセキ」という本です。

 驚いたのはその著者が黒井克行君だったこと。

「なんだ黒井君じゃないですか(笑)」
「え?知っている人なの?」
「高校の同期生ですよ。スポーツライターとしても活躍していましたけどね。そうかこちらにも来ていましたか。懐かしいなあ」
「しょっちゅう来ているから、今度会ったら小松さんのことを伝えておきますよ(笑)」

 人口5千人、一時は若い女性の数が少なくて「消滅都市」の一つにも数えられた自治体でも、これくらいのことはできる。

 エネルギーとアイディアのある方と話をしているとこちらも元気が出ます。

 牛乳美味しかったしなあ、またキャンプに行こう。

 

 

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