北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

30年前からワーケーション ~ 音更町の高野ランドスケープさん

2020-09-16 23:31:25 | Weblog

 先日の帯広出張のついでに、大学の先輩で今や世界を股にかけた造園家として知られる高野文彰さんのいる高野ランドスケーププランニングという会社を訪問しました。

 世界を股にかける造園会社の高野ランドスケープ、本社は札幌ですがもともとの会社は音更町という帯広の北にある町にある廃校になったチンネル小学校の校舎を使っていました。

 会社の社長から会長になった高野先輩御本人は今でもチンネル小学校で後進の指導に当たっています。

 高野さんは今地元音更高校で年に数回ランドスケープの講義を受け持っていて、景観や環境そして世界の情報を地元の子供たちに語り継ぐ活動をしているのです。

 廃校を活用して地域の企業活動と地域貢献につなげるということに興味があって、一度は訊ねてみたいものだと思っていましたがようやく実現しました。

 チンネル小学校はもともと小さな複式学級。その職員室は打ち合わせスペースになっていて、そこで以前釧路にいたときに釧路動物園の仕事でお世話になった方とその話で盛り上がりました。

 廊下には本がどっさり。

 でもかつては校舎だけあって、体育館や音楽室だって残っています。

 仕事でストレスがたまったら体育館でバドミントンやバスケットに興じ、音楽室は地域の演奏家たちのたまり場にもなっているそう。

 そしてひとたび窓の外を眺めればどこまでも緑の林が広がり、近くを流れる川は上流の然別湖から流れ出る然別川。

 ちなみにご本人は北大馬術部出身で、ここでもときどき馬に乗っているそう。

 都会にはない豊かさが感じられるオフィス環境、職場環境をもう30年以上前から実現している高野さん。

 リモートワークだとかワーケーションが叫ばれるようになった今日、時代がようやく30年前からワーケーションを楽しんでいた高野さんの後姿を見つけられるようになったのではないでしょうか。

 上士幌町と言い音更町と言い、北海道の地方には案外豊かです。

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