北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「名もなき家事」があれば「名もなき仕事」というのもある

2017-05-25 22:51:39 | Weblog

 

 「名もなき家事」という言葉が話題になっていました。

 原典は大和ハウス工業(株)が発表したプレスリリースに会った記事で、夫婦の間の、家事に対する意識の違いを浮き彫りにしたアンケート調査の結果です。

≪参考≫「大和ハウス工業の「家事に関する意識調査」  http://bit.ly/2qZZg18 

 アンケートの結果としては、夫婦の家事参加に対するお互いの意識のギャップだけではなく、そもそも「家事」の定義についても夫婦で異なる実態などが浮き彫りになった、とされています。

 そしてそこで注目された単語が「名もなき家事」。どこの家庭でもやっている家の仕事を30項目挙げて、それを「家事と思うかどうか」という項目で、夫が家事だと認識していない家の仕事、つまり「名もなき家事」の存在がわかった、と言うのです。

 なるほど、確かに脱いだ服をしまわないことが多いし、脱いだ靴もならべないこともあります。そうした細かいちょっとした仕事が名もなき家事で、旦那さんがしていないのを主婦がしているという実態が明らかになったのです。

 今まで少しは家のことを手伝っていたつもりですが、名もなき家事を意識して夫婦のどちらもしないような「エアポケット家事」に注意して自分でもやってみるよう心掛けたいと思います。


          ◆  

 ところで主婦が思っているほどには旦那は思っていない、ということを敷衍すると、その逆に旦那が考えているほどには主婦も旦那さんのことを考えていない、とも言えそうです。

 特に仕事となると、私なども職場の仕事をこなしていながら、まさに「名もなき仕事」が多いことに気が付きます。

 はっきりとわかりやすい、広報誌の発行、だとか意見交換の日程調整などは仕事と思えますが、使ったファイルの整理だとか、もう書ききれないほどの名もなき仕事の積み重ねの上に、目に見える仕事らしい仕事があるのだと感じます。

 だから旦那さんが日曜日にぼんやりと仕事のことを考えていることもあるのだ、と思ってほしいのです。

 作業的な仕事は就業時間が来たら今日は終わりですが、「○日後までにレポートをまとめる」というようなものは一日中頭から考えが離れないものです。つまり、だらだらとまだらに仕事のことを考えているのです。

 お仕事が休みのはずなのに、仕事のことが頭から離れない、ということがあって、その中には「名もなき仕事」があるのだと思っていただけないでしょうか。

 お互いに相手のことを思いやる心が大切ですね。

 
 

コメント
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