北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

サクラサク~明けない夜はありません

2017-05-07 23:56:56 | Weblog

 

 結論から申しましょう。昨日に続いて今日の早朝に海に出て、念願のサクラマスを釣り上げました!

 今日は朝3時に現地の友人でガイドを買ってくれたI君と合流。まずは宗谷の北側のポイントへ行きましたが、強い南西の風と波があって、昨日渡来した東海岸のポイントへ移動することに。

 結果的にはこれが功を奏しました。

 昨日案内してくれたSさんとは、とにかくポイントを見て回ろうという事で、猿払界隈のサクラマスが釣れるポイントで短時間に竿を入れて、釣れなければ次へ行くという形で短時間にポイントをリサーチして歩いたのですが、そのおかげで、今日は昨日同様東海岸の方がよさそうだ、という判断ができました。

 今日ガイドしてくれたI君は、稚内在住で、早朝に何度もサクラマス釣りをしている剛の者。今シーズンですでに20本以上釣り上げているそうです。

 東海岸へ到着すると、日の出前だというのにもう数人が竿を海に向かって投げ入れています。

 私も準備をして、勇んで何度もキャストを繰り返しましたが、なかなか魚がかかってくれません。

 

          ◆   

 

 そんななか、一度アタリらしいものがあったのですが、サケのつもりで強く竿を立てたところフックがはずれてしまいました。

 それを見ていたI君は「サクラマスはそうじゃなくて竿を寝かせるようにしてゆっくり浜に引き上げる方が良いですよ」と教えてくれました。初めてというのは、なにごとも勉強です。


 その後もキャストを繰り返しますが私にはあたりがありませんが、ガイド役のI君はすでに2本を上げてご満悦。

 

「小松さん、魚はいますよ」 そりゃいるでしょうよ。しかし私には一向に来ないのはなぜ。


   【キャストはすれど、魚の姿は見えず】

 その様子を見かねたI君は、「僕の使い古しですけど、このジグを使ってみたらどうですか」と、自分のジグ(=魚の形をしたルアー)を譲ってくれました。

 そしてこれが見事にヒット。これに替えてみた何投目かでぐっと強い引きがあって、何かがかかった感触が伝わってきました。

(きた!)と内心ドキドキしながら、教えられた通り竿を寝かせてゆっくりと獲物を引き込みます。最後は波が押し寄せるタイミングを利用して、ずずずっと引っ張り込むのですが、上がってきたのはみごとに銀色のサクラマス!

 ついに人生で初のサクラマスを釣り上げました。

 このために何十本もキャストを繰り返して、それでも釣れないことを考えると、タイミングの一言では語れない感動があります。

 今日は結局、I君が3本、私が1本と二人で4本釣りましたら、横を見ていると時を同じくして釣りをしていた人は釣れていなかったので、I君の指導よろしく、実に幸運でした。

 I君も、「いやあ、僕の一言でわざわざ来てもらうことになったので、釣れなかったらどうしようと思っていましたが、良かったー」と一緒に喜んでくれました。

 こういう釣りもあるのか、とまた一つ勉強になりました。

 昨日のSさん、今日のガイドのI君、そして事前に地域のポイントをいろいろお添えてくれた、猿払のYさんと、地元を知り尽くしたロコ・アングラーの協力で、なんとか釣り上げたサクラマス。

 新しく買った竿にもこれで魂が入り、「サクラサク!」です。何度駄目でも諦めなければ、明けない夜はありません。


   【明けない夜はない】

 宗谷の釣りリゾートを存分に味わった二日間、協力してくださった皆様に心から感謝申し上げます。

 
 
 

コメント
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