北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ダウンロード型とストリーミング型~仕事の仕方

2015-11-17 23:19:58 | Weblog

 ある会社の人たちと話をしていて、仕事の仕方が中堅と若手で異なることがとても面白く思いました。

 中堅の方は、「私は仕事をするときに、いろいろな資料を時系列でファイリングして、後任が見ても分かるように整理をしています。時間はかかりますし、ファイルの場所も採りますが、分かりやすい仕事の残し方に心掛けています」という言い方をします。
 とても真面目に感じられて、私もいいなあ、と思いました。

 すると今度は若手の方が言いました。「私はあまり書類は残していません。分からないことがあれば前任者や担当のもっと詳しい方に聞いて教えてもらいます。そもそもいろいろな制度が改変されるスピードも速くて、ちょっと昔の資料はすぐに役に立たなくなります。それよりは最新の情報とやり方に詳しい人に直接聞く方が確実で早いのだと思います」
 なるほど、これもまたもっともなやり方に聞こえます。
 
 自分だったらどちらの仕事のやり方でやるだろうか、と思っていると、その話を聞いていた同僚が面白いことを言いました。

「私は音楽を聴くのに、ストリーミングサービスを利用しているのですが最初は気に入った曲をどんどんダウンロードして曲のデータを溜めていたんです。ところがそのうちにメモリーが少なくなるわ、実は聞きたい時にはストリーミングでいつでも聴けると思うと、バカらしくなってダウンロードを止めました。今の話を聞いていて、始めの方はダウンロード型、後の方はストリーミング型の仕事の仕方なのかな、と思いました」

 どちらが良いとか悪いとかではなく、仕事の性質に合わせたやり方があるのでしょうが、自分自身もなんでもかんでも資料を保存して整理をすれば仕事をしたような気になっていないでしょうか。

 自分のやり方に固執せずに柔軟な考えを取り入れ、効率的で求められる成果をしっかり上げるためにはどのような仕事の仕方があるかを冷静に考えましょう。

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