朝5時に鼻水で目が覚めて、いくらかんでも止まらなくなりました。
午前中は本会議に際中にもかかわらずくしゃみと鼻水でグダグダです。昼休みに薬屋さんへ行って鼻炎用の薬を買ってやっと午後は落ち着きましたが、久しぶりに重症のアレルギー性鼻炎が出てしまいました。
白樺でしょうか。それにしては時期が遅いような気がしますが、釧路は寒いから今くらいの季節なのでしょうか。一度病院へ行かないとダメかな。
※ ※ ※ ※ ※
国会の菅総理への不信任決議案が否決されました。
自民党、公明党、たち日の三党が提出した不信任案に対して民主党内の小澤派が大挙して造反しそうで、今回の不信任案は『不可決の目もあり』と世間の注目を集めました。
しかし、直前の議員総会で菅総理が「一定のめどがついたら若い人に譲りたい」と演説で述べて、鳩山さんが応援だったのかなにやら発言をしたところで造反劇も収束。一部の本気の造反者を浮き彫りにしただけで全体としては『粛々と否決』されてしまったようです。
権力を自ら手放させるということはそう簡単なものではないもということが改めてわかります。後はこれからの政権運営と大震災対策を国民がどう感じるのか、でしょうか。
※ ※ ※ ※ ※
かつてのローマ帝国は今のヨーロッパ全土をほぼ帝国傘下に収めましたが、そのときの手法が有名な『分割して統治せよ(Divide and Rule)』です。
ローマ帝国では蛮族を次々にその軍隊の力で制圧して傘下に収めてゆきましたが、その際には支配した都市相互の連帯を禁じ、都市毎に応じて処遇に格差をつけました。そのことで支配都市同士が連帯することを巧みに防ぎ続けました。
また19世紀以降の欧米の植民地経営は、この「分割して統治せよ」を実に巧みに使ったことで知られています。イギリスはインドにおいて、人種や宗教、地域の差異などで処遇に差をつけ、集団をお互いに反目させあうことで宗主国への反旗を起こさせませんでした。
つまり、外からいくら攻めたてても内部の気持ちががっちりと固まっていればそうそう攻め落とすのは難しく、逆にそれほど強く攻め立てなくても内部の気持ちがバラバラであればそれに付け込まれて内部の権力闘争が激しくなり一つの国としての力を発揮することが難しくなるのです。
いつの世も、国が亡びるのは中から裏切り者が出るときと相場は決まっています。

【本当の敵はどこにいる】
※ ※ ※ ※ ※
今回の与野党の攻防では、自民公明両党は真正面から批判を繰り返して力でねじ伏せようとしましたが、結局は民主党がおかしな理屈ながら「党を割らない」という意思が発揮されて結束することとなりました。
敵がひたすら批判を繰り返すときはそれほど恐ろしくはなく、逆に批判と同時に内部の誰かを褒め始めた時の方が恐ろしいことになるもので。
敵に褒められるとついその気になってしまって、結束を乱す者が現れるもの。そうした戦略を組むことが難しかったのか、それに見合うターゲットがいなかったのかどうか。
しかし今回の野党両党はそのあたりで、「誰かとなら組めるのに」という明確な裏切り者となるターゲットを定めないままに不信任案に突入したように見えてしまいます。
怖い顔をしてくる敵はそれほど手ごわくはありません。本当に恐ろしいのは、にこにこと笑ってくる敵なのです。
午前中は本会議に際中にもかかわらずくしゃみと鼻水でグダグダです。昼休みに薬屋さんへ行って鼻炎用の薬を買ってやっと午後は落ち着きましたが、久しぶりに重症のアレルギー性鼻炎が出てしまいました。
白樺でしょうか。それにしては時期が遅いような気がしますが、釧路は寒いから今くらいの季節なのでしょうか。一度病院へ行かないとダメかな。
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国会の菅総理への不信任決議案が否決されました。
自民党、公明党、たち日の三党が提出した不信任案に対して民主党内の小澤派が大挙して造反しそうで、今回の不信任案は『不可決の目もあり』と世間の注目を集めました。
しかし、直前の議員総会で菅総理が「一定のめどがついたら若い人に譲りたい」と演説で述べて、鳩山さんが応援だったのかなにやら発言をしたところで造反劇も収束。一部の本気の造反者を浮き彫りにしただけで全体としては『粛々と否決』されてしまったようです。
権力を自ら手放させるということはそう簡単なものではないもということが改めてわかります。後はこれからの政権運営と大震災対策を国民がどう感じるのか、でしょうか。
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かつてのローマ帝国は今のヨーロッパ全土をほぼ帝国傘下に収めましたが、そのときの手法が有名な『分割して統治せよ(Divide and Rule)』です。
ローマ帝国では蛮族を次々にその軍隊の力で制圧して傘下に収めてゆきましたが、その際には支配した都市相互の連帯を禁じ、都市毎に応じて処遇に格差をつけました。そのことで支配都市同士が連帯することを巧みに防ぎ続けました。
また19世紀以降の欧米の植民地経営は、この「分割して統治せよ」を実に巧みに使ったことで知られています。イギリスはインドにおいて、人種や宗教、地域の差異などで処遇に差をつけ、集団をお互いに反目させあうことで宗主国への反旗を起こさせませんでした。
つまり、外からいくら攻めたてても内部の気持ちががっちりと固まっていればそうそう攻め落とすのは難しく、逆にそれほど強く攻め立てなくても内部の気持ちがバラバラであればそれに付け込まれて内部の権力闘争が激しくなり一つの国としての力を発揮することが難しくなるのです。
いつの世も、国が亡びるのは中から裏切り者が出るときと相場は決まっています。

【本当の敵はどこにいる】
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今回の与野党の攻防では、自民公明両党は真正面から批判を繰り返して力でねじ伏せようとしましたが、結局は民主党がおかしな理屈ながら「党を割らない」という意思が発揮されて結束することとなりました。
敵がひたすら批判を繰り返すときはそれほど恐ろしくはなく、逆に批判と同時に内部の誰かを褒め始めた時の方が恐ろしいことになるもので。
敵に褒められるとついその気になってしまって、結束を乱す者が現れるもの。そうした戦略を組むことが難しかったのか、それに見合うターゲットがいなかったのかどうか。
しかし今回の野党両党はそのあたりで、「誰かとなら組めるのに」という明確な裏切り者となるターゲットを定めないままに不信任案に突入したように見えてしまいます。
怖い顔をしてくる敵はそれほど手ごわくはありません。本当に恐ろしいのは、にこにこと笑ってくる敵なのです。