河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2724- 清教徒、イ・プリターニ、二期会、幸田、大澤、甲斐、ハオ、森内、神奈川フィル、2019.9.1

2019-09-01 22:32:29 | オペラ

2019年9月1日(日) 2:30-5:40pm みなとみらいホール

二期会シーズン・オープニング・コンサート

ベッリーニ 清教徒 (演奏会形式 字幕付き)  70-40-34

キャスト(in order of vocal appearance)
1.ブルーノ、伊藤達人(T)
2.エルヴィーラ、幸田浩子(S)
2.アルトゥーロ、大澤一彰(T)
2.リッカルド、甲斐栄次郎(Br)
2.ジョルジォ、ジョンハオ(Bs)
3.ヴァルトン、峰茂樹(Bs)
4.エンリケッタ、加藤のぞみ(Ms)

合唱、二期会合唱団
森内剛 指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団


第1幕 9-13-12-36
Int
第2幕 40
第3幕 34

二期会のシーズン・オープニング、一発公演。
プロソリスト連がコンディションポイントをここぞとばかりに揃えてきた筆舌に尽くしがたい圧巻のイ・プリターニ。コンサートスタイルが奏功してるし、指揮森内の棒が歌い手のナチュラルな呼吸を引き出している。見事なオペラ振りまくり棒が俄然決まる。悶絶のイ・プリターニ。内なる声が思わず外に出てしまいそう。

弾む開始、ホルン四重奏、合唱、主役4キャストの四重唱、ここまででもはや確定の美唱美演。光る絶唱幸田エルヴィーラ、ベリーニ青天井音域に応える大澤アルトゥール神技、甲斐リッカルド、ハオジョルジォ、パーフェクト歌唱、震えました。

10-8-6-5-4型、清教徒、流れるメロディーにホルン4本は欠かせません。リズミックな進行と滔々とあふれでる美しいラインを余すところなくプレイしつくすオケ。歌い手達がこのメロディーラインに乗り歌い尽くす。
悉く決まる二三四重唱、味わい深すぎて悶える。やる気度、安定感抜群の幸田エルヴィーラ。大澤アルトゥーロ、破天荒な1幕、それ越えの身悶え3幕デュエットに失神。
大澤アルトゥール、これいったと思いますが。

1発目→3点cis
2発目→3点d
3発目→3点d
4発目→3点f

実に素晴らしい一日でした。ありがとうございました。

イ・プリターニは昔メトでジョン・サザーランドの神技を観て全身が100万ボルトのしびれをおこす。アリベルティの日本初演も観ました。ソプラノ域の美しさもさることながら徐々にテノールの破天荒な高音域清唱にも興味が広がる。なんだか、聴く醍醐味に覚醒。
音源漁りと生オペラ漁り、ひところはまりました。今は、なんだか、自由自在に聴ける感じ。いいもんですね。
おわり