河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2023- エヴァ・マルトンはファン・ポンスのエルボーであごがはずれてもトスカを最後まで歌った、1986.10.20

2015-11-25 23:42:32 | met

今、新国立ではトスカを上演中、その初日に行きました。感想は感想として、別のことを思い出しました。昔の話しを再アップしておきます(長いです)。


1986年10月22日(水)のニューヨーク・タイムズ一面トップは二日前のメトのハプニングで彩られました。
トスカ上演中、演技が過剰になったのか、スカルピア役のファン・ポンスのエルボーでトスカ役のエヴァ・マルトンのあごがはずれてしまった。

これは10月20日(月)のことで、河童はこの日のサブスクリプションを持っておらずそれを見ることはできませんでした、残念というか。
この日、相手役のマリオのドミンゴはどうしてたのかしら、というところもありますね。
マリオ・カヴァラドッシはドミンゴ、パヴァロッティ、両方観たことありますので、ゼッフィレルリのプロダクションの面白い話しはまた別の機会に、ということで。

とりあえず、マルトンのあごの話し。

以下は拙訳です。
1は一面のヘラルド・ショーンバーグ。(拙訳)
2はインサイド・ページのドナル・ヘナハン。(拙訳)
3は河童感想です。

記事中、2幕の歌に生き恋に生きのうつ伏せ歌唱に関しての話しもでます。ソプラノのマリア・エリッツァのことですね。

エヴァ・マルトンのあご1

エヴァ・マルトンのあご2

エヴァ・マルトンのあご3

以上、記事の意訳なんですが、2006年にアップしてからいろいろとコピペいただきました。某、本にもしっかりいただかれました。
特にこだわりありませんので、
ありがとうございました。
おわり


2022- モーツァルト、pf協24、オピッツ、ブラームス4番、マリナー、N響、2015.11.25

2015-11-25 22:49:46 | コンサート・オペラ

2022- モーツァルト、pf協24、オピッツ、ブラームス4番、マリナー、N響、2015.11.25

2015年11月25日(水) 7:00pm サントリー

モーツァルト ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491  14′7′8′
  ピアノ、ゲアハルト・オピッツ
(encore)
ブラームス 幻想曲集op.116から第4番 間奏曲ホ長調  5′

Int

ブラームス 交響曲第4番ホ短調  12′10′6′10′

ネヴィル・マリナー 指揮 NHK交響楽団


1924年生まれだから91歳。昨年も2度ほど聴きました。そのときはがにまた歩きが気になりましたが、この日のマリナーは老いてますます意気軒昂という感じでした。
後半のブラームスはテンポを緩めるようなところは微塵もなく、むしろオーケストラを駆り立てていくような具合で、非常に引き締まった演奏。楽章が進むにつれてさらに筋肉質に変貌していくオケの個々のプレイヤーの気持ちの盛り上がりが良くわかるもので、古典的ブラームスの間から熱いものがにじみ出てくるような演奏でしたね。最近多いなよなよした神経質な演奏とはずいぶんと異なる。
あっというまに終わってしまいました。

前半のコンチェルトはメナヘム・プレスラーが17番を弾く予定だったものがキャンセル、オピッツが急きょ、曲を24番に変えて出演。こちらは1953年生まれで随分若い。62歳ぐらいですかね。指揮者と合わせると153歳。もし1923年生まれ92歳のプレスラーが出ていれば、183歳コンビと言う話でした。もう、こうなるとオピッツは若いというか。

オピッツのピアノはその体躯に似合わずと言っては失礼だが、音がとてもきれい。澄み切った音で、強弱や余計な熱でうならせるようなものとは異なる。音の振幅には特別な興味が無いように思えて、むしろ均質で正確な音価に注意を払いそれが身についてしまっていて、透明感と正確さは切っても切れないものだよと、そのようなプレイです。このモーツァルトはどこにいくのだろうという思いはあります。愛着を感じる演奏でした。

なかなかいい演奏会でした。
ありがとうございます。
おわり

追記
プレスラーは昔聴いたことがあるようです。この組み合わせのコンサートですからそちらのことばかり書いてプレスラーのことは書かずじまいですね。
832- マーサリス&MTT 1984.8.25 第18回モーストリー・モーツァルト・フェスティヴァル