河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2021- ショスタコーヴィッチ15番、ジョナサン・ノット、東響、2015.11.23

2015-11-23 18:56:53 | コンサート・オペラ

2015年11月23日(月) 2:00pm ミューザ川崎

リゲティ ポエム・サンフォニック、100台のメトロノームのための
(作動時間40′、1:30-2:10pm)
+連続演奏

バッハ(ストコフスキー編曲) 甘き死よ来たれBWV478  6′

+連続演奏

シュトラウス ブルレスケニ短調 20′
  ピアノ、エマニュエル・アックス
(enocre)
ブラームス ピアノのための6つの小品より、インテルメッツォop118-2 6′

Int

ショスタコーヴィッチ 交響曲第15番イ長調  8′、17′+4′、18′

ジョナサン・ノット 指揮 東京交響楽団


昨日のサントリー定期に続き、本日は川崎で聴きました。名曲全集というシリーズの一環で行うもので、そのシリーズ名にふさわしい曲が並んだと思います。曲げずに理解します。

お目当てのショスタコーヴィッチ、第1楽章はスピードアップ、終楽章はゆっくりめでしたが概ね昨日と同じ印象です。
このホールのひな壇は、1段目と2段目にウィンドグループ、3段目にブラスとパーカッション、高めの位置でブラスは昨日より、より明瞭だった気がします。そもそも弦の位置する舞台、ひな壇の無いところですね、そこの位置が非常に低いホールのつくりで、客席と何十センチぐらいしか高さが違わない。1階席はオケと一体感あり過ぎで自分がプレイしているような錯覚に陥る。ので、後半は2階席空席に移動。8分の入りと言ったところか。ちょっと思い出しましたが、この日のパンフレットにアンケートがはいっていましたが、座った席の記入欄ありましたね。移動したのでチケットの席を書いておきました。

この曲はいろんなインストゥルメントのソロが多い。東響のプリンシパルの方々みなさん腕達者で感心しますね。これだけの腕前が揃っているから、この曲の説得力も倍加する。特に第2楽章のホールを揺るがすようなチェロソロにはびっくりしました。昨日のサントリーよりもよく鳴りました。
各プリンシパルと指揮者の呼吸がシンクロしているのではないかと思えるぐらい一致していて、ノットの思っていることがパーフェクトに伝わり表現されている。トップからパートプレイヤーにもいい具合に呼吸が伝わっていると感じます。
この究極の彫琢の美学作品が、なにか自然に出来上がったもの、自然美のように見えてくるから驚き。パーフェクトな作品にはパーフェクトなスキルが何も言わずともついてくる。
またアンサンブルも例えば第1楽章からある4拍子と3連符が同時進行するフレーズ、これひとつとってもクリアなサウンドにうなる。
まぁ、個人的にはこれをセッション録音して、英字の文面のライナーノート付けて世界に発売してほしい。もう一つ言うと、2枚組にして、リゲティ約40分かかったメトロノーム音からバッハ、シュトラウス、これも収録してしまう。それで世界販売したら話題になると思いますね。メトロノームに癒される人達、続出!みたいな話になるかもしれない。

曲については、昨日のブログをご覧ください。
2020- ショスタコーヴィッチ15番、ジョナサン・ノット、東響、2015.11.22


今日も素晴らしい演奏会ありがとうございました。
おわり