くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「放課後の厨房男子 進路篇」秋川滝美

2017-04-10 05:26:14 | 文芸・エンターテイメント
 新入生歓迎会の点心があまりにもおいしそうだったので、今日の夕食は春巻きです!
 「放課後の厨房男子 進路篇」(幻冬舎)。三年生引退後、部長を引き継いだ大地は、個性的な一年生二人にからかわれつつ部活にいそしみます。
 でもねぇ、先輩たちはなかなか勉強にシフトチェンジできず、毎日調理実習室に現れるのです。そして、ミコちゃん先生に説教されるのです。
 これは引退セレモニーをきちんとするべきなのでは?
 文化祭で華々しく引退、ということができなかった(弁当コンクールと弁論大会に参加したからね)ので、区切りをつけたほうがいいという先生の提案で、翔平がコンクールで作った弁当を作ってもらうことにしたのです。(ありていにいえば、ミコちゃんも食べたいのですね)
 小麦粉教信者の一年生不知火がデザートを、大地ともう一人の一年生優也が汁物を作り、おいしく幕を閉じました。

 そんな感じで、包丁部の様々なイベントが描かれるのです。
 点心を思いついたのは、翔平の肉まんを食べたこともあるのですが、例年の豚汁だと調理実習室に引き込めないから。一緒に作ることによってこそ、包丁部のよさが伝わるのではないか?
 というわけで、新入生勧誘に向けて蒸籠を準備したり、ワゴンを借りたりと大忙し。
 
 今回は金森くんがバレー部から転部してきたこともいろいろとアクセントになっていておもしろく読みました。
 いちばんおいしそうなのは、やっぱり前巻のスコーンのような気がシます。

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