はー、始めはこういうラストだとは思っていませんでしたのよ。若干ひっかかるところはあったのですけどね。
大崎梢「スノーフレーク」(角川書店)です。買ってから読みきるまでに時間がかかってしまいました。未読箱ならぬ「未読袋」に入れっぱなしで。
たいへん吸引力があり、さくさく読めます。主人公真乃が亡くなった幼なじみ「遠藤速人」にこだわり続ける思い。
一家心中の犠牲になった彼は、実は生きているのでは?
速人によく似た従兄の勇麻が現れたことで、真乃の生活は急展開し……。
冷静にストーリーを振り返ると、結構シビアなところがあるんです。勇麻が直面した事件とか。でも、大崎さんのタッチは、ふわふわとやさしく繊細です。
だから、ついだまされてしまうんですよねー。前半、「メロドラマになるのかしら」と思いながら読んでいました。
よく読み返してみると、ミスリードを誘うような表記があちらこちらにあって、ちょっとわざとらしいくらいかなと思うほどです(笑)
たとえば、亨との関係とか。なぜ、後ろめたいと思う気持ちが払拭されたのに、このラストなのか……。
いや、いいラストシーンですよ。でもどこかに違和感のようなものが残る。そんな気がします。
真乃は、勇麻に告白されたことを確かに喜んでいますよね。そのとき彼の様子は「大好きな風貌」と描写されている。告白なら亨からもされてるじゃん。と思ったわたしは意地が悪いのでしょうね。
でも、謎を追い掛けていく真乃の一途さ、スピーディーな話の展開、おもしろかったです。雨降る駐車場で、ついつい読みふけってしまいました。早く家に帰れよわたし。
だって目が離せないんだもん。
スノーフレークのメッセージ、真乃の心に届いていくのが、素敵だなと思いました。
大崎梢「スノーフレーク」(角川書店)です。買ってから読みきるまでに時間がかかってしまいました。未読箱ならぬ「未読袋」に入れっぱなしで。
たいへん吸引力があり、さくさく読めます。主人公真乃が亡くなった幼なじみ「遠藤速人」にこだわり続ける思い。
一家心中の犠牲になった彼は、実は生きているのでは?
速人によく似た従兄の勇麻が現れたことで、真乃の生活は急展開し……。
冷静にストーリーを振り返ると、結構シビアなところがあるんです。勇麻が直面した事件とか。でも、大崎さんのタッチは、ふわふわとやさしく繊細です。
だから、ついだまされてしまうんですよねー。前半、「メロドラマになるのかしら」と思いながら読んでいました。
よく読み返してみると、ミスリードを誘うような表記があちらこちらにあって、ちょっとわざとらしいくらいかなと思うほどです(笑)
たとえば、亨との関係とか。なぜ、後ろめたいと思う気持ちが払拭されたのに、このラストなのか……。
いや、いいラストシーンですよ。でもどこかに違和感のようなものが残る。そんな気がします。
真乃は、勇麻に告白されたことを確かに喜んでいますよね。そのとき彼の様子は「大好きな風貌」と描写されている。告白なら亨からもされてるじゃん。と思ったわたしは意地が悪いのでしょうね。
でも、謎を追い掛けていく真乃の一途さ、スピーディーな話の展開、おもしろかったです。雨降る駐車場で、ついつい読みふけってしまいました。早く家に帰れよわたし。
だって目が離せないんだもん。
スノーフレークのメッセージ、真乃の心に届いていくのが、素敵だなと思いました。
ストーリーは面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。今日の朝は、「虎に翼」の第113回を見ました。