みなと菫さんの新作「龍にたずねよ」(講談社)、買いました。娘の読書感想文にどうかな、と思って。
結論からいうと、読書感想文向きのストーリーではないので、娘には読ませていません。いませんが、わたしはおもしろくて一気に読みました。
おてんばで知られる青海領の八姫は、隣国萩生の領主のもとに人質に向かうことになりました。
境界の山で「狐のゴンザ」と呼ばれる若い男(権三郎)と出会い、これから先は命がけの戦いになると予言されます。
権三郎は、先の領主「おじじ様」の使用人。周囲の意地悪にめげそうな八姫に不思議な術を見せて慰めてくれます。
そんな中、好戦的な羽田軍が攻めてくることが分かり……。
八姫の明るさと素直さ、神様なのにちょっと不器用な権三郎、二人を優しく見守る「おじじ様」、八姫の父や兄、と魅力的なキャラクターも素敵です。
龍と出会ったからといって、その力で戦に勝てるわけではないし、自滅してしまった領主たちがいない状態でこれからどうなるかはわからないのですが、未来を思う彼らのまっすぐさが、やっぱりいいなぁと思うのでした。
結論からいうと、読書感想文向きのストーリーではないので、娘には読ませていません。いませんが、わたしはおもしろくて一気に読みました。
おてんばで知られる青海領の八姫は、隣国萩生の領主のもとに人質に向かうことになりました。
境界の山で「狐のゴンザ」と呼ばれる若い男(権三郎)と出会い、これから先は命がけの戦いになると予言されます。
権三郎は、先の領主「おじじ様」の使用人。周囲の意地悪にめげそうな八姫に不思議な術を見せて慰めてくれます。
そんな中、好戦的な羽田軍が攻めてくることが分かり……。
八姫の明るさと素直さ、神様なのにちょっと不器用な権三郎、二人を優しく見守る「おじじ様」、八姫の父や兄、と魅力的なキャラクターも素敵です。
龍と出会ったからといって、その力で戦に勝てるわけではないし、自滅してしまった領主たちがいない状態でこれからどうなるかはわからないのですが、未来を思う彼らのまっすぐさが、やっぱりいいなぁと思うのでした。
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