草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

台湾軍の最後の切り札は三峡ダムへのロケット攻撃だ

2024年05月24日 | 自衛隊
 台湾軍は悲壮な覚悟で中国軍と対峙している。6月初旬にも台湾への武力侵攻があるのでは、との憶測が飛び交っている。これに対して、台湾軍は「長江中流域の湖北省宜昌市三斗坪にある長江の三峡ダムをロケットで破壊する」と公言している。
 これは日本でも検討されるべきであり、核兵器を装備する時間がない今の段階では、重要な選択肢なのである。日本の生命線であるシーラインは台湾に隣接している。中国の手に台湾が落ちれば、生殺与奪の権を独裁全体主義国家が持つことになる。
 それを阻止するためには、台湾軍と同じことを考えるしかない。長江の下流には3億人は暮らしている。経済的なダメージは中国全体に及ぶことになるはずだ。
 中国の核の脅しには、それしか当面の対抗措置はないのである。12式地対艦誘導弾改良型のスタンドオフミサイルの配備は、早くても2027年の予定である。現状では航空機による空爆しかできない。それこそ特攻隊レベルの決死行であるが、その覚悟が日本人にあることが分かれば、中国とて手が出せないのである。
 米国の核の傘が頼りにならないのはいうまでもない。我が国は急げば5カ月で核武装ができるとしても、もはやそれも間に合わない。最小限の武器で相手に致命傷を与える。少年ダビデがゴリアデを石投げの一撃で倒したように、私たちはいざという時のために備えなければならないのである。

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