草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民主党政権打倒のために自民党は新保守主義の旗を掲げよ!

2012年07月27日 | 政局

 すでに瓦解してしまっている民主党政権が、延命のために国政を弄んでいるのは、国民にとってこの上なく不幸なことだ。参議院の社会保障と税の一体改革特別委員会で、自民党が採決の前提となる中央公聴会を31日に開催しようとしたらば、民主党がそれを拒否したというのだから、何をか言わんやである。政治生命を賭けると公言しておきながら、野田佳彦首相はまたまた国民を騙したのだ。しかし、自民党も頼りない。どうして西田昌司や森雅子を前面に立てて、論戦を挑まないのだろう。質問者が及び腰で、手加減を加えてしまったならば、国民にアピールできないではないか。谷垣禎一総裁には、民主党政権を追い込むという気概が、どうしても感じられない。さらに、経済政策についても、国土強靭化基本法案の周知徹底を図るために、一大国民運動を展開すべきだろう。それもしないで、政権が転がりこんでくるわけがない。そして、新自由主義に対して、自民党は新保守主義の旗を掲げるべきだと思う。新古典派でもある新自由主義では、「人間は合理的であり、消費者は所得の制約のもとで消費から得られる満足を最大化し、企業家は技術の制約のもと利潤を最大化しようとする」(松原隆一郎著『経済思想』)というのが前提になっているが、構造改革はリストラをともなうのであり、結果的に消費者は将来に不安を抱くことになり、公式通りにはいかないのだ。民主党政権を解散・総選挙に追い込むのは、妥協ではなくて、新保守主義の旗を高く掲げることなのである。


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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ishikawa)
2012-07-27 07:36:33
市場経済を統制しようとする官僚や日銀や財務省のいいなりになる信念のない政治家ではだめだな。
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Unknown (少数派の時代か?)
2012-07-27 14:58:02
谷垣・財務官僚派は、党を超えて大をなそうと野合しているが、それよりも村八分にされている政治集団のほうが将来性がありそうだ。

ただ、社民党・共産党は20世紀の固定観念を繰り返すばかりなので、使い物にならない。
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